第93回:2011年12月3日 現場を引き出すファシリテーション 〜知る、つなげる、生まれる〜九州支部

開催趣旨

誰もが必ずお世話になる、医療や介護、福祉の分野。
様々な社会保障制度と、多様なステークホルダーの関わる現場。

医療や介護、福祉の幅広い分野より話題提供者に参加してもらい、現場では、果たして今何が起こっているのかをリアルに話題提供してもらう。
参加者一人ひとりが、ファシリテーターとして話題提供者と関わり、3つのステップで、現場へのファシリテーションの適用の可能性について探る。

■ステップ1 <知る>

現場で何が起こっているのか、どう向き合っているのか、そしてどうなろうと奮闘しているのか、話題提供者の方から情報を引き出しながら、整理をする。

■ステップ2 <つなげる>

引き出した現場の実態を、話題提供者の目線を通じて、またファシリテーターの観点からつなげる。

■ステップ3 <生まれる>

ファシリテーションは、果たしてどのような関わり方が出来るのか、話題提供者は、ファシリテーションのある場をどのように感じたのか。そして、お互いがつながることで何が生まれるのか。
その可能性を探る。  

担当者

伊勢敬さん
梅原達巳さん
田邊大三さん
松泰典さん(いずれも会員)

参加者数(会員)

15名

一般・見学者数

9名

日時

2011年12月3日(土)13:30〜17:30

会場

西日本総合展示場新館3F 303,304号室(北九州市小倉北区浅野3丁目8−1)

プログラム

13:30 オリエンテーション

  • 支部イベント報告
  • 全国運営スタッフ交流会報告

13:40

○話題提供者の紹介

  • 川添 真吾さん(精神科医)
  • 津坂 咲江さん(行橋市役所 生活保護担当保健師)
  • 平山 よし子さん(社会福祉法人 北九州市手をつなぐ育成会)
  • 松本 直生さん(直方市役所 高齢者福祉担当)


○グループ分け
・テーブルファシリテーター(TF)を募集
田坂さん、平山さん、松崎さん、田邊さん(いずれも会員)
・各グループがTF+会員+非会員+話題提供者となるようにした。

○アイスブレイク 福祉分野のトリビア情報


Q:OECD加盟の30カ国の中で、人口1,000人当たりの医師の数は、日本は何番目か
A:2.2人で30カ国中27番目という低さ

Q:歳出に占める生活保護費の割合が高い市の上位10位に福岡県の市はいくつはいっているか
A:3市

Q:日本を人口100人の国に例えると、障害者は何人か
A:5.8人

14:00〜

【ステップ1:知る】

現場では「どんなことが起こっているのか、 どう向き合っているのか、 そして、どうなりたいと思っているのか」を、話題提供者を中心にその想いを話してもらった。
ファシリテーターを中心に、FAJ会員は場の関心や話題提供者の想いなどをうまく感じ取りながら、想いを引き出し、模造紙へと書き出し、見える化していった。

15:00〜

【バザール 兼 休憩】

一旦時間を区切り、長い休憩に入る。
この間、他の卓でどのような見える化がなされているのか、自由に見て回ってもらった。

15:30〜

【ステップ2:つなぐ】

  • 話題提供者によるラウンドテーブル TF:松崎さん
  • OSTのテーマ出し

ラウンド3で話し続けたいことをA4に書きだした。

16:20〜

【ステップ3:生まれる】

話し続けたいことを掲げて、自発的にグループを組んだ。

17:30 終了

振り返り

  • 話題提供者の方との相互のお話はとても面白かった。
  • ファシリテーション的な観点からは少し突っ込み切れなかった。
  • 各ステップの趣旨の説明をもう少し丁寧にする必要があった。
  • OSTの所が、十分な説明がなかったため、中途半端な時間になった。