第52回:2008年8月2日 研修と現場はつながっているのか?九州支部

FAJ九州支部 8月定例会報告

■タイトル『研修と現場はつながっているのか?』
〜「企業研修」の現場からのつぶやき・・・〜
■担当    久家さん、高見さん、大宝さん
■日時   2008年8月2日(土) 13時〜17時30分
■場所   オクターブビル5階会議室
■配置   イスのみの扇形
■今日の目的  
研修の受講者、企画者、講師等々それぞれの立場のつぶやきをもとに、ファシリ
テーションの領域から、人や組織が育つことを考える。

【 報告 】
13:00〜
オリエンテーション(平山さん)
  FAJや定例会の趣旨と目的をおさらい
  初参加の方の自己紹介

13:15〜
オープニング(高見さん)
  本日のテーマ選択の理由を説明。
  FAJの定例会には、「研修」にかかわりのある人がたくさん参加されている。
  ファシリテーションと、研修と、現場がどんな風につながっていて、そこに
  携わる皆さんが、どんな悩みや疑問を持っているのかを共有していきたい。
  また、そこから何か工夫できそうだなと思うことを持ち帰って欲しい。

  ちなみに本日の参加者は・・・・
  研修を企画する立場の方 →11名
  研修を受講する立場の方 →15名
  研修で講師をする立場の方→15名 
  (複数回答あり)

13:30〜
  グループワーク1(大宝さん)
  「自分の研修についての悩み度を0〜10までの数字で表して、名札に貼る。
  そして、6人程度のグループで自己紹介と、悩み度の理由をお話しする。」
13:45〜
  共有1 〜パネルディスカッション風に〜 (高見さん)
  悩み度が高い人4名に前に出てきてもらい、内容を紹介してもらう。
  4名の悩みの中から「モチベーション」「研修効果の持続」というキーワード
  を抜き出し、「受講者の参加意欲を高めたり、研修効果を出すために何かして
  いることはないか」「研修は、現場での効果や成果につながっていると思うか」
  を質問。

14:10〜
  グループワーク2
  グループワーク1で出された悩みの中から、今日深めていきたいテーマを選び、
  紙に書き出して、掲示板に貼り出す。(1グループ3個以内)
  なお、掲示板に貼るときは、近い内容のものを近くに貼ること。
  できたグループから休憩。

15:00〜
  グループワーク3 (久家さん)
  掲示板に貼り出された悩みのなかから、興味のあるものを選び、そのテーマで
  話したいという仲間同士グループを作って話し合う。
  なお、他のグループのテーマも興味がある!という人は、途中自由にグループ
  を移ってよい。
     
16:15〜
  共有2
  テーマごとに、グループで話し合った内容を全体で共有する。(1グループ3分)

  ☆テーマの一例☆
  「参加者全体を引き込むには」
  「モチベーションが低い人へのアプローチ」
  「研修の成果とは」
  「研修は必要か?」     等々

■□■ 感想 ■□■
 「研修」。誰しも、そしてFAJ定例会に参加している皆さんは特に、関心の深いテー
マだったのではないでしょうか。研修企画、研修講師、研修受講者とそれぞれ立場は違
えども、普段からなんとなく感じていた「もやもや」を正面切って話してみようという
試みで、各グループとも、思わず「あるある!」「そうなんですよ〜!」という声が上
がるほどの真剣な議論が行われていました。それだけ、みなさんが各地で悩んでいる普
遍的なテーマなのだと思います。

私は、ダントツの「悩み度10」をご披露し、すっかりみなさんの驚きと同情を買って
しまったようですが、真正面から研修について考え、共有する機会を頂き、正直とても
すっきりしました。

明確な答えが出るわけでは決してないのですが、何が問題で、どうして悩んでいるのか
を真剣に話し合えたこと自体が8月度定例会の大きな意義だったと感じています。

9月頭には、早速研修企画&講師の機会があり、どんな風に組み立てようか今からわく
わくしています。研修を「もやもや」→「わくわく」に変えて下さったみなさんに感謝

これからも定例会が、参加者の皆さんそれぞれの悩みを大きな輪に紡ぎ、解決に導く素
晴らしいきっかけの場であり続けますように。

議事録  片岡 典子