新潟サロン主催上越市開催WS3回目レポート
■ 開催概要
〇テーマ:発散や収束のフレームワークを使ってみよっさ
〇設定の理由
・フレームワークという引き出しの中の数を増やすことで、ファシリテーターとしての打ち手を拡げたい
〇ゴール
・対話のテーマの工夫と、「ブレインライティング」「親和図法」の使い方を理解する
・体験したことが使えそうな場面で、使ってみたくなる
〇日時:令和5年11月23日(木・祝)14:30~16:30
〇会場:高田城址公園オーレンプラザ
〇参加者:6名
〇メインファシリテーター:田村 雅人(tama)
■ ワークショップの概要
〇新潟サロンの紹介とメインファシリテーターの自己紹介
〇注意事項の説明と依頼
〇テーマと設定理由、ゴールの説明
〇本日のお品書き(タイムテーブルの説明)
〇グランドルールの共有
・思いや考えを進んで伝えよう
・相手目線で、話を最後まできこう+イイね!
・自ら「場」をあたためよう
〇アイスブレイク
※A4用紙横、十字に四分割して記入→各グループ内で紹介
・お名前?or今日呼ばれたいお名前は?
・所属は?orどちらから?
・「これ」から連想するモノは?(三つ答えてください)
※「これ」...黒く細長い円筒の保温ボトル
・このワークが終わっていたら、どうなっていたいですか?
〇情報提供
・ファシリテーションとは
・フレームワークの紹介:KPT(KPTA)とSWOT分析
・共有→発散→収束→決定
★発散の場面で「ブレインライティング」
★収束の場円で「親和図法」
〇ペアワーク
問い:「ダイエットする目的は、何だと想像しますか。」 三人で、1分間で、3つ以上だしてください。
・A6用紙に一つの内容を記入
・1分経ったら、記入したA6用紙を自テーブルに置き、他テーブルの内容を確認
〇ワーク1
問い:「6か月で10kgのダイエットをしたい。具体的にどのようなことを行いますか。」 【ブレインライティング】の手法を用い、アイディアを絞り出してください。
※各自に、「問い」を記入したB4用紙、正方形の付せん20枚、プロッキー(細字)を準備
・【ブレインライティング】のベースの説明
ベース①:「質より量」 ※無理やり絞り出す
ベース②:アイディアは「のっかる」「つなげる」OK
※アイスブレイクでの「連想」活用
ベース③:すべてのアイディアに、笑顔でイイね!
・【ブレインライティング】の手順の説明
手順1:1分間に、テーマに対するアイディアを3つだし、一つのアイディアを1枚の付せんに箇条書きする(3枚作成)
手順2:3枚の付せんをB4用紙に3枚横に並べて貼る
手順3:合図とともにその用紙を隣のメンバーに渡す
手順4:各自30秒でその内容を黙読し、次のアイディアを3つ考える
手順5:グループ内で顔を見合わせ、笑顔で「イイね!」アクション
手順1~手順5を4回実施
〇ワーク2
問い:「6か月で10kgのダイエットをしたい。具体的にどのようなことを行いますか。」 チームででたアイディアを、【親和図法】の手法を用い、まとめてください。
・【親和図法】の手順
手順1:「テーマ」「解決策」「付せん」を記入した次のような表を作成し、テーマ(問い)を記入
※今回の解決策のグルーピングは最大6つを想定(最大8つ準備すべき)
テーマ(問い) |
||||||
解決策 | ||||||
付せん |
手順2:ワーク1で作成した付せんをグループ分けし、同じグループの付せんの同じ枠に貼る +アイディアが降りてきたら新たな付せんOK
手順3:グループ分けした付せんをそれぞれまとめ、今回のテーマ(問い)の解決策として文章表現し、新たな付せんに記述し「解決策」の枠に貼る
※評価を受ける文章表現を意識
〇ワーク3
・解決策の評価として、今回は、青丸シールを「取り組みやすい」、赤丸シールを「効果が大きい」として、各自2枚ずつもち、解決策の付せんに貼る
・青丸と赤丸のついた付せんを、「取り組みやすい・取り組みにくい」「効果が大きい・効果が小さい」の2軸のグラフに貼る
〇振返り
・本日のゴールとアイスブレイク④で各自が記入した内容の到達度の確認
・本日のワークでの気づきや感想等をシートに記入
・グループ内で紹介、対話
■ 参会された皆様の主なご意見(終了後のアンケート結果から)
〇満足の様子
「とても不満 不満 やや不満 普通 やや満足 満足 とても満足」から選択 → 満足...1名、とても満足...5名
〇質問「参加してよかったことなどをお書きください」
・フレームワークについての講座を受けたことがなかったので、使い方で実際のワークで学ぶことができて良かったです。
・知らなかったフレームワークを知れました。仕事の中で使えそう、使ってみたい。
・グループで、温かい場で、人と話して、うれしい、楽しい、元気になれた、...です。
・ブレインライティングと親和図法を実際に経験でき、体験できた事がよかったです。
・チームワークで、話し合いやすく工夫できた、良かった。
・UDトークの配慮ができ、うまく出来ました。特に、親和図法の手法が楽しかった。
・意見の出し方、整理の仕方が分かりやすく、実践できた 。
・ブレインライティング、親和図法の入口(方法の気づき)に入れた。
〇質問「参加してわかりにくかったことなどをお書きください」
・今回は時間の制約もあり、「こんなやり方、技術があるんだなぁ」レベルで良いと思います。
・特になし 2時間の短時間で参加もしやすかった。でも、内容が濃かった。
・模造紙の写真撮影を忘れていましました 。
〇今度の活用
「活かせようにない 余り活かせそうにない やや活かせそう 活かせそう」から選択 → やや活かせそう...1名、活かせそう...5名
■ メインファシリテーターの雑感
・当初の開催予定日を急遽変更して実施したにもかかわらず、ご参会いただき感謝。加えて、参会者の皆様にワークショップの運営にご協力いただき、重ねて感謝です。
・ブレインライティングと親和図法は、比較的短時間でアイディアをだし、アイディアをまとめる際には有効な手段と今回のワークを通して改めて感じました。
・予定した内容はブレインライティングからの親和図法でしたが、アイディアを行動につなげるために、時間があったことを踏まえ、バタフライテストとペイオフマトリックスを体験いただきました。
<会場風景>