FAJ新潟サロン主催上越市開催ワークショップ2回目の報告
■開催概要
〇テーマ
「場」をあたためよっさ! ※上越地方の方言「あたためよう」の意味
~ 対話を活性化するため、先ずは「場」をあたためませんか ~
〇ゴール
・「場」をああためるよさと方法をわかる
・体験したことが使えそうな場面で、使ってみたくなる
〇日時:令和5年8月26日(土)13:20~15:40
〇会場:高田城址公園オーレンプラザ
〇参加者:5名
〇メインファシリテーター:田村 雅人(tama)
■ワークショップの概要
〇新潟サロンの紹介とメインファシリテーターの自己紹介
〇留意事項の説明と依頼
〇テーマと設定理由、ゴールの説明
〇本日のお品書き
〇グランドルールの共有
・自らの思いや考えを伝えよう
・相手目線で、話を最後まできこう
・いったん相手の話を受け入れよう
〇アイスブレイク ※A4用紙横、十字に四分割して記入→各グループ内で紹介
・お名前?or今日呼ばれたいお名前は?
・所属は?orどちらから?
・あなたが居心地のよいと思う場所はどこですか?
・このワークが終わっていたら、どうなっていたいですか?
〇情報提供
・ファシリテーション、ファシリテーターの役割 など
〇ペアワーク
問い:「こんな会議や話合いでは意見やアイディアはいえない!」具体的に何が原因だと思いますか?二人(三人)で、3分間に5つ以上だしてください。
・A5用紙に一つの内容を記入
・A5用紙を掲示(異なる内容は横に並べ、同じような内容はたてに並べて貼る)
・内容の確認
〇情報提供
・会議・話合いでの場づくり、組織での心理的安全性
・「場」づくりに心理的安全性を加味、「場」をあたためよう
〇ワーク1
問い:「場」をあたためるため、ファシリテーターの立場や参会者の立場で、始まる前、会議中、終了後で、できることは何ですか?具体的に、できるだけ多くあげてください。(20分間)
・役割分担(ファシリテーター、グラフッカー、タイムキーパー)を決め、ファシリテーター を中心にこの20分間のグループワークをどのように進めるかをグループ内で相談(5分間)
・意見を模造紙に記入し、まとめる
・掲示されているペアワークの内容から、模造紙の内容を振り返る
〇情報提供
・「場」をあたためる工夫、「足場の問い」の説明 ※アイスブレイク質問③を活用
〇ワーク2
問い:「謙信公祭」の参加者を増やすためには、謙信公祭実行委員会は何ができると思いますか?
あなたは、このテーマ(問い)で話し合うように依頼されたファシリテーターです。このテーマ(問い)で話し合う前に、どのようなテーマ(問い)で話し合うと、「場」があたたまると考えますか。話し合うテーマ(問い)を具体的に3つ作成してください。(20分間)
・それぞれ事前に話し合うテーマ(問い)を考え、模造紙に記述
・終了後、バラフライテスト実施
・一人2枚シールを持参し、特に「場」があたたまると思うテーマ(問い)にシールを貼る
・シール数が一番多いテーマ(問い)を全員で確認
→ 「謙信役で集客力のある人を考えてください」
〇振り返り
・プリントに、「W...わかったこと 気づいたこと」「M...モヤモヤなこと もっと知りたいこと」「y...やれそうなこと やりたいこと」を記入
・WとMとYから一つ選択し、全員に紹介
・本日のゴールの達成度合いとアイスブレイク④でかいた内容の達成度合いを各自確認
〇連絡
■参会された皆様の主なご意見(終了後のアンケート結果から)
〇満足の様子
「とても不満 不満 やや不満 普通 やや満足 満足 とても満足」から選択
→ 満足...3名、とても満足...2名
〇質問「参加してよかったことなどをお書きください」
・ワークが多く、難しかったですが、とても充実した時間でした。
・前回よりワークショップの説明がわかりやすかった。
・ワークショップがつまっていなかったので、時間にゆとりがあって良かった。
・「心理的安全性」「問いの方法」というKey Wordを拾えた。
・何度も学んだテーマだったが、新鮮で新たな気づきがありました。
・場づくりのために心理的安全性が大事なコト。
〇質問「参加してわかりにくかったことなどをお書きください」
・少し、もりだくさんだったかもしれない。
・難しい言葉、次のスライドや場面につなげる場合の補足説明は、こまかい方がいいと思った 。
〇今後の活用
「活かせようにない 余り活かせそうにない やや活かせそう 活かせそう」から選択
→ やや活かせそう...3名、活かせそう...2名
■メインファシリテーターの雑感
・あたためる「場」は様々。会議ファシリテーションを想定していたが、明確に示さなかった ため、誤解を生じたかもしれなかった。ファシリテーションを発揮する場が多岐にわたっているの で、ワークショップ主催者は、どの場でのファシリテーションを想定しているのかを明示する必要があることを実感した。加えて、参会者の皆様の理解を促進するため、今以上に丁寧な説明が必要である。
・参会者の皆様の主体的な活動で、ワークショップでの「場」があたたまり、対話が活性化・相互作用が増した。参会者の言動が「場」をあたためる重要な要素であることを改めて感じた。
・グループで対話しその結果を振り返るには、2グループ以上が必要であり、次回以降も集客に努めたい。
<例会風景>