新潟サロンFanii 発足記念2010.4月 第1回例会報告『会議の極意Part.1』新潟サロン

------------------------------------------------------------------
新潟サロン発足記念 第1回例会(2010年4月)
------------------------------------------------------------------
会議の極意Part1
〜堂々めぐり 尻切れトンボ 迷走しまくり そんな会議から抜け出しませんか?〜

■日 時:2010年4月25日(土) 13:30〜18:00
■場 所:アルザにいがた(新潟市万代市民会館)
■ファシリテーター:田中裕輔
■担当運営委員:4月例会チーム(加藤久幸、田中裕輔、三井田隆、山田まり子)
■参加者:25名(会員6名、非会員19名)(4月例会チーム含む。)
(民間企業、自営業(士業含む)、医療・福祉関係、NPO・市民団体、公的団体、公務員) 今回は、新規7名の参加がありました。
■目 的:
・ファシリテーション4つのスキルのうち「場のデザイン」について学ぶ。
・堂々めぐり、尻切れトンボ、迷走しまくりの会議から抜け出すヒントが「場のデザイン」にあることを理解する。
・2つのワークを通じて、場のデザイン5つの要素に気づいてもらい、それぞれの活動分野で実践を促す。
■内 容
1 場の設定/受付(13:00)
・グループ分けのために、4つの島を設営(1テーブル5〜6人。4月例会チームは入らない。)
・受付で選んでもらった飴玉の色でグループ分け。(甘い関係)
・会場を間違えたなどの理由で遅れた方も3人ほどいましたが、ワークには支障がない範囲。
2 オープニング(13:30〜13:45)
○加藤世話人「新潟サロン発足」のあいさつ
・Fanii(ファニー)は、日本ファシリテーション協会新潟サロンの愛称です。
・人と組織がイキイキわくわくする新潟をつくります!
・ファシリテーションを通じた仲間づくり、情報交換、体験の場のキーステーションです。
・多様性を認め合い継続的にお互いを高め合おう!
○今日の例会の進め方(グランドルール、スケジュールを含む。)の説明
・2つのテーマについて議論をしてもらうこと。(各グループとも同じ課題設定)
・会議を進める枠組みは一切なし。
・議論と発表、振返りの中から考えていく場であること。→体験を通して考え、気づき、理解する。
・最後には今日の意図についてレクチャーがあること。
・テーマ設定はビジネス系だが、他の分野でもイメージしやすい内容にしてあること。
・模造紙と付箋は自由に使って構わないこと。
3 アイスブレイク(13:45〜14:10)
・「チェックイン(自己紹介)」:参加者全員が一重円になって、1人30秒以内→「名前」「仕事」「参加動機」→ちょっと緊張気味から次第に和やかに。
・「インプロ」: 2〜3人で会話。相手が言ったことに対して、追加でアイデアを加えていくアクティビティ(その逆も)→一気に賑やかに。
4 ワーク1(14:10〜15:10)
○会議の議題シートを配る。
・イベント会社の企画会議。
・依頼案件は、結婚式の二次会を企画する。
・結婚相談所で出会った年の差20歳の2人が、障害を乗り越えてのゴールインなので楽しい企画を。
・新郎新婦のプロフィール、集まるお客様の範囲を提示。
○グループごとに会議を進める。(20分間)
・最初は議題シートを読み込むグループ、どんどんファシグラを始めるグループなど様々。
・どのグループも進行役だけは決めて取りかかる。
○グループの企画内容の発表
・各グループとも、新郎、新婦の趣味や仕事を意識したもので企画の内容に大きな差異はなかった。しかし、完成度には違いがあった。
・新郎、新婦の年の差へのこだわり、楽しいというイメージの共有が難しかったことがうかがえた。
○グループの振返り(20分間)
・企画内容の評価をする場ではないこと。
・上手く会議が進んだのか?そうでなかったのか?
・その原因を考えて、会議を上手く進めるために必要なこと2つに絞る。
○グループの振返り結果を発表
・上手くいったポイント→決定のプロセス(大枠から詳細へ落し込めた。5W1Hを明確にした)。進行役の役割。メンバーの雰囲気。
・妨げとなったポイント→ゴール(何をどこまで)の設定が明らかでなかった。二次会のイメージが共有できなかった。
5 休憩(15:10〜15:20)
6 メンバーチェンジ/アイスブレイク(15:20〜15:30)
・各グループのメンバーのうち3人は、他の3つのグループに1人ずつ移動。
・「勝てるかな、負けるかな(後だしジャンケン)」:2人組で全員同時にかけ声をかけて行う。→勝つのはスムースだが、負けるのはまるで駄目。笑いと歓声で大変な盛り上がり。
7 ワーク2(15:30〜16:30)
○会議の議題シートを配る。
・地方都市のシティーホテルの従業員。
・夏のビアガーデン企画を立てるためアンケートを実施することに。
・アンケート用紙(A3版1枚)を作成(実施方法も決める)。
・昨年の売り上げは、市内でダントツ1位であった。
・昨年の利用者の名簿あり、それ以外の方法も可とする。
・昨年の価格帯、メニュー、客層、PR方法、イベント開催などの情報を提示。
○グループごとに会議を進める。(30分間)
・ワーク1での反省を意識して進めているせいか、ワーク1に比べて静かに進行。
・グループごとに多少の違いはあるが、役割分担のほか与えられた情報、目的の共通認識を確認してから始めている。
○グループの企画内容の発表
・アンケート内容のみ発表
・全グループが完成(完成度はあまり大差ない)
○グループの振返り(20分間)
・会議の中身(質)としてはどうか?納得度はどうか?
・どうすればもっと良かったか?
・その要因を2つに絞る。
○グループの振返り結果を発表
・課題に対する会議の目的と目標の設定をした。
・会議の役割分担(進行役、タイムキーパー、グラフィッカーなど)をし、機能した。
・話し合いのグランドルールの設定し遵守した。
8 クロージング(16:30〜17:00)
○今日の意図についてレクチャー
・ファシリテーションには4つのスキルが必要なこと。
・今日のワークは、そのうちの1つである「場のデザインのスキル」に気づいてもらうためのもの。
・「場のデザイン」5つの要素の確認。
・明日からの会議へいくつかの提案。
○加藤世話人閉会のあいさつ
・ファシリテーションの歴史はまだ浅い→学び続けていきましょう。
・22年度の新潟サロンの事業計画→是非ご参加を!
9 茶話会(17:00〜18:00) 
○クロージング、茶話会にて参加者と意見交換