新潟サロンFanii 2011.11例会in佐渡報告『ファシリテーションの扉を開けよう!』新潟サロン

Fanii初!佐渡ヶ島での例会報告です。

朝日新聞(11月30日の新潟県版及びasahi.com)にも掲載され、大好評のうちに終了いたしました!
http://fanii.web.fc2.com/asahi.pdf

■テーマ:ファシリテーションの扉を開こう!
(ファシリテーション入門)
■日 時:2011年11月19日(土)13:30〜16:30
■場 所:金井コミュニティーセンター(佐渡市金井)
■ねらい
ファシリテーションを意識すると話し合いがどう変わるのか?体感してもらう。
ファシリテーションの魅力と可能性の一端に触れてもらう。
■担当F:三井田隆(サポート:冨澤佳恵、吉崎利生)
■参加者:13名(会員6名、非会員7名【うち新規6名】)

■内 容
□チェックイン
・ねらい
・プログラム説明
・自己紹介
・グループ分け(6人×2グループ)
□ワーク1   テ―マ「なぜ会議をするのか?」20分間
テーマを示しただけで話し合ってもらう。(ホワイトボードを使用するだけで、空間デザイン、話合いは参加者が自由に。)
□振り返り1  「話合いはどうでしたか?」 5分
話し易かったですか? 話合いに参加できましたか?結果は、納得できましたか?
□全体シェア
・ 空間デザインは、2グループで対象的だった。机を囲んでしっくりこなかったAチーム。机を取り払い、距離を縮めてホワイトボードに向かったBチーム。
・ Bチームは、再度、自己紹介をして緊張を解く工夫をした。スムーズに話合いに入れなかったAチーム。
・ 会議の目標や進め方など話合いの枠組みが決まっていないと、安心して話すことが出来なかった。 
□レクチャー
会議の準備は?     
・ 目的(テーマ)の共有
・ 目標設定「今日はどこまでやりましょうか?」
・ プロセス設計「どんな段取り(手順・切り口)で話し合っていきましょうか?」
・ ルールづくり「今日は・・・を大切にして議論しませんか?」
・ 役割分担「誰か記録係をお願いできませんか?」
会議の進行は?
・ プロセス管理(プロセス設計通りに進むように促す。外れた時の交通整理をする。)
・ 進行のスキル(・積極的傾聴(アイコンタクト、うなずき)
・ 質問(引き出す。確認する。)場合によっては、承認やフィードバックを併用して。)
・ ライティング(可視化する。要約、強調、構造化して会議の過程、結果を確認する。)
・ 時間管理(段取りどおりに進むよう。)
□休 憩
□ワーク2   テーマ「佐渡のキャッチフレーズづくり」30分間
「目標」「プロセス」「役割分担」「ルール」を決めてから話し合ってもらう。
□振り返り2  「話合いはどうでしたか?」 5分
・ ワーク1と2の話し合いの違いは?
・ ワークを通じての気づきは?
□全体でシェア
・ 目標設定、話合いの枠組みを決めるだけで会議が活性化した。(スムーズに運んだ。参加意欲・満足度が高くなった。アイデアがたくさん出た。楽しくなった。)
・ 議論は、偶然性が高いことに気づいた。(誰かの一言に反応することで、何かが生まれる。)
・ 小型のホワイトボードを、しかたなく使ってみたが、かえって集中できた。
・ 受身の自分に気づいた。質問ばかりしている自分に気づいた。
□担当Fの感想
・ じっくりと学べるサイズ(参加人数)ってあるんだなぁ〜と感じました。2グループで比較し易いし、気が散らず、ワークの集中度が高いように感じました。
・ サロンの企画運営メンバー5人のグループ内での関わり方がバッチリでした。非会員の気づきを促す、深めるには適度な関わり方が重要と感じました。
・ とにかく、サロンメンバーの総合力のお陰で、例会のねらい、目標に近づけたのではないかなと思いました。素敵なメンバーに感謝です。
□アンケート結果
・ 会議の質を上げて、よりよい行動につながる一つの方法だと感じました。今までは、自由な意見を出せる環境づくり、準備が足りなかったと反省しています。身近なミーティングから取組みます。
・ 仕事を進めていく上で大事な分野なので、勉強していきたいと思います。
・ 結果の精度や成果を求めると、ついつい険しい、真剣な表情で臨んでしまいますが、アイデア、意見だしは楽しい方が良いですね。今後の会議に活かします。
・ 全員が立ってホワイトボードの前に立つことにより、「当事者意識」が高まり、場が活性化した。今後、活用していきたい。
・ 思いこみや、壁を取り外すことが大切なことを再確認しました。記録することの難しさも感じました。
・ 場のデザインをきっちりやることで、話合いがスムーズに運ぶ体験をしました。短時間でキャッチフレーズが決められるだろうかと心配でしたが、アイデアがたくさん出て、進んで行く過程が楽しかったです。

以上です、最後までお読みいただきありがとうございました。