新潟サロンFanii 2011.3例会報告『チームの力をひきだすファシリテーション術』新潟サロン

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 新潟サロン 3月例会報告
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■テーマ:「チームの力をひきだすファシリテーション術」
■日 時:2011年3月5日(日)13:00〜17:00
■場 所:新潟ユニゾンプラザ(新潟市中央区)
■ねらい:グループがチームとして動くための合意形成のスキルを学ぶ。
■担当F:堀 公俊さん
■参加者:40名(うち県内会員9名、県外会員5名、非会員26名)
(うち新潟サロン例会初参加16名)
■内 容
□参加者は、自由に7テーブル(1チーム5〜6人)に座ってスタート。(13:00)
□あいさつ 新潟サロン(Fanii)世話人 
【以降は、堀さん】
□新規の方が多いので、ファシリテーションの簡単なレクチャー(13:07) 
□今日の内容・流れ
・4つのスキルのうち一番悩みの多い「合意形成」を学ぶ。
・ワークは、合意形成の困難な場面を作ります。
ワーク1→振り返り ワーク2→振り返り
・グランドルール:意見の対立を楽しもう。人格否定はしない。
・ゴールイメージ:アワ―セオリーをこの場で共有し、マイセオリーを持ち帰る。
□参加者のシャッフル(13:16)
クロスロードの次の質問から、「YES」「NO」の答えで参加者を2組みに分け、次の条件でそれぞれが7つのテーブルに着く。
YES」「NO」が半々になること。
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□自己紹介・ネーミング(13:28)
・グループ内で自己紹介とグループ名を決める。
□ワーク1(13:39)
参加者をシャッフルするための先の質問で「YES」「NO」どちらかに合意形成を図る。
1回目 ファシリテーターなし
2日目 ファシリテーターを決めて
□振り返り(14:27)
何が起こっていたかをグループで振り返る。(1回目と2回目の違い。ムード、進み方、関わり方、態度、心の中は?)
□休憩(14:35)
□ワーク2(14:50)
・次のA〜Gに、話し合わずにメンバー個々が優先順位をつけた後、チームとしての順位付けの合意を図るべくファシリテーターを決めて話し合う。  追加条件:多数決禁止

・合意形成が図れたのは、7チーム中4チーム。
□振り返り(15:55)
・合意形成を促進するためにファシリテーターがすべき、大切なことは何んでしょうか?
・ファシリテーターを決めて話し合う。
・合意したものをA3判用紙に書き出す。(エッジ(・・・)の(・)利いた(・・・)もの(・・)を一品一葉で、最大三葉まで。)
□発表(16:25)
□全体の振り返り(17:00) 
・チームでの話し合い
・「意思決定と合意形成」レクチャー 
問題の複雑性とメンバーの多様性によってスタイルを使い分けます。 
□クロージング(17:15) Faniiより
・情報提供とアンケート依頼
■アンケート結果(抜粋)
・普段、対立しないように、自分の意見を飲み込んで、生きていることを改めて認識しました。“対立を楽しむ”には、自分の器と相手の器が大きく関係すると思います。実践は難しいですが、心がけていきたいです。
・“対立は疲れます”が、“対立しないと合意形成は得られないんだろうな”と思いました。相手の対場や、バックグラウンドをお互いに意識できると合意形成がしやすいのかと思いました。
・対立することで意見が見えてくる。解決を急ぐと解決できない。どっしりと構えて、進んで行くところを見る。ただ、対立をつくって、本当に壊れないか心配になりました。
・否定する人がいると話し合いが活発にならなかったり、遠慮してしまうことを体感できた。改めて、“否定しない”ことの力強さを感じた。
・「対立」フォーカスして考えると・・・1回目のワークでは、対立は自然にできる。ファシリテーターは特にすることがない。2回目のワークでは、対立が生まれない。ファシリテーターが対立を作らなければならない。対立をつくるための手立てとして、“場”=対立軸 “心情”=発問  その段階で参加者の価値観や思考基準を見るために発散させる=“引き出す”というアクションを起こして行かなければならない。
・“合意⇔対立”反対のモノだと思っていたと気づきました。“対立しない=合意” ではないと分かった。(ワークでは、対立しなかったのに合意できなかった。)
・対立を恐れていましたが、対立を避けて話し合いを進めていくと最終的には、話し合いが進まなくなるという結果を体験できました。対立させることで、本人も周りもいろんな視点での気付きがあるので、話し合いが促進するのだと感じました。“対立”という言葉が恐怖感をあおる気がします。他のよい言葉はないでしょうか?

以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。