新潟サロンFanii 2012.1例会報告『腕前アップ!ファシリテーション・グラフィック!』新潟サロン

加藤彰さん、新潟初登場!
その期待の大きさから参加者数は一気に膨れ上がり、16人が一斉にグラフィック練習できるぎりぎりのところまで達しました。
一週間前からの大雪で開催が危ぶまれたことも忘れてしまうほど、参加者の意欲と集中力で会場はヒートアップ!あっという間の4時間でした。

■テーマ:腕前アップ!ファシリテーション・グラフィック!
■日 時:平成24年1月29日(日)13:00〜17:00(12:30〜13:00事前レクチャー)
■場 所:新潟ユニゾンプラザ(新潟市中央区)
■ねらい:
・FGの基本を押さえ、すっきりした板面が構成できるよう、構造化の勘所をつかむ。
・「あの人が前に立ってくれると、自分たちが何を話しているのかつかみやすいよね。」と皆から感謝されるグラフィッカー目指して一歩前進しよう。
■参加者:39名(会員13名 うち県外会員2名)

■担当F:加藤 彰さん (日本総研総合研究部門マネージャー、FAJフェロー)

■例会担当:加藤久幸、清水直哉、三井田隆

■内 容
【事前レクチャー】
・本番前に、FG初心者の皆さんにプロッキーに慣れてもらうこと、例会初参加の方にアウエー感を取り除いてもらうことを目的に実施。(担当:清水・三井田)

【オリエンテーション・アイスブレイク】
・グループ(8つ)ごとにサラッと自己紹介
・個人で「コウ」読みの漢字(一文字)をなるべくたくさん書く。
・グループで共有し、いくつ書き出せたかグループごとに発表。

【基本を押さえよう】
<レクチャーおよびごく短い個人自由練習>
・字を整然と書く。
・的確に要約する。
・色、枠、線、イラストで変化をつける。
<基本練習> グループ内の3人が1回ずつファシリテーターとしてペンを振るってみる。
・自己紹介(10分)
・グループごとにチーム名をつけるためのアイデア出し(8分)
・チーム名決め(アイデアを組み合せ、言葉を練り上げる。副題やスローガンをつけたり、チームキャラを考えてもOK)(8分)
・ふりかえり(他グループのFGを鑑賞⇒グループで共有⇒全体で共有)

【構造化を意識して鍛錬を積もう】
<レクチャー>
意見を的確にグルーピングして見せる。
・似た意見を近くに/違う意見を離して(・共通点があるものを同じグループに・抽象(一般)と具体(個別)の行ったり来たり)
・塊ができてきたら、枠で囲む/境界線を引く。
・センスのいい総括ワードをつむぎだす。
<構造化演習(特訓)> 2人が同時に別々に描く×3回。残りのメンバーは議論提供役。
・1回目  アイデア出し。「塊をつくる」を意識して。(15分)
「新潟らしさとは?」or 「決めたことがちゃんと実行されるようにするには?」いずれかを選択して。
・2・3回目 初めから枠を決める。(枠にはめる。)(各15分)
2回目「これからの世の中を生きていく上で身につけておきたい教養は?」
3回目「新潟で○○○を広めるためには?」
・1〜3回 都度ふりかえり(他グループのFGを鑑賞⇒グループで共有⇒全体で共有)

【ふりかえり】
・全体の振り返り
・アンケート記入

【アンケート結果】
・抽象⇔具体 を意識しながらファシリテーションすることを心がけたい!実はすでにやっていることなんだろうなと思いますが、改めて文章化してもらい納得しました。
・意見を的確にグルーピングすることが難しかったです。
・今まで自己流でやっていた板面づくりでしたが「意識して」書くことでもっともっと上達する(だろう)とわかり、より一層、本日教えていただいたことを活かしながらおこなっていきたいと思いました。
・あらかじめカテゴライズのスペースを決めるのは難しいようでしたが、やってみると分類しやすかったです。かえって内容を埋めてやろうという気持ちにもなりました。
・時間が短く感じ、もっと学びたかった。加藤さんは、明るく楽しくすてきでした。
・いろんな世代の方やいろんな職種の方との交流も面白かったです。
・難しいと思いました。まとめる力が必要と思いました。
・意見を的確にグルーピングすることが難しかったです。

【講師感想】
すばらしくやりやすい会場の確保から、事前レクチャーでのアイスブレイク、そして進行中の様々なサポートなど、本当に助かりました。集まった参加者の皆さんもとても前向きでパワーに溢れ、ここで習うことを自分の血と肉にしてやろうという気概が伝わってきました。ほとんど初めてという方が4時間でずいぶん腕前を上げられたのも、とても印象的でした。やはり、2回練習機会があると違いますね。

以上です、最後までお読みいただきありがとうございました。