◎日時
2025年11月8日(土) 13時30分~16時30分(受付開始 13時15分入室)
◎会場
宜野湾市男女共同参画支援センターふくふく 多目的室
◎テーマ
哲学対話を体験!
~「問う・考える・話す・聴く」~
◎目的
本例会では、沖縄で活動するチーム哲学オキナワさんをお迎えして「哲学対話」を体験する場をひらいた。
ファシリテーションを学ぶ方には、「合意形成・意思決定を目的とするファシリテーション」とは異なる「思索や自己変容を促すファシリテーション」を体感するきっかけとする。
※哲学対話とは、テーマとなる問いを囲んで、考え、話し、聴くことで自己と世界の見方を深く豊かにする活動
◎参加者
16名(会員:4名、一般:12名)
◎担当
話題提供者:まーす、ちえ、さつき(チーム哲学オキナワ)
企画:はっしー、ひらにゃん(運営委員)
◎報告者
平中(ひらにゃん)
◎内容
0.はじめに
諸注意、開催趣旨の説明、FAJ&FAJ沖縄サロン紹介、話題提供者の紹介
1.哲学対話のレクチャー
2.アイスブレーク
自己紹介、コミュニティーボールの作成
3.問い出し
グループごとに自由に問いを出し合い、決定する。
4.哲学対話
各グループに哲学対話のファシリテーターをおき、実施
Aグループ:「自分を知るとはどういうことか?」
Bグループ:「自分のため、みんなのため。どこに境界があるのか?」
5.振り返り
「体験を通じた気づきは何か?」
6.おわりに
アンケート、その他ご案内
◎企画者の所感(平中)
今回の哲学対話は、地域の新聞で哲学対話を沖縄の地で開催しているチームがあることを知り、コラボ企画をさせて頂いた。
哲学対話の要素である、問う、考える、話す、きくという行為を現場において、しっかりやっているだろうかという点をワークを通じて考えてみたいと思って企画した。特にコミニティーボールの効用が大変大きいと感じた。
◎アンケート結果
Q.例会に参加して印象に残ったものがあれば教えて下さい。
- 哲学対話はかなり成立させるのが難しいが、今回は良く成立されているなと感じた。
- 「自分を知るってどういうこと?」という問いで哲学対話を繰り広げました。初参加だったので周りの方々の出方を観察しながら自分も発言しました。
- 人の考えを聞いて、自分も考える、その考えている間に、次の人にバトンが渡る、そしてまた考えが増える、ぐるぐると頭が回り、〈人の話を聞く〉というルールから逃れたくなるほど頭が混乱していました。対話によって、自分が掻き乱されていく感覚がとても面白かったです。
- 私は度々、話がまとめられず時間がかかってることに対して心のなかで申し訳ないな...と思ってしまいました。で、発言の中でもその姿勢を見せました。ですがルールに則ってその姿勢すらも尊重される場であることが口下手な私からするとありがたかったです。
- 哲学対話ってかなり疲労するんだなと感じました(笑)。それくらい緊張していたし、気を使っていたし、思考が巡っていたんだなと感じます。
- あらゆる世代の方々とお話できてとても有意義でした。SNSでは得難いもので、今日のような体験をこれからも重ねていきたいと感じました。"
- 問いだしが少し難しかったが時間をたっぷりかけれたのでよかった。
- 話していくうちに自分の思い込みや前提に気づく場面があり、はっとなりました。
- 今日は6割ぐらいは心理的安全性の確保された場だった。哲学対話をする時は、自分が何を話しても「責められない、笑われない」安心できる場でないと苦しいなと思った。また哲学対話をしてみたい
- 個性的な皆さんが集まっていて、刺激的であり、魅力的な会でした。それぞれみなさんの言葉に考えさせられ、有意義でした。
- 安心安全な場づくりをしていただき、感謝です。話し合ったテーマについて、その後もひとり考えが止まらず、自分なりの結論がありました。人と話すのは、刺激があります。みんな違ってそれでいいの多様性を認め合える世界が平和につながるなと思います。
- コミュニケーションボールの存在が特徴的だったと感じた。より「聴く」ということをせざるを得ない環境を作り出すことで、ゆっくり考えることもできるし、自分が発言したいときにボールをもらう、もらわないことも自由、というのが仕組みとして心理的安全を作っているのだとも感じた"
- いつものファシリーションに慣れている方は、哲学対話ではテーブルを使わないことや、対話の内容を板書しなかったことに違和感を感じている様子が印象にの困った。
- 進め方、メンバー構成で変わるだろうなぁ。世代がばらばらだとおもしろい。