2015年11月21日(土)FAJ沖縄サロン第76回例会「デザイン思考」デザイナーのごとく考える!沖縄サロン

◎日時
2015年11月21日(土) 13時00分〜17時00分 (受付開始 12時30分)

◎会場
沖縄市農民研修センター 第3会議室

◎ テーマ
 「デザイン思考」デザイナーのごとく考える!

◎ 目的
 最良の解決策を発見する デザイナーの思考様式を体感する。

◎参加者
 20名(学生、主婦、コンサルタント関係、教育、行政、民間企業、フリーランス、支援組織)

ファシリテーションの勉強会に参加した回数は? 人数
初めて 6
1回〜2回 2
3回〜5回 1
6回以上 11

◎担当
 ・大城武秀(たけ)
 ・又吉 誠(まこつ) 

◎報告者
 たけ

◎企画のきっかけ
 問題解決の手法として、今回は、社会的な課題やビジネスおける商品、サービス開発など、
 様々な問題の「最良の解決策にたどり着く」ための手法として注目される、「デザイン思考」に着目した。

◎内容

本日のメニュー
 1)オリエンテーション
 2)エクササイズ
 3) デザイナーの思考様式を体験する
 4) 本日のふり返り

1)オリエンテーション
 1-1)注意事項
 1-2)FAJ沖縄サロンの紹介
 1-3)本日のメニュー、本日のゴールの確認
 1-4)グループ内自己紹介
 1-5) レクチャー(デザインとは・・他)

2)エクササイズ (グループワーク)
 狙い:顧客も気づいてないニーズを探求しに行くためのエクササイズ


3)デザイナーの思考様式を体感する
 3-1)テーマの説明インストラクション
  テーマ:コンビニやスーパーのレジ待ちのイライラを解消する解決策を提案する。
  3-1-1)レジ待ちあるある
   グループ内で各自のレジ待ちイライラの体験を共有する


 3-2)Step1:共感 (ユーザーに関わりインタビューする)
  ・グループ外のパートナーを探す
  ・インタビューする側される側の役割を決める
  ・グループに戻り,各自の問題設定(着眼点)を整理する。


 3-3) Step2:問題設定(着眼点)
  ・各自の問題設定を共有する
  ・解決策を生み出す問題設定を決める


 3-4) Step3:創造(解決策のアイディアを発散、拡大する)
  ・質より量だ
  ・アイディアを評価してはいけない
  ・多様なアイディアを出す
  ・面白いアイディアに乗っかる
   「良いアイディアに出会いたければ、多くのアイディアを得ることだ


 3-5) Step4:実験 プロトタイプを作る
  ・実験するアイディアを決める
  ・アイディアを頭の中から出す
  ・この部屋にあるものは何を使ってもいい(但し壊さないで)
  ・絵を描いても、即興劇など・・・
  ・とにかくアイディアを形にする


 3-6) 発表
  ・発表時間3分以内
  ・コラボしたい内容(グループ)を探す
  ・発表が終わった改善(改良)する(時間切れのため却下)


●問題設定:スーパーで気持よく買い物ができる店のあり方
 レジに並んでいる人が見えない状態にする、時間帯により、BGM、照明を変える


●問題設定:お客様に最後、気持よく帰ってもらこと!
 出身校別レジが案内されるスタッフのプロフィールに出身校、先生名、部活の顧問など、書かれていて、地域性で共感できるお店になる。


●問題設定:長く待ちたくない
 買い物が済んだら待ち時間が表示されたベルトコンベアーに載せて呼び出しがあるまでフリーになる


●問題設定:レジの待ち時間をどうのように楽しむか!
 レジ待ちの間、イートインスペースなどが利用できて出会いの場になっている。


●問題設定:自分の考える(常識・予想)違うこと!
 スマホにポス機能があり、買ったものを自分でポスを通して精算する仕組み、ポスを通さないでゲートを出ようとすると事務所に呼ばれるので注意!


4)本日のふり返り(グループふり返り)


【企画メンバーの感想】
 レクチャーの場面では、デザイン思考の概念とファシリテーションのプロセスパターンを
 比較したりと工夫したが、馴染みのない概念を伝えるのは難しい〜。今回は、デザイン思考
 のプロセスを体感する(ファシリテーターを体験するではない)だったので、あえて、ファ
 シリテーション未経験の多い学生チームを作ったが、プロトタイプでは一番盛り上がってい
 たのが印象的だった。デザイン思考のステップが上がるに連れて、グループ内の雰囲気も上
 昇、発表の時には即興劇も交えながら笑いの絶えない発表の時間となった。!
 とりあえずやってみることは楽しい〜!

【報告者感想】
 今回、体験してみて、システム思考は、全体像を俯瞰してみることで気付きを得ること
 に加えて、ループ図を作成する際の変数を1人称のアイデアで語ることにより、その
 ループ図の中に自分自身が反映され、結果として、ループ図が自分事になるという立て
 つけになっていると理解しました。
 いろいろな場面で使ってみたいと思います。

 

【アンケート結果】

 <例会へ参加しようと思った理由について教えて下さい。>

  • ファシリテーションってなんだろう?知りたい!
  • 職場での人事異動を見据えて、今のうちに自分自身を鍛えたい!
  • このファシリテーションを使うことで、職場もうまく回れるようになったらいい!
  • 仕事に関するスキルアップのため
  • デザイン思考って何だろう、ということで勉強させて頂こう、というのと色んな方とお話が出来る機会だと思って参加しました。
  • ワールドカフェのイベントでスタッフのお手伝いをさせていただいた時に、内容も少し見学させてもらい興味を持ったからです。
  • 「デザイナー思考」とは何かを知りたかったから。できれば、普段の生活で活用したいと思ったから。
  • 学生つれて
  • デザイン思考について、かつて学ぼうとしていたのでちょうど良かったです。
  • 以前より参加したかったが、仕事の都合が合わなかった。ファシリテーションに興味を持っている。
  • デザイン思考に触れてみたかったため


 <例会に参加して印象に残ったものがあれば教えて下さい。>

  • 課題解決のための取り組み手段のひとつとしてとても興味深い手法でした
  • ブレストの際に、私はアイディアが出せなくて焦ってしまったのですが、同じグループの方が色んな目線でポンポンとアイディアを出せているのが凄いなぁと思ったのが印象強いです。
  • 「質のいいアイディアを得たければ多くのアイディアを出すこと」と、初めて参加して緊張もあったのですが、凄く楽しめたことが本当に良かったです。
  • ワークのテーマが身近で取り組みやすかった。
  • グループメンバーの二人の方の特徴が正反対だったおかげ(?)で、シビアに物事が進んだと思う。
  • 対話によりグループのメンバーに対する関心が深まった気がする。
  • 最初のエクササイズの質問がよくわからなかったのが印象に残りました。
  • ペアインタビューによって、チーム以外の情報をとりいれるように工夫された点。
  • 参加者がファシリテーション、ワークショップに前向きで、自分もみんなも楽しもうという気持ちがあった。


 <今回の例会にて「活用できそう」と思った点があれば教えて下さい。>

  • 簡易でもいいので、トライアルしてみるというのは業務でも活用できそうだと思いました
  • お客様、お店側の立場に立って、色んな見方を考えるのは大事だなぁと思いました。
  • 「はやく、安く失敗する」ということです。自分自身が一つのことを詰めていく傾向にあるので、まずは軽くやっていくということも大事なんだなと今回の例会で学びました。
  • 作りながら考えるはOK。
  • 作りこまずに、手放す勇気。
  • 「デザイン思考」という考え方
  • 本当のニーズとは?と問いかけながら、顧客のニーズを把握していくこと。
  • 早く・安く失敗する、といった考え方が参考になりました。

 <今後、例会で取り上げて欲しいテーマはありますか?>

 

  • ゲーム
  • チームビルディング。人を巻き込んでいくには?
  • チームビルディング、ファシリテーショングラフィックなど

 <FAJ沖縄サロンの運営についてご意見、ご感想などあればお書き下さい。>

 

  • 凄くいい体験をさせていただきました。ありがとうございます
  • 私にとって例会のテーマはいつも新鮮で、参加することが毎回楽しみです。
  • 最近ふぁしふぁしの中でも例会のコンテンツがブラックボックス化していないかな?って思いました。
  • 中部開催は恒例になっても良いと思いました。

 <最後に一言ありましたら、ご記入下さい。>

 

  • 今後もたまに中部で開催してもらえると、参加しやすくて助かります。
  • 色んな方のお話も聴けて楽しい一日になりました。ありがとうございました。
  • 先ほど間違えて記述している途中で送信してしまいました。できればこのアンケートの確認画面があると嬉しいです。
  • いつもありがとうございます。
  • たけさん、まこつーお疲れ様でした。久々に例会に参加できて楽しかったです。
  • たけさん。MFお疲れ様でした。大変良くできたワークでした。是非、ワーク骨子をドロップボックスに残してくださいね。あと、気づいた点を述べます。 ?バックミュージックは、説明時に流す場合は落ち着いた曲の方が良いです。かなり、気になってしまい、説明に集中できませんでした。 ?インストの中で、少し丁寧な説明が必要な場面がありました。例えば、フォードのエクササイズの中の説明(フォードをそもそも誰かを知らない人もいる)、ペアインタビューのやり方(オープンクエスチョン等の用語の説明)や位置づけ(なぜやるのかをデザイン思考の流れにおいて、説明する)が挙げられます。
  • 次回も都合が合えば、参加したいと思います。
  • 企画・運営チームの皆さん、いつも有り難うございます。
  • 今後も可能な限り、参加させていただきます。よろしくお願いします。