〜正解のない問いを考える、対話のカードゲーム〜
「クロスロード」というカードゲームを知っていますか? このゲームは、阪神・淡路大震災の体験や教訓を伝えることを目的として開発されたものです。災害時のさまざまな場面で「どうするべきか」という問いに、正解のない形で向き合い、人々の判断や価値観のちがいを考える機会をつくってきました。
たとえば、「200人の避難者がいる避難所に、お弁当が100人分しか届かなかったとき、あなたは配りますか?」という問い。どちらを選んでも難しさがあり、人によって判断の理由もさまざまです。
このような問いを通して、私たちは自分の中にある"当たり前"や"常識"に気づかされることもあります。
このクロスロードにはさまざまなテーマの応用編があり、今回はその中でも「ダイバーシティ&インクルージョン(多様性を受け入れ活かすこと)」をテーマにした「クロスロード・ダイバーシティ編」を体験します。
※申し込みはPeatixからお願いします。
ゲームは次のように進みます。
なぜその判断をしたのか?どんな思いがあるのか?を語ります。
他の人の意見を聞いて、新しい視点に気づく
自分とちがう考えに触れることで、自分の考え方にも変化が起きるかもしれません。このように、「クロスロード」は正解・不正解を競うものではありません。 自分の考えを言葉にし、他の人の声に耳を傾けることで、対話による気づきを得るためのゲームです。
今の時代、生成AIなどの技術がどんどん進んでいます。情報を探したり、計算したり正解が一つの問題を解くことはAIがとても得意。でも、「正解がひとつではない問い」や「人の気持ちや価値観が関わる問題」は、人が向き合って考える必要があります。
これからの社会では、いろいろな人と協力し、ちがいを認めながら、ひとつの目標に向かっていく力がますます重要になります。これは、学校でも職場でも同じです。多様な人がいるだけでは、よいチームは作れません。 お互いを尊重しあい、ちがいを活かしてこそ、本当に多様性のある組織になります。
ただ、私たちはつい、自分の中にある「常識」や「当たり前」にとらわれてしまいがちです。その枠に気づくのは、実はとても難しいこと。でも、だからこそ、違いに出会ったときに「なぜそう思うんだろう?」と立ち止まって考えることが、とても大切になります。
そのためには、まず「違いがある」ことを体験し、「その違いをどう受け止めるか」を考える場が必要です。
どんな立場の方も歓迎です。ぜひ一緒に、「ちがい」をきっかけに、新しい発見をしてみませんか?
ルールはとても簡単で、はじめてでもすぐに楽しめます。 自分の意見を押しつけるのではなく、「そう考える人もいるんだ」とお互いを知る時間です。ぜひ気軽に参加して、一緒に「多様性ってなんだろう?」を考えてみましょう!
この勉強会は、参加者が安心して意見を話し合い、お互いの考えを尊重できる場にしたいと考えています。そのため、以下のような行為はご遠慮いただいております:
これらは、対話の安全性を損なうものと私たちは考えています。
お申し込みいただいた時点で、上記にご同意いただいたものとみなします。
また、主催者が対話の安全が脅かされたと判断した場合、参加費をお支払済みであってもご退席をお願いすることがあります。
どうぞご理解とご協力をお願いいたします。
筆記用具
FAJ四国サロン運営委員会:sf_ken@googlegroups.com
最後に、もっと深くクロスロードを知りたい方に向けて、参考になる情報を紹介します。
🔗 内閣府 防災情報ページ
「クロスロード」の概要や活用事例、開発の背景などが詳しく紹介されています。
🔗 クロスロード・ダイバーシティゲーム(株式会社クオリア)
多様性と包摂性(D&I)をテーマにした「クロスロード・ダイバーシティゲーム」の紹介サイトです。
参加申し込みはPeatixからお願いします。