第11回例会「未来新聞」in高松四国サロン

4月例会「未来新聞」にご参加頂きました皆様、ありあがとうございました♪

四国サロン第11回例会議事録(2010年4月、高松)

■日 時:2010年4月29日(木:祝日)13:00〜17:00

■場 所:アイパル香川(香川国際交流会館) 第2、第3会議室

■ファシリテーター:ヨンさま(芳本さん)

■参加者:28名(FAJ会員17名、一般8名。愛知県1名、兵庫県1名、岡山県1名、広島2名、愛媛8名、香川12名)

■テーマ:「未来新聞」

■内容
▽インタビューを始めるにあたって
〇ポジティブ・インタビューと未来新聞作成という二つの手法
〇AI(Appreciative Inquiry)とは
・AIは、もの・こと(物事)が本来持っている本当の価値や、今生まれてこようとしている未来の可能性に着目して、その価値や可能性に向けた問いを通じて新たな未来を生み出す・探求するという考え方です。

▽インタビュー
〇あなたはどのようなきっかけでファシリテーションと出会いましたか?

▽質問1
〇ご自身の経験の中で、ファシリテーションの可能性を最高に感じた素晴らしい体験
◇ それはいつのことですか?どのような素晴らしい体験だったでしょうか?
◇ その時感じたファシリテーションの可能性はどんな事でしたか?
◇ 誰のサポートがそれを可能にしたのでしょうか?
◇ その時、あなたはどのような素晴らしい貢献をしたのでしょうか?
◇ その体験から学んだこと、大切にしていることはどのようなことでしょうか?

▽質問2
〇あなたをもっともよく知っている方が、あなたの良い点を聞かれたとすると、何と答えるでしょう?
・友人や知人、職場の同僚、ご家族どなたでも結構です。
・ちょっと照れ臭いかもしれませんが、どうぞ謙遜なさらずに、あなたのもっとも素晴らしい点を、その肩になったつもりでお話しいただけますでしょうか?
◇「○○さんって、すごいんだよ。たとえば最高に素晴らしいのはね…」

▽質問3
〇少し先の未来に向かって、自由に想像力を働かせてみたいと思います。
・5年後の朝です。目が覚めたら驚いたことにあなたがこうなったらいいなと思っていた最高の未来が実現されていました。そこではファシリテーションの良さが最大限に発揮されているのです。
・イメージを膨らませて、映画か物語のように、心に浮かんだファシリテーターとしてのご自身の姿を思い浮かべてください。
◇ そこはどこですか?
◇ 何が見えますか?
◇ どんな人たちと働いていますか?
◇ 典型的な一日、あるいは一週間にあなたは何をしていますか?

▽ 未来新聞作成
〇今からファシリテーションが語られたり、使われたりしている場面などを創造しながら、ファシリテーションの広報の記事を作成します。
(1)5年後にファシリテーションが普及すると、どんな未来になっていますか?あるいはどんな地域社会を作りたいですか?
(2) その時のイメージを新聞記事の見出しにするとどんな見出しが考えられるのか付箋に書き出します。
(3) イメージを話し合って分かち合います。
(4) それぞれの記事の内容を説明し、全員が共感できたものをいくつかモチーフにして、実際の紙面を作り上げる。
(5) レイアウトや見出しに工夫を凝らしてリアルな紙面を作ったほうがイメージを共有しやすくなる。
(6) 記事だけでなく、社説や広告、コラムなどを加えるとさらにリアル度が増す。
(7) 背景にある願望を見つけ出す。
(8) 出来上がった記事と話し合いの内容をもとに会社のビジョンを文章にまとめていく
(9) 余裕のあるグループはビジョン作りが目標通り進まない時の見出しや記事も作ってみましょう。

※引用先「チームビルディング」
堀公俊+加藤彰+加留部貴行(日本経済新聞出版社)

■アンケートより
▽満足したこと(ところ)・感じたこと
・ヨン様のお話がわかりやすかったです。自分の意見やアイディアが否定されない安心感がありがたかったです。
・未来新聞に行きつくまでのプロセスを学べたこと
・みんなの意見があつまることのすごさを体験できた
・ポジティブ最高
・チームで、1つのものを作るという事は良かった。
・新聞作りで皆さんのアイデアが作業と共に湧き出てきたこと。Aiの考え方の基礎に触れられたこと。
・正直達成感が中途ハンパな感じ。
・未来新聞、AIの体験は楽しい
・ネガティヴな発想はしないという手法がGood。
・未来のことを(明るいこと)みんなで話しあい想像するのは初めてで悩みながらも、明るい将来をイメージするのが楽しかった。
・全く知らない人同士でも新聞という形にまとめることができたのは不思議
・少しずつ温めていく?ための質問が面白いなあと。無理やりポジティブではないところが心地よかったです。

▽「これは使える!」「実践してみよう!」と思ったこと
・皆で、1つの物を作る。図工的なことをする。
・地域との交流
・お互いにインタビューしあうこと
・安心して発言できる場づくり。ポジティブに行くこと。
・未来新聞、思いを語るコミュニケーション
・ポジティブに考えることの大切さ。チームメンバーから教えてもらった。
・将来の組織のビジョンを皆で共有できる。
・先にポジティブなアイデアを出し合って、その後 現状とのギャップを検討すること。
・ファシリテーションの基礎的な説明がもう少しあればよかった。
・「こだわりの食べもの」アイスブレイクにつかわせて下さい。
・完成物例を写真で見せてもらえるとイメージしやすかった。

▽参加しての学びや気づき
・ファシリテーションについてもっと考えたい
・AI⇒質問することで「本当の価値」に気づいてもらう
みんなの思いをストーリーとして語ることのおもしろさ、ビジュアル化
・AIという言葉
・ポジティブにフォーカスすることの大切さ。家族ファシリでうまくいく。
・ファシリテーションで人は変われる
・全体→個→全体 の楽しさ
・明るい気持ちは伝わっていく。本当に未来は自分で創り出すものだと感じた。

議事録担当:四国のきた