第22回例会「体感!チームビルディング〜良いチームを創ろう!〜」in高松四国サロン

四国サロン第22回例会議事録(2010年12月、高松)

■テーマ:「体感!チームビルディング
〜良いチームを創ろう!〜

■日時:2010年12月18日(土) 13:00〜17:00

■ファシリテーター:はらはらさん(石原誠吾さん)

■会場:アイパル香川 第一会議室

■参加者:12名※ファシリテーター含む
(会員2名、非会員:10名。徳島1名、岡山2名、香川9名。)

■内容
<受付>
・受付後、二つの島に分けたテーブル(6席、5席)に各自好きなところに着席。

<目的の説明>
・いいチームを作るための秘訣を頭・心・体を使って会得する。

<目標の説明>
・明日から職場で活かせる「何か」を掴んで帰る。

<アイスブレイク>
・生年月日の月日順に、ジェスチャーで順番に並ぶ。
・そして、その状態で1月生まれから順番に発表。結果、みごとに間違いなく順番に並べていた!
・1月生まれから順に「1,2」の号令をかけ、最初のテーブルから1チームと2チームに分かれた。

<レクチャー>
▽「ファシリテーションとは」
▽「ダニエル・キム 成功循環モデル」
・まだ、場の雰囲気は、かたい。

<ワーク1 ストロータワー>
▽「ストロータワー」
・ストローとセロテープを使って、できるだけ高いタワーを作成する。
・制限時間10分で各チームごとで競い合った。



<振り返り>
(1) 各自、A4用紙にモヤモヤ指数(0-100(最大)を書き、その理由を記入。
(2) チーム内で振り返りを共有。
(3) チーム毎に振り返りのまとめを発表
1チーム:92モヤモヤ
2チーム:380モヤモヤ
・意見として、「自己紹介もなくいきなり戸惑った」「全体としての話し合う時間がなかったので何をしていいのか分からなかった」が共通して上がった。また、進め方自体に対してもモヤモヤしている人も多かった。

<ワーク2 自己紹介>
・Fより、自己紹介もなく、チームで話し合う間のなくいきなりワーク1を行ったのは、意図的である説明。ワーク1の感覚を覚えてその後の変化を体験する旨の説明があった。
・各自、「年齢」「出身地」「職業」「趣味」などをA4用紙に各自書き、チーム内でファシリテーター役を決め、共有。

<ワーク3 チームとは?>
▽お題、「チームとは」についてファシリテーター役を決め、イーゼルパットで共有。
(1) 各自A4用紙に記入
(2) チーム内でファシリテーター役を決め、イーゼルパットにまとめ、チーム毎に発表し全体で共有。

<ミニレクチャー>
▽「チームに関する定義」


<ミニレクチャー>
▽「バーナード組織論」:共有目標、貢献意欲、コミュニケーション
▽「タックマンモデル」:形成期、混乱期、統一期、機能期、散会期
・はらはらさん実体験からは、その後に「倦怠期」があるのでは?

<ワーク4 自己開示>
(1) 各自A4用紙に自分の「強み」と「弱み」を記入。
(2) チーム内でファシリテーター役を決め、メンバーの「強み」と「弱み」を一人ずつ発表し共有。
・Fより、あえて「弱み」を見せることの意味を説明。
・チームのメンバーが心から安心して自分をさらけ出すことができなければ、保身を気にせずに行動を起こすことができない。
・自分をよく理解して、強みを発揮して、弱みは補ってもらえば、素晴らしいチームになります。自分の強みを遺憾なく発揮することと同時に、自分の弱みを認めることも大切では・・・

<ミニレクチャー>
▽「自己開示」と「傾聴について」

<ワーク5 ウィッシュポエム>
(1) 目をつぶって、3分間何年後かの「自分」や「自分の職場」をイメージする。
1分毎に鐘の音とはらはらさんの「今1分」「後1分」の声のみが、、、、。
(2) A4用紙にイメージした将来を書き出し
(3) チーム内でみんなのビジョンをファシリテーター役を決め、共有。

<ワーク6 ペーパータワー>
▽目標:出来るだけ高いタワーを作成する。
・使えるものは、A4コピー用紙50枚とセロテープ5輪、はさみ1つ
(1) 作戦タイム10分
(2) 建設タイム5分
・結果として、1チームが天井までそびえ立つタワーを作成。2チームは、約40cmのミニタワー!

<振り返り>
・ワーク1同様に、
(1) 各自、A4用紙にモヤモヤ指数(0-100(最大)を書き、その理由を記入。
(2) チーム内で振り返りを共有。
(3) チーム毎に振り返りのまとめを発表
1チーム:92⇒70モヤモヤ ワーク1よりモヤモヤ指数DOWN
2チーム:380⇒170モヤモヤ ワーク1よりモヤモヤ指数DOWN
・全体として「やり方や役割が共有できて良かった」「話し合いをして決めたことをやったのでやりきった感がある」「信頼、任せられる」などの意見が多かった。
・1チームにおいては、見事タワーが天井まで到達! ただし、「全体を見ている人がいなかったため、紙を折る作業をし続け不要な部品が残った」「全体を見るリーダーが必要」などの意見があった。なお、タワービルディングでのもやもやはゼロだったものの、ウィッシュポエムなどのワークがチームビルディングとどう関係があるのか、プログラム自体に対するもやもやを抱いた参加者がおり、70もやもやとなって表れた。
・また、高さで負けた2チームの中には、チームワークの良さは向上したが、負けたことに対してのモヤモヤもあり、チームとして結果の重要性など多様な視点での意見も交わされた。
・しかし、このころには、すっかりチーム内で打ち解けた雰囲気があり、リラックスし笑顔が見られる雰囲気に場は、変わっていた。

<ワーク7 活性されたチームとは?>
(1) 各自A4用紙に「活性化されたチームを作るには」について記入
(2) チーム内でファシリテーターを決め、「活性化されたチームを作るには」についてイーゼルパットにて共有。
(3) チーム毎に発表、共有。



・ここで、Fより、今回のプログラムについて、バーナードの理論に基づいて順を追ってワークで体験頂いた旨の説明があった。
・何のために、「弱み」を共有したり、「ウィッシュポエム」を行ったりしたのか、「がってん!」し、場の満足度が高まったように感じられた。

<全体の振り返り>
(1) 各自、A4用紙に「気づき」と「明日から出来ること」を記入。
(2) 一人ずつ生年月日の月日順に、「気づき」と「明日から出来ること」を発表、共有。
▽気づき
・ リーダーシップの大切さ
・ コミュニケーションの大切さ
・ 認め合う、ぶつけ合う土俵って重要
・ チームでの全体でのアウトプットが重要(部分最適より全体最適)
・ お互いを知ることが重要
・ 話をすることの重要性
・ チームって面白い、笑顔っていいなぁ
・ 相手のことを聴くことの大切さ
・ 目標、達成のためのイメージの共有が重要
・ 納得の重要性
・ ファシリテーターの存在の必要性
・ ワークの理論に基づいて体験して実感した
・ 相手を知ること、チーム内で出た体験談の話し、公私混同しているチームが強いとの意見が新鮮だった。
・ チームとして活動するって楽しい。
▽明日から出来ること
・ ファシリテーターに意識して会議をする
・ ぶつけ合う環境もいるのかな
・ 組織の目的の明確化
・ 聴くことを重視
・ 小さな目標でも明確にしてチームを創って行きたい
・ 愛をもって話を聴く
・ いろいろな集まりの中で、ファシリテーターを誰がしているか観察したい
・ コミュニケーションを大切にする。楽しいなぁと思った。
・ コミュニケーション活性化、言い合える場、自己開示
・ 雑談も大切
・ チームとしての目的を考える。
最後Fはらはらさんより、昨日から緊張でお腹がめっちゃ痛かったとの自己開示あり(笑)

ファシリテーターはらはらさん、そして参加者のみなさん
楽しい学び会い、ありがとうございました。

※議事録作成:たけ(四国サロン運営委員武市誠司)