第27回例会『ファシリテーション入門2』  〜ホワイトボードをフル活用しよう! 〜四国サロン

◆日時:2011年5月22日(日) 13:00〜17:00
◆ファシリテーター:武市誠司(たけ)
◆会場:アイパル香川 第1会議室
◆テーマ:『ファシリテーション入門2』  〜ホワイトボードをフル活用しよう!
◆ゴール:
1ファシリテーションを体験する
2おみやげを持ち帰る
◆ルール
1楽しんで参加する
2失敗、間違いOK
◆参加者:16名(会員7・非会員9)ファシリテーター含む
※地域性 香川12名 高知1名 愛媛2名 島根1名
◆内容
はじめに今回のワークは、2008年12月関西支部のイベントの「ちょんせいこさん」の「ファシリテーション入門」に参加しました。
この時の感動と初心者にもの分かりやすいワークを四国でも分かち合いたいと思い、「ちょんせいこさん」に承諾および相談を受けながら、四国サロン第二回例会in松山のプログラムデザインを構成しました。
今回は、第二回例会のプログラムを基本に、ビジネスシーンでも活用しやすいように解説を加えて高松で開催となりました(結果として場の雰囲気流れにより、若干第二回と内容変わってしまいました。)

【アイスブレイク】
時間になりましたので始めます。まだそろっておられず、遅れてこられる方もいると思います。
きちんと時間通りに来た方々に待ってもらうことは、せっかくの温まった気持ちが冷めてしまいます。よほどのことがない限り、時間通りにはじめて、時間通りに終わることを大切にしたいと思います。

1モチベーションチェック
まずはモチベーションチェック。会社などの会議では必ずしも参加者全員がモチベーションが高い訳ではありません。嫌々来ている人や体調の悪い人など、モチベーションも色々です。モチベーションの低い人も安心して参加できる配慮など工夫が大切です。
2じゃんけんポイポイ
最初は、Fに勝つように後出しじゃんけん、次にFに負けるようにするのですが、これがなかなか難しい・・・ 私たちは、勝つことが体験的に身についていてわざと負けるのが難しいのです。逆に、体験的に身に着けてしまえばできるということ。同様に、ファシリテーションも後天的に体験的に身につけることが可能です。
3ハイ イハ
このアイスブレイクは、お隣さんとペアでやります。アイスブレイクも最初からこのように二人組で実施するものではなく、最初は一人でできるものから少しずつハードルを上げていくと効果的です。
これは、じゃんけんより非日常的なルールですので難しいですね。
【ミニレクチャー】
「ファシリテーションの基礎について」
1「一般的な指導や学び」と「ファシリテーション」について
2用語の説明
(1)ファシリテーター
(2)ワークショップ
(3)ゴールとエンドユーザー
(4)アイスブレイク
【ワーク1】
「ペアコミュニケーション」
2列に向き合って並んでFから出されたお題について、お互い話し合います。
お題: 「朝、何食べた?」
「どうやってここに来たん?」
「この会を知ったきっかけは?」
「ファシリテーションで何がしたい?」
「ホワイトボード使ってる?」
かなり場が温まってきました〜♪
ここでも、お題はハードルの低いものから、今回のテーマにフォーカスするように工夫。

【ワーク2】
「ミーティングファシリテーション度 25のチェック」
「私のファシリテーター度 10のチェック」
※ちょんせいこさんのチェックシートを使用。
Fからは、心構えとして「がんばらない。でもあきらめないで」とアドバイスがありました☆

【ワーク3】
「 This is me 」
A4用紙の真ん中に「私」と書いて、そこから自分について放射状にキーワードやイメージを繋げていきました。まずは、自分に問いかけて自分を深めていきます。
それをもとに、グループ内で自己紹介。
そのあとで、自分の用紙を隣の人に順番に回し、全員に興味を持ったキーワードに○印をつけてもらいました。
自分の書いた用紙の丸のついたキーワードを観察。深い階層にも多く他人から興味を示すキーワードがあります。
ミーティングでも同じです。表面的なコメントより、もう少し踏み込んだ問いかけで具体的に見える化すると話し合いがより、現実味をもって関係性の深い納得感の高い話し合いになります。
お互いの理解が進み、いよいよホワイトボードミーティングへ!
【ミニレクチャー】
お題「親睦旅行」で、実際に「発散」「収束」「活用」のステージを実践し、雰囲気を味わった。


【ワーク4】 〜 【ワーク6】
「ホワイトボードミーティング!」、4人1グループで全員いづれかのステージのファシリテーター役を体験。
お題「父の日のプレゼント」
〜発散編〜(7分×2人)
黒のマーカーを使って、父の日のプレゼントについてたくさんアイディアを出します。
〜収束編〜(10分×1人)
赤のマーカーを使って、「切り口」を考え、みんなで結論を出します。
〜活用編〜(10分×1人)
青のマーカーを使って、「結論」を実行するための方法を考えました。
※ファシリテーターの役割は、参加者のつぶやきを拾うこと。拾って拾って拾いつくしましょう!
質問も効果的です。「それってどういうことですか?」「なぜそう思いましたか?」「それで〜?」「具体的には?」などなど。オープンクエスチョン、クローズクエスチョンを使い分けましょう。

【ワーク7】
イーゼルパッドを使って、ホワイトボードミーティングをふりかえり、班ごとに発表しました。
1班


2班


3班


4班


 【ふりかえり】
参加者全員で輪になって、一言振り返りました。

【アンケートより、「感じたこと」「気づいたこと」】
とても楽しかったです。学びの多いワークでした。全体の流れがとても良かったです。ちょんせいこさんの講座を受けてみたいと思いました。
問いかけって大事ですね。あと板書係になった時書くのに気をとられてうまくファシリテーション出来なかった。ま、これも体験することが必要ですね。
意見を自然にまとめる事は、難しい。自分もできるようになりたい。
「私」で枝分かれした作業で、思っていた以上に語りたい事があるもんだなと驚きました。初めての事にも楽しめる自分にも気づきました。
いっとき何をしたらいいのか良くわからない時間がありました。それはそれで、話し合いましたが、、、。ほんまに難しいけど、ファシリテートできるのは、いいことですね。
会議の工夫の仕方について、今日は感じることが出来ました。
スムーズな会議を経験できたので、逆の場合の問題もわかると思います。
ホワイトボード、発散時にはキーワードを書くと良い。収束時は、コンセプトが決まると制約条件以上の意見が出来る(予算、時間など)。ありがとうございました。
前半の配慮のお蔭で楽しく研修が出来ました。
今回はWBのみでなく、いろんな場面でかくことができて楽しかったです。すてきなワークありがとうございました。WBMよかったです。プログラムの組み立ても勉強になりました!
安心して失敗できるので気持ちが楽です。しっかりと楽しみながら学ぶことができました。特急に乗って参加してよかった。
色に性格を持たせることが、こんなに話を見やすくするとは思いませんでした。
丁寧で落ち着いた語り口でとても聞きやすかったです。
7つのワークがあると初めに聞いたときはしんどそうと思いましたがとても楽しむことができました。
切り口、色使い、発見でした。
やはり、ホワイトボードは難しい。色に役割を持たせるのは後で見やすい。
アイスブレイクしていない関係でのファシリテーション(会)を行うとどうなるのか?
ファシリテーターの力量が会議を左右させる(質問の仕方、意見の拾い方、板書等々)とあらためて実感しました。
はじめて参加しました。安心で安全な場、のんびりと豊かな時間でした。
場が結論に急ぎだしたとき、もう一度振り返ってみるって大切。色に意味をもたせること。
ファシリテーターのゆるゆるした感じが安心をつくっていたと思います。すてきだと思います。ありがとうございました。
初めての人ばかりの中で、楽しく研修を受けられたのは良かったです。これは、講師の進め方、人柄による所が大きいと思います。
今日はすごくたのしかったです。盛り上がりました・もっと字を小さく書く・考えてホワイトボードを使うこと
ワークを通じて、改めて人とのつながりが大切であること、そしてそれを楽しんでいる自分に気づきました。参加者みなさんの間を感じとり、適切に問いかけやレクチャー(ファシリテート)することの難しさを感じました。
以上

議事録:はらはら