FAJ四国サロンin高松 第28回例会議事録
◆ 日時：2011年6月26日(日) 13：00〜17：00
◆ 会場：高松市生涯学習センター 学び館 2階研修室
◆ ファシリテーター：山下由美子さん
（株式会社 ビッグバン 特定社会保険労務士 NLPトレーナー FAJ四国サロン運営委員）
◆ 参加者：14名
◆ テーマ：「NLPをワクワク体験しよう！
〜観察力高める、ワクワク高まるコミュニケーション〜」
◆ 内容：
ファシリテーター自己紹介
1. NLPとは：役に立つ実践心理学
・ 肯定的な表現で気持ちや心のフィルターが変わる
・ 内面的なプロセスを汲み取っていく方法
【自己紹介】
2人ペアで向き合い1分間観察しあってお互いにいいところを探す。
順番にペアを交代しながら、声に出さないで視線で伝える・相手の体の動きに合わせる・声に出して伝えるなど方法を変えながら相手をほめていく。
その後3人一組で振り替り：気づいたこと、感じたことは何か？
＊ 声に出して伝えること、根拠を持って伝えることが大事という意見が印象的でした。
2. NLPに関する概念や用語の説明
・ ミラーリング：動作などを鏡のように相手に合わせる
・ ペーシング：呼吸や表情･口調などを相手のペースに合わせる
・ 無意識と意識、言語と非言語の図による説明（ＮＬＰのゴールは意識と無意識の一致）
＊ 相手に合わせていくことで共通の部分を作り共感力を高めることが信頼関係につながるというところが重要です。
3. 感覚を自分以外のものに焦点を合わせる
【エクササイズ[1] ：感度を高める触運動覚 聴覚 視覚】
3人一組になり、Ａさんは目を閉じ、指を出す。Ｂさん、Ｃさんは名前を言ってその指に触る。何度か繰り返し、最後に名前を言わないで誰が触ったかＡさんに答えてもらう。同様に、耳元で手をたたく、体の一部を少し変えて（腕まくり等・・）どこが変わったか当ててもらうなど、感覚を高めるワークを行いました。
＊ それぞれの得意な感覚があって面白かったです。結構見ているようで見えていないことがわかりました。
【エクササイズ[2] ：好きな人･苦手な人（こと）】
一人に前に出てもらい、好きな人と苦手な人を無言で思い浮かべてもらいます。それを参加者で観察し、その後いくつかの質問をしてそれに該当するどちらかの人を思い浮かべてもらい、それがどちらの人なのかみんなで推測します。
＊ これは、観察力が問われるワークでした。参加者によってどこを見ているかが違い、とても興味深い内容でした。
【エクササイズ[3] ：推測と事実を区別する】
3人一組になり、ＡさんをＢさんが観察して、最初の1分は事実をいい、次の1分は推測したことを言います。Ｃさんは事実や推測でないことがでたら肩をたたいてＢさんに伝えます。
交代して繰り返し、その後3人で振り返り。
＊ 推測することが悪いわけではなく、事実（目で見たこと）と推測は必ずしも一致しないという説明が印象に残りました。
4. 「ラポール」信頼関係を作る
【エクササイズ[4] ：マッチ･ミスマッチ】
ペアになり、意見が一致する内容（お酒が好き）と対立する内容を決め、一致する内容のときに、ミスマッチな対応を、対立するときにマッチする対応をしてみる。その後2人で振り返り。
＊ 話の内容は一致していても態度がミスマッチだと気持ちがちぐはぐな感じでだんだん腹が立ってきたというペアもありました・・。非言語で伝わることのほうが大きいことが良くわかりました。
【エクササイズ[5] ：ほめてもらって・・】
4人グループで1人が横になり、ほめてもらいたい言葉を3つ決める。残りの3人は関係ない新聞記事を読みながら間にその3つの言葉を入れて淡々と読む。
＊ 3人が何を話しているのかは全くわからないけれどほめ言葉だけはちゃんと聞き取れるのがとっても不思議なワークでした。自分の耳がこんなにゲンキンだったとは！今日一番印象に残ったワークでした。
5. 最後に全体の振り返ると感想を聞いて、半日の充実した研修が終わりました。
〜アンケートから〜（主な意見を抜粋）
・観察ということについて、具体的に学べたのが良かったです。次回の例会にも参考にさせていただきます。
・以前より、人に対する観察力が不足していたので今回のトレーニングを得て、向上したと思う。
プライベートでも今回の事を継続していけるように今回だけで終わらないようにと思っています。
・事実と推測は、きれいに分類できるが、事実をあまり重視していないことに気づいた（ほとんど感覚で捉えている自分がいる）。
・やはり、ほめられるとうれしい。し、気持ちいいものだと改めて気づきました。
・なかなか日常、人と接する時にもっと観察力が必要だなぁと感じました。まだまだ、未知の世界がたくさんあることに気づきました。
議事録：こっしー