第35回例会 『ボランティア、NPO、ファシリテーション』〜〈わたし〉のちからを、〈わたしたち〉のちからへ〜四国サロン

FAJ四国サロンin高松 第35回例会議事録
『ボランティア、NPO、ファシリテーション』
〜〈わたし〉のちからを、〈わたしたち〉のちからへ〜

◆ 日時:2012年1月29日(日) 13:00〜17:00


◆ 会場:香川アイパル 第一・二会議室
メインファシリテーター:加留部貴行さん(日本ファシリテーション協会フェロー)

◆ 参加者:17名(FAJ会員6名 非会員11名)

◆ テーマ:ボランティア、NPO、ファシリテーション これらの結節点にいる私たちには、何ができるのか ファシリテーションには、どのような可能性があるかを考える

◆ 狙い
・ボランィア、NPO、ファシリテーションの関係について学ぶ
・ファシリテーションの活用の可能性についてワークを通じて発見する

◆ ゴール
ファシリテーションの未来を考える

◆ 内容:
○ボランティアとは?
各自ポストイットに意見を書いて、グループ内でイメージ説明 各グループの内容を見て回る
ボランティアは自発的にすること。やりたいことをやる。やりたくないことはやらない。

・ボランティアの語源
「voluntas(ヴォルンタース)」自発的にする 進んでことにあたる
自発的とは・・・やりたいことをやる やりたくないことはやらない
ボランティアは「個人」を指している
→個人の「限界点」を超えるために“組織化”されていく→「NPO」へ

・ボランティアが社会において果たす役割とは
「ひらく」ということ 〜わたしの思いはみんなの願いかもしれない
開かれたものが共感で「つながる」ことによって変わる社会
ボランティアは地域課題の第一発見者、定点観測者〜社会における火災報知機


ボランティアは「自発性(やる気)」、「社会性(世直し)」「無償性(手弁当)」

○NPOとは?
各自ポストイットに意見を書いて、グループ内でイメージ説明 各グループの内容を見て回る

・NPOの性格
「政府」か「非政府」かで国・地方自治体と区別され、「営利」か「非営利」かで民間企業と区別され、「組織」か「非組織」かでコミュニティと区別される、自発的に結びついた人々が自主的に運営する社会問題解決のための運動=事業体。

 「ボランティアは団体」と「NPO法人」の違いとは
ボランティア団体の発想:「無理せず、いまのメンバーで、できることをコツコツ続けよう」

 NPO法人(=最狭義のNPO)の発想
「困難でも、実現すべきこと(社会的使命)にチャレンジしよう」
→ミッションへの共感により、事業推進のために支援(資源)を集める

・NPOが社会において果たす役割とは
「官」とは異なったやりかたで
迅速性、専門性、当事者性

「公益」を担うことで
「みんなのためになること」で「よのなかを支える」

 「市民社会」をつくろう
・事例紹介
○未来新聞
3年後、ファシリテーションが新聞の1面を賑わしました。どんな記事だったでしょう?
3年後、どんなことがしたいか、A4用紙に書く。良く似ている人とグループを作ります。

5つのグループに分かれて未来新聞を作成しました
ジャパンタイムズ、日本政治経済新聞、中四国新聞、日本経済新聞、瀬戸内新聞ができました

◆ アンケートより
・ボランティアの原点を考える良い機会となりました。自分自身の活動を考え直すきっかけになりました。
・ファシリテーションにおける一連の流れやプログラムデザインの重要性を身を持って体験できました
・私の未来はみんなの未来という手法は、課題やビジョンの共有に使えると思いました
・加留部先生のお話しの中に、ボランティアと奉仕の違いやNPO法人がもうけてかまわない。目的のために使えばよいとおっしゃったことが、目からうろこでした。またNPOというものがみんなから どういうことを求められているのか、わかってよかったです。
・ボランティア、NPOが明確になりました。その中で今日の目的である自分の”思い”がどうやって形になっていくのかを体験でき、”思い”を形にするを達成することが体験できました。


etc


議事録作成:さと