第43回例会 「IAFシンセン大会報告&海外のワークショップ体験会」四国サロン

FAJ四国サロン 第43回例会議事録

■テーマ:「IAFシンセン大会報告&海外のワークショップ体験会」
〜海外のファシリテーション活動の状況を知り、ファシリテーションマインドを学ぼう!〜

■日程:2012年10月20日(土)13:00〜17:00

■会場:香川県土木建設会館 第三研修室

■ファシリテーター:小谷 真司(トキ)さん(FAJセミナー委員)

■ねらい:海外ではどのように、ファシリテーションが行われているのか知る。シンセン大会でおこなわれた、ワークショップを体験し、ファシリテーションマインドを学ぶ

■内容(参加者・よっしーの感想を交えたレポ形式です)

・参加者は5名(うち2名が初参加の方)やや少なめでしたが、その分みなさんとの距離が近く、トキさんの丁寧で穏やかな進行も手伝って「ゆったりと、味わい深い」例会になりました。参加した皆さま、お疲れさまでした!

・今年の夏に中国・シンセンで開催されたIAJのアジア大会。韓国・中国・インドなど各国からファシリテーターが集い、日本からも23名が参加したそうです。そんな「日本代表」の1人として3日間のセッションを体験したトキさんが、参加者の共同レポートをもとに大会の様子や感想、直接学んだ知識・技術を披露してくださいました。貴重なお話ありがとうございました。

・たくさんのトピックの中から、私にとって印象的だったものを少しご紹介。
[1]ファシリテーターと参加者を[Doer][Feeler][Thinker]の3つのタイプにそれぞれ分けて、お互いをどう見ているか、どう感じるか?を考えるフレームワーク。なかなか面白い分け方だと思いません?ついつい自分や周囲の人が[Doer][Feeler][Thinker]のどれに当てはまるか?って考えちゃいました・・・
[2]Larry Dresslerさん(米)のお話で、紛糾した状況に対処するファシリテーターの「6つの心構え」というのも興味深く、中でも"Dance with Surprise"というフレーズはお気に入りです。詳しくは「Standing in the fire」というLarryさんの著書を紹介していただきました。

・そんな中から参加者が体験したのは、台湾で生まれた「In & Out of the Box」というワーク。実際に画用紙を使って箱を造りますが、まず箱の中に自分の固定観念やプラスマイナスのエネルギーの素になるキーワードを貼り付けます。そのあと実際に箱をかぶったり脱いだりしてグループで1つのワークをやるのですが・・・ここで説明するのはとっても難しい(困)、奥行きのあるワークでした。自分が知らず知らずに使っている「思考の殻」というのを自覚させられる不思議な体験。ポイントは身体を使って経験することなんでしょうかね・・・?



・いろんな文化の人々がいるから、ファシリテーションの捉え方や感覚もさまざまなのかもしれませんね。ふだんは体験できないファシリテーションの国際大会。じつは来年の秋、東京で初開催を予定しているそうです!興味ある方はぜひ今後の情報をチェックして、参加してみてはいかがでしょうか?

以上 (文責:よっしー)