第48回例会 『 元気のない組織はこう動かせ! 』 〜「組織開発のための列車モデル」〜四国サロン

FAJ四国サロン 第48回例会レポート

◆テーマ 『 元気のない組織はこう動かせ! 』 〜「組織開発のための列車モデル」〜

◆日程: 2013年4月28日(日) 13:00〜17:00

◆会場 アイパル香川 第5・6会議室 (香川県高松市番町一丁目 11‐63)

◆ファシリテーター
松下 敏治さん(としくん)(FAJ四国サロン運営委員)

◆ねらい
(はじめての方向け)
・(会議ではない)組織という切り口からファシリテーションを見つめる。
(ベテランの方向け)
・今回紹介するモデル(列車モデル)が各現場でどのように活用できるのか考える。

◆内容(参加者:たけしの感想を交えたレポ形式です)

<例会の様子>


・コンセプトは『組織開発の実践事例に関する話題提供及び組織開発のための列車モデルの提示、それを踏まえた現場実践のためのワークショップ』です。

・まずは流れからご紹介します。
今回は参加者(特に初参加の方)が多く、ちょっと場が固い感じでした。が、そこは経験豊富なとしくん(MF)、自己紹介を使ったアイスブレイクで場を和ませ、みなさん笑顔でファシリテーションの旅へ出発です。

前半は組織の実例(FAJ四国サロン)を題材にミッション・ビジョン・バリュー・コンセプト・ゴールイメージといった組織開発に必要不可欠な5つの要素をグループに分かれて話し合いました。実際の組織をイメージしながら、その良い点や改善が必要な点を5つの要素を踏まえて話し合うことで素晴らしい気づきが得られましたよ。

そして、後半はいよいよ、謎の「列車モデル」の正体が明らかに!
組織を列車に例えて、メンバーを役割を持った車両に見立てて組織を客観的に見つめる手法と、私は勝手にイメージしました。

しかし、これがとても都合がいい。分かりにくい組織の現状をうまく例えられるのです。現状が分かり、理想が分かれば問題が定義されますよね?これが図で表され、どうすれば良いかが一目瞭然になっちゃうんですよね。これはおもしろい手法ですよ!

ですが…、ここはファシリテーションを学ぶ場。「列車モデル」を学んだだけでは終わりません。この未知なる「列車モデル」をさらに良くするためにファシリテーションしましょう!ということで、5人一組で「列車モデルを改善しよう!」というテーマで熱く話し合いました。

最後はグループごとに改善点を中心に話し合いの結果をシェア。ここでも各グループのいろんな視点が見え、様々な気づきや学びがちりばめられていました。シェアを聞くだけでも熱い話し合いがなされたことが伺えましたよ!

・感想です。
今回のテーマは、「ファシリテーションを学ぶ」という視点では少し分かりにくいかなと思いましたが、参加者の方々はそれぞれの学びや気づきに満足いただけた様子でした。私としては、実際の組織に対するファシリテーションの有効性を改めて感じることができた素晴らしい時間でした。考案者のぎわさん(四国サロン運営委員)、としくん(同・MF)も大きな気づきを持ち帰ったんじゃないでしょうか?

そう言う意味では、参加者だけでなく主催者にとっても大きな気づきや学びにつながるファシリテーションという手法の無限の可能性を感じることができた良い時間だったと思います。

みなさん、本当にありがとうございました!そして、お疲れ様でした!

以上 (文責:たけし)