第4回例会「議論を「見える化」しよう」in松山四国サロン

8月例会にご参加いただきました皆様、ありがとうございました♪


四国サロン第4回例会議事録(2009年8月、松山)

■日時 2009年8月29日(土)13:00〜17:00
■場所 松山市ハーモニープラザ多目的室2
■テーマ ファシリテーショングラフィックス
議論を「見える化」しよう
■参加者 10名
■ファシリテーター トキさん

■最初に本日のグランドルール
・楽しもう、楽しませよう
・人の意見をしっかり聞こう
・積極的に発言しよう
・失敗熱烈大歓迎
を確認した後、「ファシリテーション」という語を初めて聞いた時期が古い順に
一列に並び、交互に「1」「2」「1」「2」と声をかけて2グループに分かれる

■各グループの中でアイスブレイク
A4用紙に名前、血液型(本当のもの+こう見られたい)
を記入して順に発表、それぞれの血液型観が垣間見えた

・ミニレクチャー1
ファシリテーションの4つのスキル
ファシリテーショングラフィックの重要性

▽ワーク1 板書の有無による議論の違いを体験する
各グループファシリテーターと書記を決めて、自分が職場の
宴会幹事になったと想定して、会場予約に活用する情報誌と
して"HOT PEPPER"と"ino"のどちらが便利化を比較検討する
→最初は板書なしで書記は手許でメモを取り、8分経過後に
模造紙を使って記録を開始
→共通の記録無しの議論の空中戦と、模造紙に記録を共有して
の話し合いとの違いを体感しようという狙い

・ワーク1の振り返り
1チームは模造紙が来てから比較のための枠組みを考えて表
形式にすることで議論が深まったが、もう1チームは比較材
料の雑誌を手にとっての議論で模造紙の記録を見ながらの議
論にならなかった

▽ワーク2 集中力を持って記録しよう
読み上げられる文章を聞き、各自A4用紙にその内容を記録
→一言一句を網羅するのではなく、後から話の内容が分かる
ようポイントを書き止め、矢印や多色利用など各自で工夫
→大量に書き止める人、マインドマップ風に整理して書く人
など個人による特徴が出た

(休憩)

▽ワーク3 マーカーでの板書に慣れよう
壁に模造紙を貼り、一人1枚使ってプロッキーの太字でテニ
スボール大の字で、表示される例題を書き写す
→カタカナ、ローマ字、数字、顔文字などバリエーションを
持たせた例題でともかくマーカーに慣れる事を重視
→マーカーの持ち方など一言アドバイス

▽ワーク4 3人一組でファシリテーショングラフィック練習
2人が話し合い、1人が書記役で模造紙に議論を書き止める
→4つの話題の中から話し合いのたびに話題を選択
→順番に全員が書記役を体験する

・レクチャー2 ファシリテーショングラフィックの留意点
ワーク4の各自の記録を見ながら、レイアウトの特徴やよい
点をみんなで共有
→マーカーの色使いにつき、簡単にレクチャー
→矢印や囲みなどの使い方の好例を共有
→最初から2つのことを対比する構図で書き始めると議論が
その方向に行かなかった時に書けなくなった、との例あり
→本来のテーマは是か非かの議論だったが、あらかじめ線で
区切らず書き始めることによって是か非かにとらわれない
議論に発展しても対応できた、との事例もあった

▽ワーク5 グループ討議でグラフィックを体験
テーマ 四国サロンが来年1〜2月に広島で1泊2日の合宿を
行うと想定、会場候補のパンフレットを見ながら、
20〜30人のイベントを行うために幹事として準備する
こと、会場に確認しておくべきことは何か話し合う
→最初から模造紙を使って記録する
→ファシリテーター、書記、タイムキーパーを決めて、最初に
話し合いの全体の流れについて確認する時間を設ける
→20分の話し合いの後、各グループ発表

▽全体振り返り
模造紙やホワイトボードで議論を共有することの大切さがわかった

 職場の会議でも是非議論を共有するため模造紙やホワイトボードに
書いていくようにしたい

 ファシリテーショングラフィックの色使いなどのポイントが実用的
でわかりやすかった

 板書は有効だと思うが、自分の仕事はおじいさん、おばあさん相手
でなかなか板書を使える状況になっていないのが残念

 初めて参加したがファシリテーションのイメージがなんとなくつかめた

 などの意見が出ました