第52回例会「海外のファシリテーションを体感してみよう!〜IAF東京大会開催記念〜」四国サロン

例会の詳細

テーマ

「海外のファシリテーションを体感してみよう!〜IAF東京大会開催記念〜」

日程

2013年8月17日(土)13:00〜17:00

会場

アイパル香川 第4会議室 

ファシリテーター

荒金雅子さん・大槻秀樹さん(関西支部) ※担当運営委員:よっしー(四国サロン)

ねらい

9月に開催される国際イベントを前に、四国サロンでも海外ファシリテーションを体験できる機会を設けよう!ということでゲストを招きワークを日本語で再演。海外ならではの価値観や技術に触れていただく。

内容

「ヒートアップする会議:Standing in the fire〜炎を優しく取り扱う6つの方法〜」

例会の様子

レポート(参加者:たけしの感想を交えたレポ形式です)

今回はFAJ関西支部からゲストファシリテーターをお迎えして、海外のファシリテーションを体感してみようという内容でした。

まずは、荒金(あらら)さん、大槻(ロッキー)さんの自己紹介&アイスブレイクから。
席に用意された用紙の内容に従って4グループに分かれて席替え。そこで自己紹介をして、いざスタート!と思いきや、ここからワールドカフェさながらに各グループに一人ずつ旅に出てもらい、そこでの内容や雰囲気を聞き取り、自分のグループに持ち帰りシェア。
最初のグループは居心地がいいが、旅先のグループでは何だか違和感を感じる…。実は、「エニアグラム」という 性格タイプ診断を用いて同じ属性でグループ分けをしていたのです。なるほど、自分を理解することと他人との違いを受け入れることを体験することで場の雰囲気をつかむ狙いだったのですね。

さて、ここから本題に突入。
今回は、ヒートアップする会議をどうファシリテートするか?そして、その場を仕切るファシリテーターはどうあるべきか?について海外から持ち帰ったものを再演していただきました。(参照:「Standing in the fire」by Larry Dressler)

そして、まず、「白熱する場面において一体何が起きている?」を自分事としてとらえるワーク。身体で感じること、感情、内的会話(自分の内から漏れ出てくる言葉)の3つの切り口を2人一組で話し合い、全体でシェア。自分のヒートアップした時の状況や怒りのスイッチ(Hot button)など、自分のパターンを知り、客観的に見つめるいい機会になりました。

次にファシリテーターとしてヒートアップする原因の解説タイム。中でも自分の中の「デーモンを探せ」というワークはかなり盛り上がり、示された10種類のデーモンのうち、自分にはどれが当てはまるか、ワイワイとグループでシェアし合いましたよ。
そして、自分のデーモンを絵に書くというワーク。みんなそれぞれ、色んなデーモンを披露しました。とってもユニークなデーモンもいました。
(デーモンはもちろん自分の一部なのですが、それをあえて擬人化することで自分を客観的に見ようという狙いがあるそうです。また、デーモンは絶対悪ではなく、自分を守る役目も持っているそうですよ。)

ここからは、「炎を優しく扱うための6つの能力」というテーマで、グループ対話。
各テーマ、4〜5名のグループに分かれてじっくり話し合いましたよ。
そして、シェアタイム。各グループから出てきた「その能力を身につけるために〇〇する」というところに、他グループからフィードバックやアドバイスが投げかけられていました。
グループ対話だけでも深い話ができたと思いますが、そこに他からの投げかけが加わることで、さらにアイディアの広がりや深まりが感じられました。

そして、最後!
2人一組になって、自分のあり方を探る対話を行いました。このあり方を軸にしてファシリテーターを務めることで、ヒートアップした場に流されにくくなりそうです!

感想です。

今回は海外で学んだことの「再演」ということで、「気づき」というより「学び」のウェイトが重かったように感じました。しかし、メインファシリテーターのあららさんの「良いものを伝えよう!」という熱意がヒシヒシと伝わってきて、参加者のみなさんも集中して学べたのではないでしょうか。

ご参加のみなさん、お疲れ様&ありがとうございました!
そして、ゲストでファシリテートしていただいた、あららさん、ロッキーさん、本当にありがとうございました!

以上 (文責:たけし)