第5回例会「人間関係ファシリテーションを体験しよう!」in高松四国サロン

9月例会にご参加いただきました皆様、ありがとうございました♪


四国サロン第5回例会議事録(2009年9月、高松)

■日 時:2009年9月20日(日)12:30〜17:00
■場 所:高松市男女共同参画センター第8会議室
■参加者:12名(香川7名、愛媛3名、徳島1名、広島1名)
☆四国サロン初の満員御礼!

■ファシリテーター:松下 敏治さん(としくん、FAJ東京支部)
▽第2部のワーク・資料協力:
人間関係ファシリテーション横浜勉強会
樋口さん(こうちゃん)
舛廣葉子さん(ようちゃん)
※FF2009「人間関係ファシリテーションへの誘い(いざない)」より

■ テーマ:「人間関係ファシリテーションを体験しよう!」

■ 狙い(目標):
(1)人間関係ファシリテーションのコンテント・プロセスの考え方を理解する 
(2) ファシリテーターのありようについて考えるキッカケを作る
(3) (1)(2)より、それぞれの持つファシリテーションの現場に人間関係の
それを活かすことを意識させる

■プログラム概要:
第1部 人間関係ファシリテーションへの誘い(いざない)
第2部 人間関係ファシリテーションを体験する
第3部 人間関係ファシリテーションを体験して
〜それぞれのファシリテーション現場への橋渡し〜

■第1部:「人間関係ファシリテーションへの誘い(いざない)」

▽導入セッション

サークル状にイスを並べてワークショップ開始。
ファシリテーターより、本日の狙いを説明。
A4用紙に「名前/ニックネーム/職業/今ココにいる理由」を書き、
一人ずつ自己紹介を行った。A4用紙は壁に貼りだした。
・職業:農業、県職員、会社員(総務、人事、技術、営業)、社労士、中小企業診断士、経営指導員、コーチ。

・今ココにいる理由:ファシリテーションを参考にしたい。惰性。人間関係F(FF2009)。運動会が…。会議を変えたい。新しいことを体験したい。人間関係ファシリテーションに興味があったから。ファシリで会社(他)をよくしたい。会の進め方を学ぶため。興味領域。人間関係Fを広める。泡の会。組織を元気にしたい。コミュニケーションを学ぶため。


▽人間関係Fの理解度チェック

人間関係Fを知っているか?体験・実践したことがあるか?名前を聞いてどんなイメージを持っているか?などについて、バズセッションを行い、全体共有を行った。


▽ミニレクチャー:「人間関係Fとは何か」

・人間関係Fとは何か(What)
「自己理解や他者理解を助け、(人間関係を深める)コミュニケーションを
促進する学びの場。」
・人間関係Fは何故必要か(Why)→どんな局面で役立つのか?
・人間関係Fはどのように行うのか(How)

■第2部:「人間関係ファシリテーションを体験する」


▽カードを活用したワーク

・5人×2グループに分かれ、サークル状に座る。
1グループにサブファシリテーターが1人ずつ入る。
話し合いのテーマが書かれたカードを一枚ずつ引いて、順番に話し合っていく。
テーマは、コンテント(内容)にかかわるもの、プロセス(感情)に迫ったもの、
話しやすいものから話し難いものなど、少しずつ掘り下げるような
バラバラのテーマになっている。
・サブファシリテーターは、場を観察する役割であり、話し合いの場には
基本的に介入しない。

▽振り返り
各グループで、人間関係Fのプロセス(感情)に焦点を当てて振り返った。
サブファシリテーターは、さりげなく先程の話し合いの場でのプロセス(感情)に
関する気づきを投げかけ、振り返りを促進。

▽全体共有
振り返りの中で、どんな話しがあったのか、全体で共有。

■第3部:「人間関係ファシリテーションを体験して
〜それぞれのファシリテーション現場への橋渡し〜」

▽振り返りセッション:「人間関係Fを体感して」

先程のグループに分かれて、第2部までのセッションを体験してみて、
a. どんな感想を持ったか?
b. プロセスとコンテントという言葉の意味についてどう感じたか?
c. SFの振り返りを、どう感じたか?
d. そこからファシリテーターのあり方についてどう感じたか?
e. a.〜e.を踏まえ、自身のファシリテーションに何を活かすか?
について話しあう。


▽全体共有
振り返りセッションでどんな話しがあったのか、全体で共有。


▽意図開き
ビジネス、まちづくり、人間関係のファシリテーションの体験から、
ワークの意図を共有。


▽一言チェックアウト

セッション全体を体験しての感想をA4用紙に書き、
一言ずつ話してもらい、チェックアウト。

・少しワクワク!
・ふ〜ん。ほ〜。
・人間くさいFでいこう!
・言葉の裏側を知るのが大切!
・モヤモヤ。感情的なもの、ついてまわる。
・人間関係を作るために信頼関係を作る。安心の場づくりにがんばってみます。
・プロセス、ファースト?
・感情論もときには必要?
・SubFacilitator=お得でした!
・もっとつながりたい。
・モヤモヤ。
・ファシリテーションで何をあつかうか?
・もやもや。=訳わからない=


▽アンケートより

・誰でも初めての人って苦手なんだなということがわかった。
・コンテントよりもプロセスが大切だということに(おぼろげながら)気づいた。
・何をテーマにし、何を目的としてやっているかが最後までわからなかった。
ワーク中にわからなくてもその後の振りかえり(全体も含め)でワークの意図やその理由、得られる事を期待したのが何かをきちんと説明してほしかった。
・時間が足りなかった。
・家族等、自己のプロセスをじっくり表出し相手が受け入れてくれるという前提がある場や人間関係の中であれば、今回のようなプロセスの開示とそれについての話し合いが可能かも知れない。
・「人間臭いファシリテーターでいいじゃん!」という気付きがえられた、
楽しいワークだった。
・パンツ脱ぐ(自分の感情をオープンにする)には勇気と時間が
必要だということが分かった。
・会議の最後に「振り返りの時間」を設けるのが、上司や他部署との
人間関係を円滑にするのに役立つと思いました。ぜひとも、実践したいです。

―以上