第60回例会「フレーズから入るファシリテーション」四国サロン

例会の詳細

テーマ

フレーズから入るファシリテーション

ねらい

(はじめての方向け)
話し合いの納得感を高めるフレーズが使えるようになる。
(ベテラン向け)
自分のファシリテーションを見直し、ファシリテーション力をよりアップさせる。

内容

・ファシリテーションで使えるフレーズを口に出して使う。
・どう話し合いが促進されたか観察し、より良いフレーズを模索する。

ファシリテーター

上田 和亨(なご)さん(FAJ四国サロン運営委員)
中塚 崇司(たか)さん(FAJ四国サロン運営委員)

日程

2014年4月26日(土)13:00〜17:00

会場

松山市民会館 第4会議室

例会の様子


レポート(参加者トゥーマさんの感想です)

ファシリテーションの本を読んで学んでいても、実践どのように発言したらいいのか、どのタイミングで言えばいいのかとついつい考えすぎてしまうことも多いのではないのでしょうか?そこで4月例会は【フレーズから入るファシリテーション】と題して、たとえば「試しにこんな形で整理してみませんか?(構造化)」といった使えるフレーズからファシリテーションをやってみよう!という企画でした。場所は「ことばのちからの街」=松山。四国サロン、記念すべき60回目の例会です!

例会はまず、なごさんとたかさんの「そもそもファシリテーションとは何か?」という問いかけからスタート。皆さんからは後押しになる、居心地が良い、前向きなイメージ、納得感が得られるなどなど...同じ「ファシリテーション」という単語であっても人によって様々な意見がでました。
その後、ファシリテーションの大切な4つのスキル‐譴離妊競ぅ鶚対人関係9渋げ臭す膂娵狙を会話を通して全体で共有化。 理解しているつもりでも、○○ってどういうことなんでしょう?など一歩踏み込んで考えることで自分の中のモヤモヤもすっきりしてきました。

その後、アイスブレイクとしてA4用紙を4つ折にして名前、出身地、好きな休日の過ごし方をそれぞれ記入し、ペアを作って自己紹介。お互いの共通点を空いた残りのヒトマスに書き込んでいきます。共通点探しのルールは「スポーツが好き」ではなく「野球が好き」などできるだけ細かい部分で見つけること。そのため、みなさん話が盛り上がっているようでした。この自己紹介を参加者の方々と繰り返していき、最後にそのA4用紙を壁に貼り付けていきました。

ワーク1

話し合いのテーマは「今回の参加者の9割が見に行きたくなる映画のタイトルと概要をグループで考えよう」。前半の自己紹介で交換した情報をワークに活用する、というのが個人的には新鮮でした。4つのスキルを1人が1つずつ担当するように割り振りして、テーブルにつきます。ふと壁を見ると、なんと各スキルごとに【そのまま使えるフレーズ例】が貼ってあるではないですか(驚)!!参加者は、話し合いの中で「いまこのフレーズを使うべきだ」と思った時に、机の真ん中のペンを持ってそのフレーズ例を発言してみよう、というのがルールでした。

ワーク2

次のテーマは「カップル成立率8割の婚活パーティーのイベントをグループで考える」。私たちのグループでは、どこまでいけばカップル成立なのか?どういう心境になればカップルになりやすいかなどついつい役割を忘れてしまい話し合いが白熱。 私は場のデザインを選んだのですが、前半はペンを持って積極的に発言。しかし、それ以降はフレーズ例をいうチャンスがなく悶々と・・・。ペンを持つのは不自然だということであえてペンを持たずにフレーズ例を発言するという工夫をしているグループも見られました。

振り返り

振り返り ワークの振り返りでは4人全員が話し合いに参加していたため、一人観察者を置いて話し合い終了後に『あの時は○○というべきだったのでは?』とフィードバックをもらうことができるようにしても面白かったのではないかなどの意見がでました。例会全体を通しては、今回は4つのスキルを敢えて分けて実践したことで、大切な4つのスキルは切り離すことができず、すべて一連の流れやつながっているものであるとみなさん実感。
個人的には、様々なフレーズがある中で最適なものを自分で選び発言するというプロセスに難しいと思った反面、言葉一つの発言で会議が促進されるという事を実感することができ、言葉の大切さを感じることができました。

MFのなごさん、たかさん、ありがとうございました!