第64回例会「ファシリテーション福笑い 〜その時あなたの真の姿が・・・!」四国サロン

例会の詳細

テーマ

ファシリテーション福笑い 〜その時あなたの真の姿が…!

ファシリテーター

中村 文彦(フミ)さん(FAJ四国サロン運営委員)
生田 祐介(トゥーマ)さん(FAJ四国サロン運営委員)

日程

2014年08月23日(土)13:00〜17:00

会場

高知市文化プラザかるぽーと

例会の様子

レポート(トゥーマさんの感想を交えたレポートです)

連日のじめじめした天気とは打って変わって汗ばむ夏日となった土曜日。FAJ四国サロンの高知例会が行われました。
今回のテーマは「ファシリテーション福笑い〜その時あなたの真の姿が・・・!」
参加者からは「福笑い?」「いったいどんな内容なの?」・・・と疑問の声が上がる中、MF(メインファシリテーター)のフミさんとトゥーマの掛け合いによって例会がスタート。
・・・会場に流れる「火曜サスペンス劇場」のテーマソング♪
今回の例会は火サスのように様々な役を演じてもらう中で、自身のファシリテーター像、さらにファシリテーターの世界観を深めていく内容でした。

アイスブレイク

初参加の方も多かったので、まずは自己紹介を踏まえたアイスブレイク。A4の紙に「ニックネーム」「出身地」「趣味」「好きな俳優」を記入し、グループ内で一通り自己紹介をしていく。その後、今回は演じる事は多いということでこの会場を高校の同窓会の会場に見立て、全員が高校の同級生だったという設定でA4の自己紹介用紙をもとに会話。最初はみなさん緊張していたものの、徐々に「うわー 久しぶり!!そういえば何部だったっけ?」など楽しそうな会話が聞こえ、演じるのに慣れてきたように感じられました。

ワーク1:RP(ロールプレイ)

演じることに慣れたところで本題へ。「会議をファシリテーターが進行する」という内容の台本をもとに、この会議の登場人物になりきってセリフを読むことでファシリテーターのいる空間を味わってもらいました。この場では、ある意味「理想的なファシリテーター」を感じ、ファシリテーターとはどのような人物なのか観察することでだんだんファシリテーターの人物像・世界観がイメージできてきたのではないでしょうか。

ワーク2:ファシリテーション福笑い(理想⇔現実)

理想:顔が描かれた模造紙をテーブルの真ん中に置き、先ほどのRPを通してファシリテーターに持った感想を目、耳、鼻、口、頭の5つの切り口でポストイットに書き込み共有。全体を見る広い視野を持った[目]、目的に合った意見かを見極める[耳]、意見の掘り下げを行う[口]など理想的なファシリテーターがどんどんと作り上げられていきます。
現実:理想像ができあがったところで、次にファシリテーターとしての自分の顔はどのようになっているのか?皆さんに自画像を書いてもらい、特徴と課題を発表。ついつい話の内容をごまかしてしまうため狸のような顔になっている、言いたいことが発言できないので口にチャックがついている顔になっている、など理想と自分の顔を比べることで自らの課題と向き合うことができました。

ワーク3:RPふたたび

理想と現実のギャップを感じたところで、グループに分かれます。[ファシリテーター][観察者]および[参加者]に役割を分担して、あるテーマについて話し合いを行います。ファシリテーターを務める人は、ワーク2の自らの課題を意識しながら話し合いを進行し、参加者はその姿を見て自分にも活かせる部分に気づく。ロールプレイングの後に、ファシリテーター役の人が自らの意識した部分をもとに振り返り、それをもとに観察者の方を中心として全員でフィードバックを行うことで全員が自分事のように考えることができ、常に自分ならどうするかという観点で考えることができました。

ふりかえり

ロールプレイングで実際にファシリテーターを体験したことで、ファシリテーターの顔(人物像)はどのように変化したかを振り返っていただきました。そうすると5つの切り口以外にも「笑顔」といった顔全体についてや「強い心」「全身でのボディーランゲージ」といったものも必要ではないかという意見が!
さらに「普段はあまり会議で発言する方ではないが、ファシリテーターをやってみると逆に自分の意見が言いたくなった」という意見もあり、それだけ5つの切り口に意識できていたのではないかと思います。聞き方、見方、話し方など基本的なことではありますが、それらの重要性を再認識できたとともに、自分の中の理想とするファシリテータ像を明確にすることができたワークとなったのではないでしょうか?

今回は参加者のほとんどが高知からの参加者という四国サロンにとって初めての経験!でした。ファシリテーションの輪が高知にも広がっていることを身をもって感じることができ、非常に嬉しく思います。今後ともよろしくお願いします!(トゥーマ)