第7回例会「対立解消のコツ!」in松山四国サロン

四国サロン第7回例会議事録(2009年11月、松山)

【日 時】 2009年11月28日(土)13:00〜17:00

【場 所】 まつやまNPOサポートセンター コムズ

【テーマ】 対立解消のコツ!〜ファシリテーションでなんとかしよう〜

【狙 い】 対立した意見の背景を掘り下げ、相互理解を深める手法を
演習を通じて学び・気づく

【参加者】 18名

【メインファシリテーター】 きたさん

【内容】
1)くじ引きでチームわけ
きたさんお手製のくじを引き、色別にテーブルに分かれる
→後から同じ色のくじの形を合わせるとそれぞれ別の図形が
できるのにびっくり!

 2)フォーワードで自己紹介
A4用紙に ニックネーム、主な活動、対立が想定される場面、
持ち帰りたい成果、の4つを各自が書いて、チーム内で自己紹介
→全員分壁に貼り出す

 3)レクチャー1 今日の狙いと進め方
・グランドルール、本日の狙いと目標、全体スケジュールの解説
・ファシリテーションって何?について簡単に解説

 4)ワーク1 コンセンサスゲーム
・各グループでファシリテーター、書記、タイムキーパーを決める
・宇宙船が月に不時着した時のメンバーだと想定して、
船内にある15のアイテムを重要度の順番付けを決める
・まず個人で1番〜15番を決める
・グループ内で話し合って、多数決でなく話し合いで1番〜15番を決める
・全体討議 NASAの実際の答えを元に個人の失点とグループの失点を算出

 5)振り返りと共有
グループ内で話し合いのときの参加度や納得度を振り返り、
感じたことを客観的にグループメンバーで共有

 6)レクチャー2 対立について考える
・対立とは、対話とは
・対立解消に導く3要素

 7)ワーク2 身近な対立問題を考えよう
・各グループでファシリテーター、書記、タイムキーパーを決める
・ある親子の話し合いの事例を取り上げ、対立解消のアドバイス案を考える
・小学4年生の子供が学校から帰ってきて、親が自宅に帰ってくるまでの間
同じマンションに住む同級生と一緒に待っていたい、と希望していますが、
親は大人が一人もいないですぐに駆けつけられないので、それぞれの家で
留守番を、と言って対立してしまったので、改めて話し合う、という設定

 8)振り返りと共有
・模造紙に書いた各グループの話し合い結果を発表し、全体で質疑応答
・グループ内で話し合いのときの参加度や納得度を振り返り、感じたことを
客観的にグループメンバーで共有

 9)ワーク3 社会的な対立問題を考えよう
・各グループでファシリテーター、書記、タイムキーパーを決める
・あるダム建設の話し合いの事例を取り上げ、対立解消の方策案を考える
・マニュフェストに基づきダム建設凍結を打ち出した政府与党、ダム建設を
推進してきた自治体、ダム建設を受注済みの地元工事業者、賛成・反対に
分かれて争ってきたが4年前に建設促進でまとまった地元住民、という
関係者が今後のダム建設をどうするか話し合う、という設定

 10)振り返りと共有
・模造紙に書いた各グループの話し合い結果を発表し、全体で質疑応答
・グループ内で話し合いのときの参加度や納得度を振り返り、感じたことを
客観的にグループメンバーで共有

 11)参加者のアンケートから
・中立の立場、相手の幸せを願い対話をするヒントをいただきました
・何となく話し合いのコツが見えてきた
・他の人がよく話を聞いてくれたのでうれしかった
・自分の意見をまとめて発表したことに他の人が否定をしないで聞いてくれる
ことで安心感があった
・日頃は「傾聴」中心、今後ファシリテーションも
・コツって色々、話し方・見方もいろいろある
・身近な題材ってやっぱり参加しやすい
・話し合う前の心のあり方って大事
・話の進め方、メモの取り方など、知らなかった事を学ぶことができた
・ワーク1→2→3と参加度も納得度も上がった。少ないけれどグループ間で
対話ができていったのかなと思います
・「対立」は言葉であり、そのように感じるまでのスレちがいを無くして
いくことが大切なのかなあと。そのために対話で背景を話すことが大切
・もっとじっくり考え、話し合ってみたかった
・対話ができた!