第162回定例会【テーマB】レポート
■テーマ
コミュニティスクールで何かが動く・何かが変わる?!
〜子ども・地域・先生との対話と話し合いのヒントいろいろ〜
■日時
2022年9月11日(日)13:30~17:30
■会場
仙台市市民活動サポートセンター 6階 セミナーホール
■目的
コミュニティスクール(CS)を実践されている、福岡県福津市と仙台市内小中学校の取り組みを聴きCSの可能性を知り、対話や話し合いを体験する。
■話題提供者
・山口 覚さん 津屋崎ブランチLLP 代表
福岡県福津市立福間中学校学校運営協議会委員
・石垣 恵さん 仙台市立生出小学校校長
仙台市嘱託社会教育主事研究協議会副会長
・遠藤 智栄さん まちづくりファシリテーター
■参加者
30名(内訳 FAJ会員13名、一般17名)
■当日のながれ
13:30~ オープニング(あいさつ、FAJの紹介)
定例会の目的、ねらい、企画者の思い
話題提供者紹介、参加者自己紹介
14:10~ ≪事例紹介①≫ 山口覚さんより
福岡県福津市の取り組み
『集いの場、対話の場をまち中につくる』
ワーク 対話手法 トークフォークダンスの体験
ふりかえり 取り組みやワークの感想
16:00~ ≪事例紹介②≫ 石垣恵さん、遠藤智栄さんより
仙台市立生出小学校の取り組み
『コミュニティガーデンから交流の場へ~熟議の実施』
≪事例①②から≫
ファシリテーター的役割と地域づくりの担い手、その可能性について
17:00~ ふりかえり
"あなたはCSにどのように関わりたい、貢献したいですか?"
17:30 終了
■当日の様子
オープニング
事例発表① トークフォークダンスの体験
事例紹介② エンディング
■参加者の声(一部抜粋)
・具体的な気付きがたくさんありました。
・即、実践に活かせる学びになりました。
・山口さんのファシリテーションの極意を感じました。感動です。
石垣先生の実践例も「できそう、やってみよう」という気持ちになりました。
・新たな気づきがありました。トークフォークダンスは、職場でやってみようと思いました。
・地域と学校を繋ぐことってハードルが高そうだと思っていましたが、小さな事からでいいと思ったらやってみたいと思いました。
・実践例を聞くことが出来たことファシリテーションを体験できたこと
対話について、CSという事例を通して学ぶことができた。山口さんの取り組みが目から鱗です。
・トークフォークダンスを実際に体験できて、気づきが大きかったです。時間が短くて1日の定例会でもよかったくらいです。
あっという間の4時間でした。コロナ禍ですが、やっぱりリアルの開催よかったです。
・実例を知れたこと、体験できたこと、多くの人と出会えたこと
・現在進行形の実践者のお話を聴くことが出来て大変参考となり良かった。
・トークフォークダンスで、場の空氣感が変わる体験は良かった。
■担当者コメント
石垣さん:CS導入にあたり、外部ファシリテーターと協働したことは学校運営協議会の委員にとっても自分自身にとっても学びが大きく大変効果的だった。今回の定例会でCSを導入して10年となる津屋崎の素晴らしい取組を見せていただき、CS導入の意義や今後の見通しが見えたことは貴重な機会だった。普段学校と関わりが少ない地域のファシリテーターの存在が学校運営協議会の活性化につながると強く感じたのでなんとか情報提供することができないか模索していきたい。
遠藤さん:仙台市での導入最終年度ということで実施したが、情報と体験を欲している方がいるといることがよりわかり効果的な場になったと思う。有志の情報交換グループも作ったので、ゆるくつながる輪を広げて、学校・子供・地域での対話・ファシリテーションを普及していきたい。山口さん、石垣先生の現場の実践から得られた知見に感謝したい。
ゆっきー:コミュニティスクールの事例が、地域・活動歴など異なるそれぞれの環境下でご紹介いただけたことは参加者により多くの気づきが見出せた定例会になったことがアンケートから伺えます。3名の話題提供者のみなさま、ありがとうございました。
私事ですが普段の生活では地域や学校との関わりが非常に薄くCSに関して少し距離を感じておりました。しかし今回の担当がきっかけになり、今学んでいるファシリテーションがCS活動に不可欠なスキルであり、その重要性を知ることが出来ました。さらに自らがファシリテーションを通じ地域と繋がることができるのではないかとも思い、東北支部としても情報発信や活動の普及に対して積極的に務めていきたいと思いました。