第169回定例会 レポート ~防災・災害WSを体験してみよう!~  震災発災月の3月だからこそ、気軽にJOIN♪東北支部

169回定例会レポート

テーマ
~防災・災害WSを体験してみよう!~ 
震災発災月の3月だからこそ、気軽にJOIN♪

日時
202334日(土) 13:0017:30

会場
仙台市市民活動サポートセンター  6階セミナーホール

目的・ねらい
東日本大震災の発災月である3月。この3月だからこそ、気軽にさまざまな防災・災害に関連するワークショップを体験し今後に備える。さらに防災や災害支援の場の促進役としてのファシリテーターの役割や自分ができることを考えてみる。

話題提供者
小山内 世喜子さん 一般社団法人男女共同参画地域みらいねっと、防災士、FAJ会員 
瀬川 加織さん   特定非営利活動法人いわて連携復興センター、防災士、FAJ会員
遠藤 智栄さん   まちづくりアドバイザー、防災士、FAJ災害復興委員会

企画メンバー
ちえさん、わかな、オガワ、ゆっきー

参加者
18名(内訳:会員10名、一般5名、企画メンバー3名)

当日の流れ
13:00~開会 FAJ・東北支部の紹介 会場利用の案内 等
13:10~オープニング 目的 話題提供者紹介、自己紹介
13:30 クロスロードWS(ミニ)
14:40 災害ボランティア入門WS
15:30 ジェンダーと防災WS
16:40~全体ふりかえり
3つのワークショップを体験して感じたこと、気づいたこと
・防災・災害関連で自分が普段からやりたいこと、災害後やりたいこと
17:10~エンディング 

■当日の様子
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参加者の声(一部)
・価値観の違いというものを人の考えを聞くことで感じとれた。
・ボランティアが軽作業でもいいとはじめ知った。
・災害ボランティアに参加する際の留意点や、避難所における弱者(女性)の現状などを知ることができたこと。加えて、それらの内容について、グループ内で意見交流ができたこと。
・誰もが我慢を強いられる状況下で見過ごされがちな(犯罪的)行為を知ることができた。
3つのテーマがそれぞれリンクしあって、災害に対する意識を高めることができました。
・クロスロード、HUGなど防災に関するテーマを定期的に開催してほしいです。
・クロスロードの手法を活用し、ジレンマを有するテーマ(防災以外)を取り上げてほしいです。
・防災・減災は日頃からの備え(とくにソフト面)が大切だとあらためて感じました。

担当者コメント
おっさー(小山内さん):参加者がファシリテーションを勉強している方々なので、多様な意見がでて楽しかった。防災にファシリテーションの力が必要なことを改めて確信した。対面の力は偉大!

SEGAちゃん(瀬川さん):率直に楽しかったです。リアルで、色々な意見にふれることが刺激的でした。悩んだポイント。参加者としてワークしているときに、多様な意見を聞いて最終的な学びを共有した時に、ちょっと違うなという意見が出ても、訂正できなかった。これってみなさん普段どうやっていますか?

ちえさん:参加者の方は積極的に意見交換していただきよかった。対面リアルの良さを改めて実感したというコメントもいただいた。3つのワークショップを体験していただくことで多様な視点を感じてもらえることができた。準備では早めに取り掛かったこと、すでにプログラムを実施しているファシリテーター3名だったことからスムーズにできた。

わかな:恥ずかしながら防災系のワークショップには初めて参加しました。災害時にファシリテーターとしてなにができるのか、様々な場をどうやって促進していくのか、など深く考えさせられた日になりました。小山内さんや瀬川さんとは初めてお会いし定例会を創りましたが、今までにない視点でのアイディアやご意見もいただけてさらに学びが深まりました。貴重な経験をありがとうございました。

オガワ:非常時に正しい行動ができるためには、日常時から防災について考えていくことが大事だと、3つのワークショップを通じて学びました。それぞれの話題提供者の視点の多様性に驚かされました。3月だから、ということではなく、東北支部として是非定期的に防災について考える定例会を継続していきたいと感じました。

ゆっきー:災害時に起きる問題や課題は特別なことではなく日常潜在していることである、との言葉が印象に残ります。今回話題提供者として青森、岩手からお越しいただけたこと、さらにお二方ともFAJ会員であり会員交流が出来た機会になりました。このような東北地区同士のつながりや交流は、もしもの時の助け合いや心の支えにもなると思いました。