2019年7月27日(土)に開催する7月定例会各テーマのご案内です。
会場:北とぴあ
・所在地:東京都北区王子1丁目11−1
※会場へ直接ご連絡することはご遠慮願います。
・交 通:
東京メトロ南北線 王子 5番出口 直結
京浜東北線 王子 北口 徒歩 2分
都電荒川線 王子駅前 徒歩 5分
テーマ1 |
『本×ワークショップ』本を使い学びを促進するWS第8弾 |
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テーマ2 |
『グループの成長を支援するファシリテーションとは何か?』 |
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テーマ3 |
『ネタのタネ』 |
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テーマ4 |
『プロセスワークから学ぶファシリテーション』 |
『本×ワークショップ』本を使い学びを促進するWS第8弾
~リアルな現場でファシリテーターのできることを考えて、皆で語りあい学びを深める~
自分の心が動かされた本についてだれかと語りたくないですか?
同じ本を読んだ人と、とことん話す。
小説だからこそ晒されるリアリティ。それを話すことが、現実に向き合う
準備につながります。
このテーマ本×WSは、本を使いその内容をダイアログすることにより、
参加者の学びを促進するワークショップです。
今回テーマとして取り上げる本は、池井戸潤 著 「7つの会議」です
この本は、小説の中で組織の持っている矛盾を描き出し、組織の抱える
構造的な問題を突きつけてきます。そして、そこにリアリティーがあります。
もしあなたが変革ファシリテーターとしてその会社で仕事を託されたら、
どんな可能性を見つけ、どんなことができると考えるでしょうか?
対話を通じて向き合い、ファシリテーターとして出口を探してみませんか?
乞うご期待
~本は、必ず読んで参加下さい~
【プログラム】
・サークル形式で3時間深くダイアログします。
・最後にその日のまとめをします。
・プログラムの振り返り
【対象】
会社や地域の組織に属する方
【メインファシリテーター】
大嶋友秀(FAJ会員)
【企画】
鈴木 郁子、有吉 孝治、岡本 淳之、東 憲治(以上、FAJ会員)
グループの成長を支援するファシリテーションとは何か?
~アクティブ・ブック・ダイアローグ®で『人間関係トレーニング』を紐解く~
普段の会議に参加している時、話題が表層的なところばかりに目が行き、
本質的な話に行きつかず、モヤモヤした経験はないでしょうか?
ファシリテーターならば、そこに集まったメンバーが自分の考えや感情を
率直に話したり、一歩踏み込んで相手に率直な質問をできる関係性を作り
ながら、より良い集合知を生み出し、そこにいる人々の更なる成長を
ファシリテーションしたいものですね。
では、私たちファシリテーターはどのようにして、心理的安全性を確保しつつ、
グループの成長を支援することができるのでしょうか?
我々はそのヒントが"人間関係トレーニング"という概念の中にあると考えています。
"人間関係トレーニング"は、1960年代のグループダイナミクス(集団力学)
の研究の中で誕生し、ここで行われた"ラボラトリー体験学習メソッド"と
共に、その概念は色々な形で発展していきました。
そしてそれらは、私たちが日頃から学び実践しているファシリテーションにも
その基本となる本質的な考え方は受け継がれているのではないか、と思っています。
そこでこの定例会では、ABD(アクティブ・ブック・ダイアローグ®)という
手法を応用して、『人間関係トレーニング』(南山短期大学人間関係科、
津村俊充・山口真人編集)を皆さんと共に紐解き、"人間関係トレーニング"
で大切にしている概念や「グループの成長を支援する」ファシリテーション
について深く掘り下げていこうと考えています。
この本の中には、きっと、ファシリテーターとしての成長の種が何かしらあるはず!
そして、このテーマに集まった皆さんだからこその気づきの分かち合いが、
その種を芽吹かせてくれるはず!
さぁ、そんな冒険の旅に、いざでかけましょう!
~ABD(アクティブ・ブック・ダイアローグ®)はワークの中で本を分担して読む手法です。
本はこちらで用意します。事前に読んでも読まなくても参加可能です~
【対象】
・グループの成長を支援するファシリテーションについて興味を持っている方
・グループのコミュニケーションの質を上げるために必要なことは何かを考えたい方
・ラボラトリー体験学習にご協力いただけるFAJ会員の方限定。(※)
※このテーマはメインファシリテーター初チャレンジのラボラトリーとなります。
「グループの成長を支援するファシリテーション」という話題を扱うためにABD
という手法を調査研究します。このラボラトリー体験学習の場にご協力いただける
会員の方のご参加をお待ちしております。
【話題提供】
時久剛(FAJ会員)
【企画】:にんとれチーム
飯島邦子、加藤貴美子、菊田磨美、小平均、津田壮彦、西井佐知子、西田徹(以上、FAJ会員)
『ネタのタネ』
このテーマは、定例会の企画書を実際につくってみるテーマです。
まず、プチワークショップを体験し、その企画書を眺めてみましょう。
そして、オリジナルのワークショップのテーマ(アイデア)を出すこと
から始め、実施の目的や対象者等、コンセプトをつくりこみ、
企画書(ネタのタネ)を完成させます。
しかもしかも、出てきたタネは東京支部運営委員会が全力で実現を支援します。
定例会でファシリテーターをすれば、さらにファシリテーション力が向上する
こと間違いなし。
そんな、リアルな実践に向けた体験ができるお得なテーマです。
ぜひご参加ください(^^)
【対象】
FAJ会員限定
【企画・ファシリテーター】
田代翼、前田卓也、今井祐子(以上、FAJ会員)
『プロセスワークから学ぶファシリテーション』
〜場で起こる関係性の葛藤をファシリテーターとしてどう扱う?~
ファシリテーターとして場に関わっている時、例えば、参加者同士で
想定外の対立が起きた、ファシリテーターである自分に怒りや悲しみの
感情が湧いてきた、参加者から突然ファシリテーターアタックされた......、
こんな"関係性の葛藤"が起きたらあなたはどうしますか?
これらのことを無いことにして、予定していたアウトカムに向けて進めて
しまったことはないでしょうか。また予定通り会を終えたものの、何かし
らモヤモヤが残り、ふとしたときに「あの時、どうすれば良かったのか??」
と頭の中でその場面がくりかえし思いだされる......といったことはありませんか?
私たちの伝える「その場に起こるすべてのプロセスを大切にするファシリテーション」
では、起こってくることはどんなことであろうと、たとえそれがネガティブに
思えるような事象やアクシデントのように思えることであったとしても、
そこに「何かの目的」があり、場に「メッセージを伝えようとしている」と捉えます。
そしてその容易に答えの出ないところに留まること(=ネガティブ・ケイパビリティ)
によって、既成の安定した枠組みからこぼれ落ちた未知な何かを共有し、
その場に活かしていきます。関係性の葛藤にファシリテーター自身が、
しっかりと向き合い、その葛藤が伝えようとしている何かをピックアップし、
自分のファシリテーションに活かせると考えます。
今回の定例会では、プロセスワークの考え方の紹介、実際の場の見立て、
グループプロセスという体験の場を通して、葛藤や対立の場に座する
ファシリテーションについて学ぶ場をつくります。
これまでのFAJではあまり取り上げてこなかったテーマでもあり、あまり
馴染みのないアプローチであるとは思いますが、だからこそ関心のある方、
どうぞお越しください。
【目的】
・場に起こる関係性による葛藤や対立を、機会ととらえてファシリテーション
に活かしていく方法を学ぶ
・実際の場における「場の見立て」について知り、それを入り口にした場へ
の関わり方がわかる
・ファシリテーターが自分自身の心の揺らぎなどにも自覚的になることで、
場に影響していくことがわかる
・ファシリテーターとして立つときに、自分自身にも自覚的になることで、
より場の見え方が変わったり、場に影響している自分自身に気づけるようになる
・葛藤や対立の中に座りつづけるといったプロセスワークの真髄とも言える
ような部分は、本当はそれほど特別なことではなく、身近なところでたくさん
起きている
【プロセスワークとは】
プロセスワーク(プロセス指向心理学)は人間に起きる幅広い問題に対して、
その瞬間に起こる出来事や具体的なシグナルへの自覚に基いて働きかけていく
アプローチです。プロセスワークを使うプロセスワーカーは、目の前の状況と
同時に起こる内的な体験をフォローしようと試みています。"プロセス指向"
とは、問題への解決方法は理論や思考にあるのではなく、シグナルと出来事の
自由な流れという、起こっているプロセスそのものの中にあるという態度を
意味しています。
【対象】
ファシリテーターとして、場に起こる関係性による対立や葛藤に悩んでいる方
【メインファシリテーター】
桐山 岳大(きりやま・たけお)
プロセスワークを根底にすえるファシリテーター、セラピスト。
人が生きていると起こるさまざまな問題に、プロセスワークを通じて関わっている。
東日本大震災以降、郡山対話の会を拠点として対話と学びの場をつくっている。
東京でトレーナーを務めるプロセスファシリテーションプロジェクト(pfp)は、
ファシリテーターの学び合いの場として、仲間たちと支え合いながら10年間続いている。
【企画】
浦山 絵里、浅羽 雄介(以上、FAJ会員)