このページは、2021年10月23日(土)に開催する東京支部10月定例会 のご案内です。
申込受付中
【詳細】
山本七平賞受賞『進化思考』著者 太刀川英輔さんをお招きします。
「進化思考」は 、「生物の進化のプロセスを発想のためのメソッドに応用して、人の創造性を高め、社会が変わるような新しい価値を生み出す人を増やそう」といった、生物の進化と同じく、
「変異と適応」を繰り返すことで、誰もが創造性を発揮できるようになる思考法です。
太刀川さんの話を聞きながら、進化思考から創造性の本質を学びます。
そして、この思考法を使って、「ファシリテーションのシン・創造」を探求します。
ファシリテーションが日本で注目を浴びるようになってから20年近く経っています。
今、このVUCA時代にファシリテーションそのものの変革が求められているのではないでしょうか?
生物の進化から学ぶ「変異と適応」の考え方を使って、新たなファシリテーションの創造に挑戦します。
【日時】
10月23日 (土)13:00~17:00 オンライン(Zoom)開催
【参加費】
FAJ会員 : 無料
FAJ会員以外の方 : 3,000円
【定員】
100名
【対象者】
・「進化思考」に興味のある方
・創造性の本質を探究したい方
・ファシリテーションの進化・深化に興味がある方
・ファシリテーションそのものの本質を探ってみたい人
【講師プロフィール】
太刀川 英輔
NOSIGNER代表、デザインストラジスト、進化思考家、慶應義塾大学特別招聘准教授
創造性の仕組みを生物の進化から学ぶ「進化思考」を提唱し、様々なセクターの中に美しい未来をつくる変革者を育て、創造教育の更新を目指すデザイナー。
デザインで美しい未来をつくること(実践:社会設計)、自然から学ぶ創造教育で変革者を育てること(理念:進化思考)。この二つを軸にデザイン活動を行っている。
プロダクト、グラフィック、建築、空間、発明の領域を越境し、次世代エネルギー、地域活性、伝統産業、科学コミュニケーション、SDGs等の数々のデザインプロジェクトを成功に導くために、総合的な戦略を描く。グッドデザイン賞金賞(日本)、アジアデザイン賞大賞(香港)他100以上の国際賞を受賞。
グッドデザイン賞、DIA(中国 Design Intelligence Award)、DFAA(Design for Asia Awards)、WAF(World Architecture Festival)等の国際デザイン賞の審査委員を歴任。主なプロジェクトに、進化思考、OLIVE、
東京防災(東京都)、PANDAID、山本山、横浜DeNAベイスターズ、YOXO(横浜市)、ミズベリング、MOZILLA FACTORY、秋川牧園、PLOTTER、2025大阪・関西万博日本館基本構想など。著書に『デザインと革新』(パイインターナショナル、2016年)がある。
【より深い学びにつながるためのご参考】
書籍『進化思考――生き残るコンセプトをつくる「変異と適応」』(海士の風、2021年)
第30回「山本七平賞」受賞作
★進化思考──それは、生物の進化のように二つのプロセス(変異と適応)を繰り返すことで、
本来だれの中にもある創造性を発揮する思考法。
私たちは道具の発明を通して、擬似的な「進化」を達成してきた。そこには必ず、私たちの本質的な願いが込められている。
小さいものを見たいから目を進化させるために顕微鏡を。
寒さをしのぎたいから皮膚を進化させるために服を。
速く移動したいから足を進化させるために乗り物を。
子孫に残したいから記憶力を進化させるために本を...。
40億年にわたり変異と適応を繰り返してきた生物や自然を学ぶことで、創造性の本質を見出し、体系化したのが『進化思考』である。
変異(HOW):偶発性を起点にした発想手法
適応(WHY):自然選択を起点にしたリサーチ手法
変異によって偶発的に無数のアイデアが生まれ、それらのアイデアが適応によって自律的に自然選択されていく。
変異と適応を何度も往復することで、変化や淘汰に生き残るコンセプトが産まれる。
その結果、本質的な願いを具現化するイノベーションを起こせるようになる。
この本は、「あなたが進化思考を実践しながら身につけられる」ことを目指している。そのため50個の進化ワークが登場する。
「変異」の章では、たくさんのアイデアを出し、「適応」の章では、たくさんの情報や繋がりを理解し、
「コンセプト」の章では、それらが美しく結合した時代を生き残るコンセプトに出会うことができるだろう。
(引用:Amazonの書籍紹介文)
【企画】
FAJ東京支部 調査定例会チーム