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★Faj富山サロン 2023年２月 例会レポート
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◆開催概要
・テーマ： 「安全・安心な場」について考えよう！
・開催日時：　2023年2月4日(土) 13:30～17:00
・場所：救急薬品市民交流プラザ　
・メインファシリテーター：　さとっぺ（佐藤重範）
・担当チーム・サポート：　富山サロン運営スタッフのみなさん
・参加人数：　10名
・案内文
　https://www.faj.or.jp/base/toyama/event/202324/

◆進行概要
１．共有
MF自己紹介、本日の目的、目標、スケジュール、グラウンドルール

２．アイスブレイク
・グループに分かれ、A4用紙に以下の項目を記入、グループ内でシェア
（呼ばれたい名前、住んでいるところ、ホッとする時間や場所、今の気持ち）

３．グループワーク①
・「安全・安心な場」とは、どんな場かメンバーと共有し、定義づけしてみる。『「安全・安心な場」とは〇〇〇なことです』の様に定義づける。
・役割（ファシリテーター、板書、タイムキーパー、発表）を決めて話し合う 。会議や話し合いの場に限定して考える。【グループ発表】

〈休憩〉

４．グループワーク②
・「安全・安心な場」でないと感じた場面（状況）とその時の気持ちや感情を書き出し、共有する。
・役割を変えて、話し合う。【グループ発表】

５．個人ワーク（20答法）
・心理検査「20答法」の説明（特徴や効果など）
・次の教示を伝えてから始める（１０分間） 「この質問は，あなたが，あなた自身に問いかけているものです。他の人からの，あるいは他の人への問いではありません。そのつもりで，頭にうかんできた順に，りくつや，大切さを抜きにして，２０通りの文章を「私は」という言葉で始めて書いてください。」 ※20個書けた人から休憩してもらう

〈休憩〉

６.20答法の分析・解釈
・明確な結果はでないが、一般的な傾向としてどうなのかMFから説明する。
・結果について分析し、自分なりに解釈してみる。
・「自己概念」にが、話し合いの中でどう影響しているか考えてみる。

７．グループワーク③
・ワーク②から「安全・安心な場」を妨げている要因（原因）を考え、対策を考えてみよう。
・役割を変えて、話し合う。【グループ発表】

８．全体振り返り
・例会で気づいたこと、明日からできることを一人ずつ話してもらう。

◆参加者の感想（アンケートより）
・安心は個人差があると思っていましたが、会議・話合いと限定すると、安心の条件が限定されそうです。そうなると、使える方策が出来そうです。
・参加前は被害者意識などの自分中心の発想だったが、参加してファシリテータの能力もそうだけど一参加者の自分も協力することが大切なんだなと思った。
・安全の場、安心の場の違いみたいなのが、つかめた。
・自由な発言や多様な発言の土台には安心・安全の場が必要だと改めて感じました。
・話し合いの中で上下関係は悪だ的な意見があり自分も同意していたけど、でも組織の上下関係はよい面もあるし全て否定しきれないんじゃないかと思った。
・『自分の意見と違っても』の枕詞を使っていきたい。
・一参加者として、よい話し合いの場にしようと自分なりに努力したい。
・グランドルールを見えるところに貼る。
・安心・安全を創り出すよう、自分で出来ることを意識して行うようにします。

◆ファシリテーターより
私が「安全・安心な場」と思っていても、他の人がそう思わない（逆もある）のは何故なのか疑問に思ったことも今回のテーマを選定した理由の一つです。人は、その場に起きている事象の要因（原因）を正しく理解しているのか疑問になり、その人の自己概念に起因するのかもしれないと仮説をたて、ワークを組み立ててみました。
人は、自分自身で帰属のエラーに気づくことは、かなり難しいのだと感じました。でも他人のことであれば、ある程度客観的に見ることができるので、ファシリテーターやメンバーが質問しながら「帰属のエラー」が起きていないかを確認しながら進めることはできると思いました。そのためにも、ファシリテーターは話し合いのコンテンツに入り込み過ぎず、場を俯瞰してみることが大切だと、今回の例会で強く感じました。
参加していただいた皆様、心理検査（20答法）にも取り組んでいただき、大変ありがとうございました。

例会風景

集合写真