★Faj富山サロン 2017年6月 例会レポート★富山サロン

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★Faj富山サロン 2017年6月 例会レポート★
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◆開催概要
テーマ:「ファシリテーションクリニック〜話し合いで起きる症状に処方せんを出そう〜」
日時:2017年6月3日(土) 13:30〜17:00
場所:高岡市生涯学習センター ウィングウィング高岡5階 研修室503
メインファシリテーター:ゆみりーぬ(坂本祐央子)【富山サロン運営スタッフ】

サポート:みか(町野美香)【FAJ会員】、あゆみん(ひびのあゆみ)【FAJ会員】
参加人数:17名

◆案内文
 6月は新年度がスタートし、
新しい仲間、新しいプロジェクトなど
チームでの活動が軌道に乗ってきた時期。



ふと気づくと「話し合いが会議の進め方がこれでいいのか?」と立ち止まる時期です。 

そんなあなたのチームの話し合いに起きている症状は、

他のチームでも蔓延している症状かもしれません。


私たちの身の回りの話し合いで起きている「うまくいかない」と感じる事例を
共有し
課題を抽出し、症状ごとのチェックリストや
必要なスキルという「処方」を
考えていくワークショップを準備しています。



「質問カード」を使って、ポストイットやホワイトボードを使いながら、

最終的な処方をみんなで考えていきます。


新しい気づきがきっと得られると思います。

皆さんとお会いできることを心待ちにしております。

◆当日の進行
13:30 オープニング
・目的[漠然とした症状を、アイデアやノウハウで改善策に焦点をあてる]

・目標[チェックリストをつくることで課題に対する解決策を明確にする]
・自己紹介:『今日の参加の理由や意気込み+自己紹介』
グループで自分のトピックス4つ紹介、うち1個は嘘を書きメンバーに嘘を当ててもらう

13:45 グループをつくる
・自分のいる場で起きている、困っていることについて話す(ペア)
代表的なものを紙に書き出し、マグネットテーブルで新しいグループをつくる
[似た困りごと・違うけど一緒に話すと何か起きそう・自分の困りごとより興味深い]


14:00 話し合いの要素を集める
ファシリテーターが用意した「話し合いの要素」カードをグループごとに引いて
ポストイットで関連する要素を書き出す
ゲームのルール[1つに対してアイデア20個・より早くアイデアを出せたチームが優勝]


15:15 チェックシートのつくりかたの要素を学ぶ
『こんな症状にこんな処方』グループで話し合いし作成
<ヒント>
・前半で書き出した課題解決ポストイット
・ファシリテーション図書
<チェックシート>
1)グループで起きている困った症状を洗い出す
2)それぞれの症状が起きている要因の仮説を検討する
2)症状に名前(タイトル)をつける
3)ヒントを活用して、処方せんを書く
処方ヒント:服用の順番(タイミング)、服用する効果、副作用、正しい服用方法、その他注意事項


16:40 まとめ 今日の話し合いレベルを全体で診断する 振り返り

17:00 終了


◆メインファシリテーター、企画側の感想
感想
・アウトプットをテンプレートを活用するか、自由記載にするのか午前中のミーティングでの話題となり、自由記載にしたことで様々な切り口での処方が生まれて多様性を感じた。
・初めて参加の方が、夢中になってあっという間に終わったと楽しそうに感想を述べてくださった。
・初めてでも参加OKであることをもっとアピールしていきたい。

反省点
・チェックリストと処方の説明を切り分けて具体的に説明したほうが、進行しやすかった。

◆参加者の感想(アンケートより)
 ○参加して印象に残ったこと

・グループワークでいろいろ聞けてよかった
・とても楽しかった、普段の会議も笑顔でできればと思った
・同じ意見で集まるというのが楽しく、話が弾みました
・課題になることも「診断名」としてゲーム感覚で扱うとユーもがありとても楽しく興味を持って取り組めた
・話し合いの課題解決に処方箋を考えるのが面白かった
・会議中に「いいね」を言う
・他のグループの意見、アイデアを知ることができた
・各グループで個性が出ていて面白かった
・自分の内面を聞いてもらえた感じで少しスッキリしました
・全員のポストイットをみると皆が大切にしたいのは、感情だなと思った
・最後に「見える化」「聞くこと」にまとまったこと
・症状が起こっている要因を探った、書く・聞くといった基本がやっぱり大事!
・具体的な話が出たので、具体的な話ができる
・ファシリテーションマインド(愛)がベースだよね、やっぱり!

○参加してわかりづらかったこと
・
チェックシートのモデルなどあればわかりやすかった
・チェックシートを作ればいいのか?処方箋をつくればいいのか、わかりにくかった
・最後のアウトプットがイメージできないままワークを始めてしまった、確認すればよかった
・成果物のテンプレートがなかった、ただしテンプレートがなかったため多様な成果があがった
・グループでのテンプレート作成の進行の仕方、処方箋の捉え方

○これをもとに自分でやれること、これからやってみようと思うこと

・少人数で意見を出し合うのは効果的だと思ったので、やっていきたいと思った
・まずは自分でできることから、例えば事前に意見を考えて目的を明確にする
・子供達の話し合いの場で同じ意見の人と繋がりを持たせるともっと多様なレベルの高い話し合いになりそう。
・グループ課題の分析に、解決方法にこの手法をつかってみる
・症状や治療法という切り口でメンバーに問う方が気づきが得られると思うのでやってみたい
・アイデアの出しかたが面白かった
・自分で「見える化」する
・職場や地域で活用したい
・基本に立ち返り実践する
・「愛」をもって何事も。

○その他なんでも
・
全て参考になりました!