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★Faj富山サロン 2022年12月例会レポート
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◆開催概要
・テーマ:『問いかけの中に潜む罠を知って、問いかけをわくわくに変える気付きを皆で話し合おう!』
・開催日時:2022年12月3日(土) 13:30〜17:00 (受付開始:13:15)
・場所:高岡市生涯学習センター ウィングウィング高岡6階 男女平等推進センター会議室
・メインファシリテーター:もとちゃん(元平絹代)
・担当チーム・サポート:富山サロン運営スタッフ
・参加人数:計10名
◆当日の進行の概要
1 はじめに
・富山サロン世話人のあいさつ、MFの自己紹介
・本日のスケジュール説明
・アイスブレイク
・話し合いの「課題設定の5つの罠」について説明
・グループワーク1(各グループで課題設定を話し合いで決める)
・グループワーク2(各グループで決めた課題をグループで実際に話合う)
シェーアータイム(①自己紹介、②、③、④)
2 アイスブレイク ※2グループで実施
→ A4用紙を3分割して記入(個人ワーク)
①今日呼ばれたい名前
②今週の良かったことは?
③本日持ち帰りたいことは?
④頭の体操で感じた事は?
→ A4用紙を四分割、記入し紹介し合う
3 課題設定のワーク1(40分間)
【課題設定】
皆さんの立場:射水市職員
太閤山ランド(公園)にジブリパークが2024年にオープンするに当たり
地域住民からの交通量増加による問題が懸念されている。市長からは
市民も巻き込んでジブリパークらしい、解決方法や来場者も住民も楽しめる
課題(テーマ)設定を決定して3カ月後に各地区でタウンミーティングを開催して欲しいとの
メッセージを受ける。
各グループでタウンミーティング開催の際の課題(テーマ)を話し合いで決める。
【各グループの課題決定までの話し合いプロセスのシェアー】
課題設定の5つの罠に陥らないようにグループで検討した課題(テーマ)の中で
の話し合いのプロセスを参加者でシェアー
<休憩>
4 課題設定した内容を実際に話し合いするワーク2(40分間)
【2つのグループの課題(テーマ)を各グループで話し合う】
課題(テーマ)を地域住民の参加者と市役所の職員として、タウンミーティングの中で話し合うという疑似体験。
自分たちが設定した課題(テーマ)を実際に疑似体験することで、話し合いで決めた課題(テーマ)が5つの
罠に陥らない内容になっているか?また、話し合いがし易い課題(テーマ)か、核心に迫る課題(テーマ)で
あったか?などを振り返る。
【2つのグループの課題を話し合っての各課題(テーマ)の気づきと振り返り】
異なる課題(テーマ)を実際に話し合うことで、ワーク1で意図した課題(テーマ)に基づき
話し合いができるかを体験し、その中での気づきや次へのTRYに繋げる。
5 振返り
・全体振り返り。
・全体を通して今回の例会のテーマである課題設定の5つの罠と実際に設けた課題を参加者として体験しての気づき
をシェアー。
◆参加者の感想
・問を立てるのば難しく、しっかりと練らないとけないことを再認した。
・ワークにて、問いを設定する立場と問いに答える立場の両方を体験できたこと。
・質の高い視点が、アイデアをたくさん創出する、ワクワクの感情、モチベーションの高さを産み出すことができるということ。
・「問いを立てて引き出したいモノ」「問いを考える際の条件」「その会の参加者の立場」との関係性を踏まえ、問いを立てることの重要性を感じました。加えて、問いを立て、参加者の立場になりその問いに答えることも、問いを立てる過程では必要なことを改めて認識しました。
・自分たちが作った問いを実際にやったことが良かった。
・私だけかもしれませんが、ワークの中の「課題」と「テーマ」と「問い」の関係が少々わかりにくかったです。
・例会時に質問があったように、テーマ・課題・問いは、一緒と最初に定義してあるとよかった。
ご参加の皆さん、ありがとうございました。
◆MFの感想
課題設定を設ける段階での話し合いの中で、主催者側として想定したこうなって欲しい話し合い
ができるかどうかを疑似体験するワークとして企画した。
実際に、2つのグループで話し合いで決定した課題(テーマ)がタイプの違うもので、疑似体験
の中でその2つの課題(テーマ)のいい点、気になる点がワークの中で参加者も含め、MFの私も多くの気づきがあった。
条件設定が明確である課題(テーマ)は、話し合いは進み易くて活発だが、余りにも条件を絞りすぎる
と答えが限定されてしまう傾向がある。形容詞を設けることで思考が変化する。
抽象的な質問は、時間がかかるが参加者の前提や背景などを内省し、思考を深める効果があることを認識できる機会となった。
今回の例会での中での気づきを、今後仕事などの活動の中で実践して行きたいと思います。