★Faj富山サロン 2022年9月 例会レポート★私の「問い」の棚卸し      ~問いを立てる際に大切にしたい視点を話し合い、言語化してみませんか~富山サロン

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★Faj富山サロン 2022年9月例会レポート
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◆開催概要
・テーマ:私の「問い」の棚卸し
     ~問いを立てる際に大切にしたい視点を話し合い、言語化してみませんか~
・開催日時:2022年9月3日(土) 13:30~17:00
・場所:射水市緊急薬品市民交流プラザ 及び オンライン(Zoom)
・メインファシリテーター:Ta Ma(田村 雅人)
・メカニック担当:ひびの あゆみ
・担当チーム・サポート:富山サロン運営スタッフ
・参加人数:会場7名,オンライン7名 計14名

◆当日の進行の概要
1 はじめに
・富山サロン世話人のあいさつ、MFの自己紹介
・テーマや「問い」の説明
・今日のお品書きの紹介
・グランドルール
 〇自ら場をあたためよう
 〇相手目線で、話を最後まできこう
 〇絡めるなら、絡めて話そう

2 アイスブレイク ※3グループで実施
 ①今日のお名前は?
 ②どちらから?
 ③どのような内容を質問されたら、答えるのが楽しくなりますか?
 ④今の気持ちを表している果物は、何ですか?
 → A4用紙を四分割、記入し紹介し合う

3 ワーク1(15分間)
【問い】 問いを立てる際に大切にしたい視点は、具体的に何ですか?思いつくことをどんどん答えてください。
活動:各グループ内で、具体的な内容をできるだけ多く書き出す。

<休憩>

4 ワーク2(20分間)
【趣旨】 後日実施する大曲店の店長との対策協議に使用する、大曲店の客単価を増やす案をつくりたい。    
          ★珈琲チェーン店運営会社で、直営店の一つである大曲店での課題解決への取組 
【条件】①会議のメンバー:珈琲チェーン店の本社店舗管理部の4人。 
    ②会議の回数・時間:1回 90 分間。
     ③状況等
         o大曲店はここ6か月売上が連続して減少。 
         o大曲店の店長を含め売上を分析した結果、売上=客単価×(リピーター客数+新規客数)で、
           客単価が毎月減少して いることが判明。リピーター数と新規客数の減少はなし。 
         oこの会議で客単価を増やす案を作成し、その案をもって大曲店の店長と後日、客単価を増やす対策協議を実施。
【問い】 趣旨や条件を踏まえ、この会議ではどのような問いを立てますか?
活動:各グループ内で対話し、立てた「問い」を紹介する。

5 ワーク3(20分間)
【趣旨】 各店舗に来客した先着 100 名のお客様に弊社創立 30 周年のお礼の品を配布することになった。 その記念品の候補に優先順位をつけ、役員会に提案したい。 
     ★珈琲チェーン店運営会社で、直営店の店舗で実施
【条件】①会議のメンバー:運営会社本社の 30 周年記念品担当4人。
    ②会議の回数・時間:1回で 90 分間。 
    ③状況等
     oお礼の品を配布するねらいは、ご愛顧への感謝と自社 PR。
     oお礼の品の候補は、3点選出済み(会社名入れる)。この3点は担当役員から了承済。
     o候補は、保温ミニボトル、モバイルバッテリー、ウエザークロックで、金額はほぼ同額、納品等の問題もなし。
【問い】 趣旨や条件を踏まえ、この会議ではどのような問いを立てますか?
活動:各グループ内で対話し、立てた「問い」を紹介する。

<休憩>

6 ワーク4(20分間)
【問い】 問いを立てる際に大切にしたい視点とは、具体的に何ですか。各グループで3つ選んでください。
活動:各グループ内で対話し、各グループの「3つ」を紹介する。

7 振返り
・グループごとに、「わかったこと」、「明日から実践したいこと」を各自紹介する。
・全体で、本日のワークに関する意見・感想を紹介する。

◆参加者の感想
・多くのワークがあったこと。4番目のワークが1番目のワークと同じで、比較が出来たこと。振り返りの時間が多く取れたことがよかったです。
・視点の多様性が印象に残っています。他のグループの発表が面白かったです。
・ワークを通じて、ミーティングに参加する人は、バックボーンが違うため、前提を共有することが非常に大事、ということに気づくことができました。
・問いと質問の区別、問いの多様性が理解できました。問いには前提が必要か?
・プロセスデザインの大切さ(問いを考える時にもそれを考えていました。)。
・事例をもとに考えてみることができたことがよかったです。
・ハイブリッドのスムーズさが印象に残りました。
・せっかく「問いのデザイン」を参考にしたのであれば、「この設定で、もしリフレーミングの問いを作るとしたら。どんなのが思い浮かぶだろう?」(同書p207)や、「足場架けの問い」(同書p145)をもとにした話し合いができたら面白かったかもしれません。
・ワークごとに解説があってもよかったかもしれません。リアル組とオンライン組とのコミュニケーションがあってもよかったかもしれません。
・MFの質問が、複雑な印象がありました。内容を理解するのに、とても時間がかかりました。
・話し合いの前提条件が少し分かりづらかったです(チームで何話せばいいんだっけ?の会話があった)。
・問いは、実際の話し合いの中で考えるだと思っていたので、問いだけ考えるワークには最初は抵抗がありました。
・できれば、教育的な観点からワーク後の学びを深めるコメントがあればと思いました。確かに、正解はないにしても、どういった問いの立て方が望ましいのかはお聞きしたかったところです。

ご参加の皆さん、ありがとうございました。

富山サロン9月集合写真.png