2018年4月15日、神戸から講師を招き第5回例会を開催しました。
今回のテーマは「共感・共有を図る防災ゲーム『クロスロード』でわかる!コミュニケーションのツボ」。
講師は神戸市職員で、阪神・淡路大震災での自らの被災体験に加えてワークショップのノウハウを活用したプログラム開発を行うなどクロスロードの普及活動に取り組む西修(にしおさむ)さん。
(詳しいプロフィールはこちらから)
西さんからは最初に阪神淡路大震災の映像を見ながら当時の様子をお話いただきました。
和歌山でも少なからず被害があったことが思い出されます。
この未曾有の災害の経験から生まれた防災ゲーム「クロスロード」は、当時実際に現場で決断を迫られたさまざまな課題を問題にして、グループごとにYES/NOのカードを出して多い方が勝ち!というもの。
課題は本当に悩ましい、なかなかYES/NOと判断できないものばかりなのですが、一斉にカードをオープンしたり、勝った人には座布団がもらえたりとゲーム性が高く楽しく防災について考えられます。
ポイントは、カードをオープンしたあと。
なぜそのカードを出したのかをグループで伝え合い、みんなが悩んだポイントなどを共有します。
どのグループも話し合いに熱が入ります。
一通りゲームをやったあとは、自分たちでオリジナルの問題をつくってみました。
クロスロードは防災以外にも福祉や医療など、「どうすればいい?」と思い悩むさまざまな場面で使えます。
この「どうしたらいいの?」というもやもやをクロスロードの問題文にし、推敲を重ねることがジレンマの正体を探ることになるという西さんの言葉がとても印象に残りました。
この例会の週末からは和歌山サロン恒例の「朝のファシリテーション勉強会」がスタートします。
今回の勉強会でやる気スイッチもオンになったところで、今年もがんばりたいですね!
次回の例会は秋〜冬に開催の予定です。