2020年4月10日(金)開催「私たちはオンラインとどう関わっていくのか?」オンライン・ファシリテーション研究サロン

開催日

2020年4月10日(金)開催 20:00-22:00 (JST:日本標準時間)

 

話題提供者

小瀬一幸

企画

山本泰、松浦春選、亀井直人(以上FAJ会員)

参加者数

75人(話題提供者含む)

 

概要

COVID-19の蔓延により大きく変わってしまった、この世界。

我々の仕事も、オンラインにシフトし、テレワークでの仕事やオンライン会議システムを用いた会議が広がりつつあります。

また、日本ファシリテーション協会における定例会や打ち合わせもオンラインでの開催が増えています。

この動きは、今後どの様な動きを見せるのでしょうか?

この大きな動きに対して、私たちが困っていることはなんでしょう?

この定例会では、オンラインへの移行による希望の他、困りごとや不安についても考えるイベントです。

アンケート結果

参加者51人から回答があった。アンケート結果を以下に示す。

フォームの回答のグラフ。質問のタイトル: 年齢をお教えください。回答数: 50 件の回答。

スクリーンショット 2020-04-16 8.12.00.png

フォームの回答のグラフ。質問のタイトル: テレビ会議システムの利用状況をお教えください。回答数: 51 件の回答。

フォームの回答のグラフ。質問のタイトル: 本日の定例会/ワークショップの満足度をお教えください。回答数: 51 件の回答。

多数の参加者から「満足した」または「どちらかと言えば満足」の回答を得た

「どちらかといえば不満」は2回答であった

本日の定例会/ワークショップの満足度理由についてのコメント

  • 色んな立場、職業の方の話を聞けて視野が広がりました。
  • スムーズな進行、構成で、安心して参加できた
  • 良い話し合いができたように思う
  • 皆さんのオンラインでの体験を聴いて、次はもっとこうしてみようというアイデアがたくさん得られたから。
  • 大人数、ブレイクアウトルームを経験できた。
  • 何が出来るか、どこまで出来るかを検証中
  • ブレークアウトセッションで有意義な会話ができた
  • テレビ会議の使い方だけではなく、そこでのワークショップ運営心構え(アナログを持ち込むこと)などを教えていただくことができたため、今後の打合せやワークショップ企画にポジティブな気持ちで臨むことができそうなため。
  • 初めての参加で、積極的に発言が出来ませんでした。
  • 大規模な参加者での参加は初めてでしたが、リアルなコミュニケーションでなくてもオンラインでも十分やれる事が体験出来たことです。
  • ブレイクアウトの時間が30分と長かったので、ゆっくり話すことができた
  • オンラインを通じて他者と交流できた。うれしい。ありがとうございます。参加人数はもっと少ないともっと楽しいと思いました。
  • 参加者どうしの会話が頻繁にできるデザインがやっぱりしっくりきます
  • 参加者とゆっくり対話できる場づくりがあった。終了後のフリータイムも良かった。
  • ストレートな2つのお題、スプレッドシートの活用、テキストマイニングの活用
  • 地域、職種の違いでリモート環境の利用に様々な違いがあることを改めて認識しました。
  • FAJ以外の方ともお話しできたことで、ファシリテーションはどんなところでも必要なのだなぁと実感できました。
  • そろそろ目的と参加者の属性を絞り込んだ方が良いと思います。
  • オンラインコミュニケーションの可能性を確認できた
  • 2回とも、いろいろ新しい情報を聴くことができたので。
  • オンラインを活かしたWSの運営方法を体験することができました。
  • 職種も地域もさまざまな方と、共通の関心ごとで繋がり話が聞けて有意義でした。
  • 初めての方たちとおあ橋をすることができ、時間があっという間だった
  • 不特定多数の顔が見えるオンラインワークショップを実体験して、思っていた以上に距離が近く、有意義なお話を聞くことができました。ファシリテーションの進め方やテキストマイニングで共有する方法、ブレークアウトルームの体験など大変参考になりました。ありがとうございます。
  • 初対面の方ともざっくばらんに語り合えたので良かったです。またいろいろな小技なども得られて有益でした。ただ、週末・夜の開始だったので、後半は多少集中力を欠いてしまいました。できればもう少し早い時間帯がありがたかったです。
  • 企画から内容まで素晴らしいものだった。
  • まず、知らない方と知り合える機会が持てたこと。質問やそのハーベスト等、大変に参考になりました。
  • インストが大変丁寧で参加者として迷いなく動けた
  • 内容が理解でき、話について行くことができた。小ルームで自分の意見や最近の状況を話せた。
  • 現在オンラインミーティングやワークショップがどのようなかたちで実施されているか、またネガティブな点とポジティブな点のそれぞれについて参加者の皆さんの多様な意見をお伺いすることができたため
  • 体験がメインの目的だったのと、ほかの方のお話をいろいろ聞けて参考になりました。
  • 自身の課題。もう少し事前学習しておけば、活用方法ほかより多く学ぶことができた。
  • 雑談に終わってしまった。話したいことが話せなかった。これも含めてオンラインのむずかしさを感じました
  • 20時からだったので、疲れていました。
  • ファシリテータのとても丁寧なレクチャー&説明の後、30分×2回の対話を楽しむことができました。
  • ブレイクアウトルームでのグループワークでの対話がとてもいい学びに繋がった。
  • お題はあったが、脱線や雑談があり、その中から得るものが多かった。FAJ以外の方の参加もあり、新鮮な空気をすえた
  • オンラインでセミナーを企画する人と話ができたから。
  • 対話を十分行えた。良い問いだったので、オンラインに対する自分にも気づきがあった。記録が大変だったこと、模造紙の残せたり自然に醸成できる記録や(漠然とした)共通点のようなものが残らないのはいたしかたないが残念。
  • ブレイクアウトルームで十分に話せた感じがしています。話すことに慣れている方が多かったこともあるかもしれません。そういう意味では、イベントの趣旨が伝わっていたということだと思います。
  • オンライン会議における注意点やテクニックについて、主催者側(オンライン研究会)から紹介いただきたかったです。

フォームの回答のグラフ。質問のタイトル: オンラインでの対話についてお教えください。回答数: 51 件の回答。

オンラインで対話は可能、あるいは難しいと思った理由をお教えください

  • 対面と比べ、ちょっとコツはいるけれど、対話は十分可能だと思います。
  • 今回は上記の理由でそう思えた
  • 向き、不向きがあるように思う。
  • 独特の間の取り方や、目線が合わないところに不安を感じてしまう
  • 一人が話しているときは話さないというルールがあればできる。
  • 有る程度課題なりテーマが決まっているので、仕事として当然
  • 日常的にトライして慣れてきたため
  • 空気感が伝わらないため。
  • 表情を見ながら会話できる点が良いです。
  • ファシリテーターがいるか、メンバー自身がファシリテーシリタティブであることで、発言を促しながら、機会が均等化されることで対話することができた
  • しゃべるのが苦手でも発言しやすい
  • 相手のオンラインへの慣れによる
  • 少人数にした場合、リアルより距離が使い感じがするので。
  • お題を意識しづらい、スプレッドシート良いのだが、模造紙には勝てないか(いや、保存やはーべすとでは便利か)。まだ判断は付きませんが。
  • オンラインならではのお作法を押さえれば可能
  • 空間を超えてつながれるなぁと思いました。
  • 元々対話のため手段として使っているからテーマが明確であれば難しいとは思っていない。
  • 距離感の調節できる幅がリアルよりも大きい
  • オンライン上(画面)での場づくり
  • 場づくりの工夫により可能との手応えを得たため
  • 話し出すタイミングがかぶってしまう。自分がしゃべってよいタイミングを様子伺いするのが難しい。
  • Zoomに慣れてきた。音声や映像のオンオフを理解し自在にできるようになった。
  • チャットなど話したことを可視化することもできる
  • オンラインならではの距離感を感じます。
  • 特に問題点を感じない。
  • なれもあると思いますが発言をするときに緊張が伴います。
  • 参加はデキルが、主催できるわけではないという状態を書きました。
  • 対面と比較して、ポジティブな点とネガティブな点の両方があると認識したため
  • もともと苦手意識がない
  • 距離を問わずリアルに近いコミュニケーションが可能。微妙なニュアンスや場の雰囲気、空気からの情報が少なくなる。
  • すっきりした体験がない
  • 普段からやっているので。
  • ノンバーバルメッセージを取るのが難しいため、リアルよりも対話の質が落ちるように思います。スキル・慣れでカバーできる部分もあるかも知れませんが・・・。
  • 身振りや表情でのノンバーバルコミュニケーションが、電話等の音声コミュニケーションの足らない点を補ってくれる。
  • 表情の読み取りは難しい 話すタイミング、横から入り込む時の間合いの取り方
  • 文字だけの情報よりは、顔の表情や話し方も加わり、情報量が多いから。
  • 一般の会議程度なら、画面共有や資料で補うことで十分。一方、ファシリテーションのような共通点や合意点を見出すのはやや難しい。
  • 最初はちょっと慣れない感じや恥ずかしいこともありましたが、場数だと思います。時間的なズレに伴うテンポや、一人が話し続けないようにちょっと間を空けることなどもなれるとできるようになる気がします。
  • 普段の業務でオンライン対話しており慣れているため。難しいと思ったことがないです。
  • 可能だと考えます。ただし、ICTリテラシーが関連してきます。
  • リアルならではのコミュニケーションのメリットがあるように、オンラインならではのコミュニケーションの質を生かした場の創出というのはあるだろうと思います。
  • リアルと変わらない!と思えるようになったから

フォームの回答のグラフ。質問のタイトル: オンラインでも対面でのワークショップに劣らないワークショップの開催は。回答数: 51 件の回答。

その他、お気づきの点がありましたら自由に記述してください

  • またファシリテーターのみなさんとご一緒したいです。よろしくお願いいたします。
  • 使い分けや相乗効果を考えるような、機会があれば良いなと思った。
  • オンラインに苦手意識があり、30分の対話は長くないかなーと少し不安でしたが、「話が続かなくなってしまったらメインルームに帰ってきていいよ」という声かけがあり、安心して参加できました。
  • ありがとうございました!
  • 資料やホワイトボードを確認する用と参加者の表情を見る用のモニターがある方がいいかも。
  • オンライン会議にまだ慣れていないのか、初めての方たちとの語らいだったためなのか、おそらく両方のためだと思うが、疲れました。でも楽しかった。可能性はひろがりました。
  • FAJでのワークをもう少し企業向けの課題解決に向けてもらうと、企業人としてはありがたい
  • スプレッドシートを使った共同ワークはとても良いが、ファシリテーターによる作業ルールの案内はもう少し細かくガイドが必要かもしれません。
  • 非会員でしたが、参加をさせていただきましてありがとうございます。
  • また、次の機会にも参加したいと思いました。
  • このような機会を準備していただき、ありがとうございます
  • 今回は参加者として楽しませていただきました
  • 裏方の皆さんの御尽力に感謝します
  • m(_ _)m
  • いつもありがとうございます。一歩前へですね。
  • ビデオ(画面)オフの自由度は必要だが、ズーっとオフというのは気になった。
  • ご準備ありがとうございました&お疲れ様でした。
  • オンラインと対面のそれぞれの良さを比較して、どんなことが何に向いているのか?を考えてみたいなぁと思いました。
  • いつもありがとうございます。お陰様で、IT音痴の私も少しずつ慣れてきました~
  • 参加者の職業に偏りが有ると思う。もっと多様な参加者が話合う場を作りたい。
  • リアルでは見かけることもあり得ない人とのコミュニケーションを、安全にとれることもオンラインの優れている点ですね。準備、運営お疲れ様でした。
  • インドアイベントに関しては、逆にオンラインであることで広がる可能性を感じます。もっと試行錯誤をしていきましょう!
  • 開催ありがとうございます。普段オンラインでのミーティングは行っていますが、ふとしたタイミングで新しい人との出会いが少なくなってきました、こういう仕事以外の機会で知り合える、対話ができるのは私にとって貴重です、また参加したいです。
  • 素晴らしい2時間でした。ありがとうございました!
  • 他の方の話を聞いて、気楽になれました。遠方から足を運ばなくても家から繋がれるオンラインは効率的で経済的だと思いました。
  • ご労に感謝いたします
  • 今後もこのような機会がありましたら是非参加させていただきたいです。どうもありがとうございました。
  • 非会員ですが、参加を受け入れていただきありがとうございました。オンラインでのワークショップはオフラインの代替ではなく、また別物との印象です。今後、自分自身もホストとしてオンライン会議やイベントを立てる予定があったので参考になりました。ありがとうございました!
  • 途中退出が多く、ご迷惑をおかけしましたが、今後とも宜しくお願い致します。
  • より参加しやすい可能性を秘めているし、オンラインならではの企画もできそう。
  • 自分の意見を改めて考えたり、楽しめました。またやって戴ければありがたいです。
  • 他のグループの対話状況も把握できるので、スプレッドシートの共有はよいアイデアだと思いました。この度は貴重な機会を設定いただきありがとうございました。
  • 継続して研究してみます。
  • 開催ありがとうございました。向き合っていきたいと思います。
  • 開催してくださりありがとうございました。お疲れさまでした。
  • とくにここ最近の話題提供者の熱意は日本中に感染していると思います。新型コロナウイルスよりも感染力が強いかも⁉️ 間違いなく、私は重症・・・。
  • スタッフさん、有り難う御座いました。
  • 是非、また参加したいです。
  • オンラインでも対面でのワークショップに劣らないワークショップの開催は可能と思うが、おのずと異なる内容になるであろう。
  • 最後の問いですが、ちょっとだけ引っかかりました。オンラインでないとできないことも、オンラインでもリアルでもできることも、リアルでないとできないこともあるような気がしています。その目的や参加者の状態にもよるからです。ただ、かーずに色々教えてもらって、いろいろ考えることが楽しくなってきています。感謝です。
  • ZOOMは、80人弱の参加者でも音声・カメラ動画ともに安定した品質である実績が取れた。
  • 会議中にメモをとったスプレッドシートがアクセスできなくなってしまいました.自分のメモとして使っていたので,再度アクセス可能にしていただけたらと思います.あのメモ自体は参加者全員の共同著作物という解釈もできるとおもいます.セキュリティ的に気にされる方もいらっしゃるかもしれませんので,扱いは微妙なところだとは思いますが.
  • 共通の目的、モチベーションがあればオンラインで問題なくできると思います。集中するので疲れますが、個人が埋もれにくいのはいいところだと思いました。
  • ↑ トーク型のイベントであれば「劣らない」域を目指せると思います。
  • 一方で、ツールを活用したワークショップ、触れる系のワークショップは、オンラインでどのような展開になっていくのか、無理・無駄ではなく、新しい形に発展しうるのだと思います。
  • 私自身は、カードを使ったワークをどう展開するか、その方法を模索しているところです。
  • また、録画機能を生かして再現レビューを取り入れたワークコンテンツもデザインできそうです。自分を客観視したり他者のリアクション行動を見て新たな気づきを得る、振り返りを探求する新たな手法につなげる、といったポテンシャルもありそうです。
  • こういったアイデアの共有をしあえる機会に関わりたいと思っています。一緒に探索しながらおもしろいことをやれるのも楽しそう。
  • 私はFAJの会員にはなったことがないファシリテーターですが、このような新しい潮流に触れられるのであれば、やはり会員になっておくほうが良いのかもしれませんね。
  • オンラインファシリテーション研究サロン とても満足しました。
  • 今後も参加できる機会があればぜひ参加したいです。
  • (やはりファシさんたちは気楽で自然体で、対話がラク^^)
  • ありがとうございました!!
  • オンラインのメリット、今日はたくさん体感しました!
  • 運営も非常にたくさん学びがありました!
  • ありがとうございました〜!

企画者振り返り

参加者75人と、サロンとしては大規模なイベントであったが、参加者の満足度は高かった。

「はじめてのZOOM」の開催により、会員のオンライン会議に対するリテラシーが向上していることもあり、それが成功の要因とも考えられる。レポート

今後も状況をみながら開催を検討する。