協働促進・どんな活動?1:グラミン日本プロジェクト、最新の活動はどうなってるの?

グラミン日本プロジェクト、中身は少々複雑な事案

2023年からFAJと協働しているグラミン日本は、ノーベル賞を受賞したユヌス博士とグラミン銀行の名前で知られています。

彼らのホームページを見ると、トップに『シングルマザーを中心に生活に困窮する方々へ「自立への一歩を踏み出す機会」を提供して彼女たちの起業や就労を応援する団体です』と示されています。

グラミン日本では、この目標を実現するために「でじたる女子コンソーシアム」という仕組みを立ち上げ、デジタル技術を教育する会社等と協力していました。このコンソーシアムの中で、グラミン日本は参加者のモチベーション維持・拡大を図るワークショップ運営を担う必要があったのですが、その部分のスキルやマンパワーが十分になく、FAJへ協力を求められました。

なお、この枠組みで低収入女性への支援を行う大元(出資先)は、多くが都道府県や市町村になります。自治体を中心とした公共団体が、社会課題を解決するための活動を行っており、その一部をFAJが協力をしているという構図になります。

コンソーシアムの取組み_20240325.png

引用元:でじたる女子コンソーシアム

 

2024年の実績はどんな具合?

2024年度は、北は岩手県、南は沖縄県で12件の支援案件に取り組み、総計387名の方の自立支援を進めました。携わったFAJ会員は、のべ36名に及び、協働を進めるグラミン日本との信頼関係は深くなり、強い関係性を持つことができるようになっています。FAJの協力者も、従来は交通費だけの支給であったのが、貢献を評価されたこともあり、少額ながら謝金が生じる提案をいただいています。

グラミン日本は、ここまで進めてきた「でじたる女子コンソーシアム」に限らず、幅広く"女性の自立支援"を進めようとしており、そのパートナーとしてのFAJは企画段階からの協力を求められるようになりました。

 

2025年、どんな案件が進んでいる?

グラミン日本とのパートナーシップにより、新たなプロジェクトとして岩手県・陸前髙田地域の地域づくりを支援するプロジェクトも始まりました。またそのプロジェクトにおける新たな協力枠組みとして「電気保安⼈材育成プログラム」つくりの支援なども進んでいます。

併せて、従来の「でじたる女子コンソーシアム」の展開についてお知らせします。2025年の協働として、すでに進んでいるものは10地域に及んでいます。実施規模に応じてFAJから講師役、サポート役(テーブルファシリテーターを担当)を決め、現場に向かっています。

あなたも、協働プロジェクトに協力・チャレンジしてみませんか??(む)