2026年度4月定例会【ワールドカフェを語るワールドカフェ】中国支部

テーマ ワールドカフェを語るワールドカフェ
開催日 2026/4/18
参加人数 26
概要 (告知文) ●定例会の概要
2025年度は、ワールドカフェ30周年。世界中で、それにちなんださまざまなイベントが行われています。ミーティングの手法として始まったワールドカフェも、多分野・多様な実践へと広がり、いまやワークショップの一つとして数えられるまでになりました。ここでは、2005年/2007年の『ワールド・カフェ カフェ的会話が未来を創る』をひとつの起点としながら、その後にどのような進展があったのかを話題提供しつつ、"いまここにある"ワールドカフェを探求します。

プログラムは、大きく3つを用意します。
まず、【話題提供】。
そして、【ワールドカフェ体験】。
さらにはそこから【「ハーベスト」】(会話の収穫)として、取り出せるものの整理です。


1つ目は【話題提供】。
実務者として考えてきたこと、実務の現場で考えてきたこと、ワールドカフェ30周年という節目に寄せていま感じていること、そしてこれからについてお話しします。研究者としての視点も交えながら、ワールドカフェを2026年にあらためて言語化してみる時間にしたいと思っています。

2つ目は【ワールドカフェ体験】。
今回は、会話のきっかけを提供する、テーブルにカードを配置するワールドカフェの体験を用意したいと思っています。初めての方もワールドカフェに触れやすく、すでに実務で援用している方にも新たな知見を提供できるような場をめざします。

3つ目は【「ハーベスト」】(ワールドカフェ用語です)。
学習支援のワールドカフェ(ワークショップ)では"個人が気づきを得る"ことが主眼となり、気づきのキーワードの摘出がその所作となるかもしれません。
しかし実務領域では、合議的な創造活動や合意形成的な意思決定に資することが求められることがほとんどです。
ワールドカフェ本来の主眼(原点)、優先順位特定の「ミーティング」としての、ワールドカフェの達成のしかたをみなさんと探求したいと思います。

とにかくぜひ期待してください。

今回は、ワールドカフェの形式を用いつつ「ワールドカフェを語りあう」をしたいと思います。
もちろん、ワールドカフェをよく知らない方も大歓迎。「知らない」ことは、場を活性化する大切な資源です。どうぞ安心して、この「語りあい」にご参加ください。

さあ、ワールドカフェは、もっともっと身近になる。そんな未来に、一足先に到達してみましょう。

■話題提供者プロフィール
田坂 逸朗: FAJ会員
ワールドカフェ実務者として実施回数は1200回を超える。上梓したばかりの博士論文の題目は『ワールドカフェにおける知識創発のメカニズムの解明-対話における引用の機能』。東京-広島 2地域居住生活。一般社団法人地域価値共創センター・センター長/青山学院大学大学院社会情報学研究センター・特別研究員

■このような方におすすめです
・ワールドカフェの新しい可能性を探ってみたい方
・対話を「いい話で終わる」だけでなく、次の一歩につなげたい方
・場の終わり方やハーベストに、もうひと工夫ほしい方
・ワールドカフェに興味があり、まずは体験してみたい方
プログラム概要 13:00~13:05 オープニング
13:05~13:30 レクチャー
13:30~体験
15:30~ハーベスト
16:30~振り返り
16:50~クロージング
参加者コメント
(アンケート結果)
アンケート回答24件/25名中(96%)
1.満足度  とても満足:22(91.7%)、満足:2(8.3%)、やや不満&不満:0
2.コメント
・分からないことが分かった 分からないことがあることも分かった
・型じゃないことがわかった
・ぼんやりとではありますが、ワールドカフェの内容や雰囲気を知ることができました。
・具体的で、多くの気づきがあった
・ワールドカフェ(ファシリテーター)のテクニック集を読んだような時間を過ごしました。一方で、最後のハーベストとして出てきたワードには「場に委ねる」。ファシリテーターのテクニックを持って場を作り、向かう方向は参加者が作り出した場に委ねるという点がワールドカフェの特徴であり面白さだと思いました。
・ワ−ルドカフェについて、深く探求できる定例会でした。また参加されている人の考え方、意見などが聞けたので、とても参考になった。今後に生かして行きたい。
・田坂さんのおしゃべりとふるまい。言葉の魔術師だと思いました。
・ワールドカフェのことを知らないとを痛感、型も大切であるが科学的根拠も合わせて知ることで変容も可能であり、また活用の機会も増えることを改めて感じた。
・田坂さんの変わらない徹底して現場に寄り添うあり方に改めて強く感動しました
・知らない方と話すのが苦手ですが、とても話しやすいワールドカフェという場に参加させていただきいい経験になりました
・できるかもしれないワールドカフェのエッセンスを試してみようヒントをもらえたこと。ファシリテーターはコマンドはしないこと。気をつけます。
・場自体が強力なことがよく分かった
・次につながる場を目指すと自分のなかで明確になりました
・初めてワールドカフェを体感できたこと
・場に委ねる 場を読む ワールドカフェの難しさを知りました、でもいつかやってみたいです
ワールドカフェのあり方の多様さに気づけたこと
・場に委ねるためには、そこまでの準備がいる。一番必要なのは、自分の在り方。そのヒントが少し分かった気がした。
・ワールドカフェを学ぶのは初めてでしたが、ここまで緻密に実は作られているもので、そこから創発されるものがとても実り深いものになるものだと言うことがよくわかりました。もっと探求していきたいと思います。
・ワールドカフェを行う上での大事な部分を知れた
・時間組みを相即的に組み直せたこと、自由に差配させていただいてありがとうございました。
・ワールドカフェについて新たな知見が得られた。
・ワールドカフェのイメージが変わりました。型通りにやらなくてもいい事がわかったこと、時間も馬に合わせていい事がわかったこと。
・場の空気を変えることにより想いもよらないことがでてくることを知れた
・ワールドカフェの奥深さと可能性を感じました。
・日頃のあつまりに要素を使ってみようと思います。語としてしか知らなかったワールドカフェを納得感を持って体験することができました。
運営担当振り返り 【話題提供者】今回は、ワールドカフェを実務のための手段として使うだけでなく、その成り立ちや可能性を、実践と研究の両面からみなさんと見つめ直す機会となりました。
完成された型をなぞるのではなく、日常の会議や組織の現場に小さくワールドカフェの要素を差し込むこともできるのではないか、という問題意識を込めて設計しました。
最後に「場に委ねる」という言葉が参加者自身のハーベストとして現れたことは、この場そのものがワールドカフェを語ってくれたように感じられました。

【運営担当】
・田坂さんの提案と文章の提供で案内発信の回毎に届けたい対象イメージを変え、より届きやすい内容に工夫して発信した。参考になった。
・思ったより会場が狭かったが、2面がガラスだったので解放感は維持できたがリサーチ不足だった。
・非会員が11名(46%)、内初めて参加が6名(25%)であった。今回は「ワールドカフェ」「田坂さん」の魅力で参加の方が多かったことはもちろん、イメージしやすいテーマは集客に繋がる。
・常に会場の反応や会話の量を見ながら話題提供者が進行を変容されており、参加者のストレスがない進行の実際を体験できた。
・当日は参加できませんでしたが、準備とふりかえりで多くの学びと気付きがあり、とても楽しく過ごしました。
報告作成者 細本清子 山口千夏
報告日 2026年5月1日
その他特記事項