【中国支部7月定例会】2020-7-18(土) :まちづくりの会議がオンライン化する(なんてまさか) まちのみんなとファシリテーターのヒキコモゴモ ~シュボウルからの・・・~ 中国支部

定例会の詳細

日時

2020-7-28(土) 13:00~16:30 (茶話会16:30~17:00)

会場

オンライン会議システムZoom

テーマ

まちづくりの会議がオンライン化する(なんてまさか)まちのみんなとファシリテーターのヒキコモゴモ ~

話題提供者・担当

話題提供者:田坂さん@田坂逸朗さん(FAJ会員) やっさん@山本泰さん(FAJ会員)

担当 カズさん、めぐりん、てらさん、きよちゃん (全員FAJ会員)

企画チーム活動 練り会3回(5/26、6/7、6/13、7/11)振り返り1回(7/25)

定例会概要

【目的】
この機会に自分達がファシリテーターとしてやってきたこと一から考え検証する。
オンラインでのファシリテーターのあり方について対話を深める。

【実験/検証テーマ】
 ① 予習動画による場づくりと関係性
 ② 時間設定しないブレイクアウトルームは対話にどう影響するのか
 ③ 明示的なファシリテーターはいなくても場は動くのか

【ゴール】
ファシリテーションについてもっと話したくなっている。
いろいろな挑戦をもっとやってみたくなる 次の問い(疑問)が見つかっている。

【グランドルール】
丁寧に聴いて、しっかり話して、この時間を楽しむ

【プログラム】

13:00~13:10

オープニング

13:10~13:20

予習動画へのコメント(動画つづき)

13:20~13:30

話題提供者コメント、広島のまちづくりの用語説明

13:30~14:10

全体セッション:全員の振り返りコメント(ストラクチャーラウンド)

14:10~15:10

セッション1 テーマ別分科会:自主ブレイクアウトルーム

15:10~15:50

全体セッション:分科会コメント共有 

15:50~16:05 

話題提供者コメント

16:05~16:30

プログラム振り返り   

16:30~17:00

茶話会 気付きの共有

アンケート抜粋

・期待に対する満足度 満足38.1 普通47.6 不満9.5 とても不満4.7

・今後の実用度 かなり活かせる19 活かせる57.1 普通14.3 活かせない9.5

・セッションの制限時間がなくじっくり対話ができた。
 いつもは時間が限られてあわただしく結論を出す感じだったので対話に集中できた。

・場を参加者にゆだねるという考え方がイマイチ伝わっていなかった。

・徹底して参加者に場をゆだねる、という考え方、進め方は面白いと感じた。

・反転授業(予習型)スタイル動画の感想を共有することから始まるというスタイルは素晴らしい。

・発言やチャットの書き込みがいかに安全安心な場に影響を与えるか実感できた。

・オンラインでのまちづくり会議の話がもっとききたかった。

・ターゲット、アジェンダ、タイムマネージメント(休憩の取り方等)がわかりにくかった。

・前半話したいことがあったのに、後半に何を話したらといのかわからなくなった。

・事前動画をワークションプログラムにどういかすか、少人数でもっと話したかった。

・事前学習方法を使ってみようと思う。

・オンラインでやるときの課題に気付いた。

・時間を決めないOSTのやり方をやってみたい。

・これからもオンラインワークショップを探求したい。

企画チーム振り返り

・事前動画の反響、効果に手ごたえがあった。

・前半のストラクチャーラウンドは話をしたい気持ちが強い人には長く感じた。
 待ちきれない人がいて、話しをするために集まっている人がいるんだと強く感じた。

・ブレイクアウトルームの時間設定をなくしたことで対話に集中、参加者の自立性が出るなど総じて良い作用があった。
 本当は移動したくても他の部屋の様子がわからないので控えてしまうケースもある、テーマとは別に雑談ルームをつくるなどアイディアもある。

・言葉よりも文字にした時の方が強いものがでることを感じた。チャット

・堀さんが「オンラインだと我慢ができなくなる」との発言があり実感。

・ストラクチャーランウウドで一人一人の発言を待つ時間がよかった、
 日ごろファシリテーターとしても参加者としても時間を進めることや結論を出すことに意識があって、こんなに待っていだろうか。

・田坂さんの場づくりさすがだと思った。ブレイクアウトの後で場にゆだねたのがよかった。その場でいろいろなことが起きた。

・実は混乱している人、しゃべれない人への「ケア」をするか迷った。ケアをやり過ぎると単なるサービス業になってしまう。

・日ごろ活躍している香取さん、堀さん、とばっちなどの反応をみて学びは多かった。
 場カズを踏んだ彼らはどんな場面でも自分の命題に引き寄せ、自分の中に目的を生成できる強さ、そこか学べた。

・最後の方法はアート・オブ・ホスティングについて
 最後ここからファシリテーターをしてくれる人はいませんか、といって印籠を渡す方法

 最後まで指名したファシリテーターでは退散したあとの道筋がつかない。この場から立ち上がったファシリテーターこそが
 信頼があり本物だというもの。当日はそうならなかったのは、進め方論議になっていたところ。これも実験の結果のひとつと思う。

・今回「ストラクチャーラウンド」「場にゆだねそこからファシリテーターが立ち上がる」はまちづくりの現場でやっていることそのもので、
 それを再現し提供したかった。
 「ストラクチャーラウンド」は声が大きい人と話せない人を平準化する唯一の方法で、あえて耐えてもらうことで平準化できる。
 場にゆだね場からファシリテーターが立ち上がるのを待つことも現実のまちづくりでやっていること、このを説明できなかった。

・集まる人の求めるものも人それぞれ、キーワードに関心、ゴールを求める人、話すことに意味を持つ人、まちづくりの話がしたい、
 動画について話したい・・・まさにひきこもごもだった。

・多様性爆発はオンライン由来の特徴のひとつ、また「場がない」まますすみ最後までばらばらのまま、結論性が高いものは難しい。
 それはオンラインの弱点ではなく、それをどうやって活かすのか更に実験していきたい。

(むすび)

・今回の定例会では、練り会で学び、実施後の振り返りで更に学んだ定例会でした。振り返りまでして完結を実感しました。
 実験は危うさもありながら、その場で起きることを丁寧に拾っていくこと。実験ってええね。