■日 時:2023年9月2日(土) 13:00〜16:30 (12:30受付開始)
■会 場: 札幌市生涯学習総合センター ちえりあ 研修室1〒063-0051 札幌市西区宮の沢1条1丁目1-10
■話題提供者:まり (酒井 麻里)
■コーディネーター: しげ(元田 繁喜) 、ぎょう(行天 二季子)
■話題提供者からのメッセージ:
みなさんは"意思決定"という言葉を聞くと、どんなイメージを持つでしょうか?
「誰か声の大きい人や立場が上の人が最後は決めてしまうものだ」とか、「少数派の声は届かないし、全員の声を含めるのは不可能だ」とか、「結局はあれか・これかのトレードオフだ」などと思い浮かぶ人もいるかもしれません。
もし、全員の声を聴いたうえで、誰もがOKだと思える意思決定が可能だとしたら、それはどのようなものなのでしょう?
今回は、NVC(Nonviolent Communication=非暴力コミュニケーション)の考え方に基づき開発された意思決定のノウハウの1つ~NCEを使って、模擬会議を体験してみます。
今までとはちょっと違った話し合いが、場にどんな変化をもたらすのか、一緒に探求してみましょう。
※このワークショップは、CNVC認定トレーナーのMiki Kashtanの開発したConvergent Facilitationのプロセスの一部を参考に構成しています。
(参考文献)
The Highest Common Denominator: Using Convergent Facilitation to Reach Breakthrough Collaborative Decisions ⇒ https://amzn.asia/d/dhOFQTx
■参加者人数;12名(FAJ歴 1年未満~5年以上)
■参加者のテーマ及びプログラムの満足度;5段階評価で全員5
■本日のプログラム:
オープニング
ロ ワーク1: 模擬会議 1回目・ふりかえり
全体対話
==休憩=
レクチャ1:NVCの基本的考え方とNCE
ロ ワーク2 「ニーズ」を探求する
ロ ワーク3 役づくり~ニーズとNCE
==休憩=
ロ ワーク4 模擬会議2回目・ふりかえり
クロージング
■話題提供者からのコメント(まりさん):
今回はNVCの考え方に基づいた、全く新しいNCEというツール(スキル)を体験していただきました。通常の定例会はファシリテーター目線での実践や体験が多いのですが、今回は、純粋に「意思決定に参加する当事者」という立場でNCEを体験していただきました。
全員の思いや大切にしていることを聴くために、それぞれの意見の何にフォーカスするのか、
NCEにフォーカスして「聴かれる体験」はどんなものなのか、を実感を持って味わっていただきました。定例会中のコメントからも、みなさんのフィードバックから少なからずそうした実感を聴くことができて、ホッとしています。
全員の声を聴く、全員を含める、という質感が、少しでも届いていたなら嬉しいです。またどこかでやってみたいな、と思えるワークショップになりました。
■コーディネーターのコメント(ぎょうちゃん):
昨今、ロジカルシンキングなどいわゆる左脳的思考論が流行し、何とも言いようのない気持ちを表現する場が少なくなってきている気がしていました。今回のまりさんの話題提供では、NVCのエッセンスを交えたワークで他者の思いを汲み取ることを実践でき、改めて対話の大切さを実感できる時間を過ごせたのではないかと思います。
お忙しい中、話題提供いただいたまりさん、ありがとうございました。
■記録者のコメント(しげ):
これだけ満足度の高い定例会であれば次回やってもらうときはもっと集客できる告知文を
作る必要があると思う。例えば"前回参加者のテーマ及びプログラムの満足度;5段階評価
で全員5だったあの伝説の---"等
今回参加者アンケートのコメント情報が、少なく多くの意見が記述できるものに改善する
必要と考える。
定例会の報告書作成が、3ケ月後の12月になり関係者に、記入依頼し完成させることになった。
報告書の形式や作成手順の大幅な改善が急務と考える。個人的には報告書は少なくとも定例会後 数日以内に発行すべきだと思う。
■アンケート抜粋:
まりさんの手腕により参加者のテーマ及びプログラムの満足度も共に5段階評価にて全員5にて非常に有益なワークショップが、実施できました。今回のアンケートに記載された意見を下記に記述します。
・狭い会議室も良いなと思いました。
・ニーズが対立しないことは大きな気づきでした。
■当日の様子: