北海道支部 2013年5月度 定例会報告

わたしのあなたの当たり前がくつがえる瞬間

　　〜　トランプゲーム体験から気付く、ファシリテーター・

　　　　　　　　　　　　　　　　グローイングアップ・ワークショップ 　〜

【日　　　 時】：2013年5月11日（土）　　13：00〜17：00

【場　　 　所】：ちえりあ（札幌市生涯学習センター）３Ｆ　研修室５、６

【話題提供者】：上井　靖さん（ＦＡＪ理事）

【ｺｰﾃﾞｨﾈｰﾀｰ】：山口博美（ひろみ）・吉江妙子（たえ）

【参 　加 　者】：40名（うち非会員　3名）

＜概要＞

トランプゲームを楽しみながらゲームを通して起こる気付きを参加者同士のフィードバックで振り返りをする。その振り返りからの気付き、このワークの種明かしの説明から、集団の中での自分の他の人への関わり方、ファシリテーターとしての在り方を探る。

【開会】13：00〜

◆支部長　もっくんより、定例会グランドルール確認

　コーディネーターより、話題提供者の紹介

【上井さん自己紹介，オリエンテーション】13：05〜

【アイスブレイク】「グループ毎で自己紹介」13：15〜

①Ａ４用紙に　名前、どこから来たか、日頃何をしているか、今の気分、好きなトランプゲームとその理由を記入する。

②記入した用紙で自己紹介

【ワーク①】13：20　　※トランプゲーム：ジジ抜き

グループごとにルールが配られ、ゲーム開始。

【グループ分け】14：35

ワーク①の順位でグループ分け。新しいグループで自己紹介をする。

【ワーク②】14：45〜　※トランプゲーム：神経衰弱

グループごとにルールが配られ、ゲーム開始。グループ対抗で終了タイムを競う。現在に至るまで各自が「起きたこと」「感じたこと」をテーブル毎にワールドカフェで模造紙に書き出し、共有し話し合い、振り返りをした。

【休憩】15：15〜

【ワーク③】15：25〜　　※トランプゲーム：バーンガ

グループごとに異なるルールが配られゲーム開始。無言でゲームを行い順位を競う。順位をつけ1位の人が右回りに、最下位の人が左回りに他のグループへ移動し、メンバー構成を変更。もう一度ゲームを無言でプレイ。

※振り返り

「何が起こっていたか」「このバーンガでの最終ラウンドでの気づきは何か？」グループでシェアする。

【休憩】16：00〜

【グループで共有〜振返り】16：10〜

「多数派、少数派がいる中でファシリテーターであるあなたは何をしますか？」「個人として、ファシリテーターとしての新たな一歩は？」について、テーブルの模造紙に自由に記入しながら振り返り。

【他のテーブルを見て回る】16：35〜

【振り返りとチエックアウト】16：43〜

「個人として、ファシリテーターとしての新たな一歩は？」を話し合う。「自分ができる一歩」と「始まる前と後で、何が変わったか」をＡ４用紙に記入し、書き終えたＡ４用紙をグループ毎に発表し共有。

【ワークについての説明】16：50〜

【閉会】17：00〜　

　本日の定例会のアンケートの記載依頼。次回の連絡

＜話題提供者のコメント＞

・トランプゲームはアイスブレイクにもなり、チームビルディングにも活用できることがわかりました。トランプゲームでどっぷりと、ゲームにはまればはまるほど、参加者の表情、行動に、その人らしさが表れると感じました。

つまり、コンテンツにどっぷりはまると、後の振り返りで、何が起こったのか、そのときの心情をダウンロードすることにより、大きな気付きが生まれることが発見できました。この気付きが、ファシリテーターとしての在り方を考えさせてくれます。泡の会でも、このトランプゲームの話題でもちきりでした。改めて深いです。

＜参加者アンケート（抜粋）＞

・少数派の気持ちにあらためて注意を払うことができるようになった

・トランプゲームなのに日々の組織の葛藤を体感することができた

・「感じること」で、いつもの「考える」や「想像する」よりも強いインパクトを体験しました。実際に味わうって大切ですね。

・思い込みの強いことに気づかされた。

・プロセスが楽しく、学び、気づきが体感できた。

・とても学びの多い内容でした。最初は心配でしたが終わった時点で成果はたくさんありました。

・人権問題を扱う職員たちのチームビルディングの参考にさせていただきます。

・体験学習の力を感じさせられました。

・本日の意図開きを聞き、あまりの奥の深さに感嘆しました。

・自分がいかに簡単に非Ｆ（ファシリテーション）的行動に走るかよくわかりました。　もっと意識を高く持ちたいと思いました。