2018年12月度 定例会報告 わたしたちに何ができるかを再考北海道支部

日   時: 2018年12月1日(土)13:00〜17:00(12:40受付開始)
場   所: ちえりあ(札幌市生涯学習センター)2階「中研修室1」
       札幌市西区宮の沢1条1丁目1番10号 地下鉄東西線「宮の沢」駅直結
参 加 者: 20名(会員10名、運営7名、非会員2名)※話題提供者、コーディネーター含む
コーディネーター : みかみん(三神英彦)、とこ(田中敏彦)
テ ー マ: 「わたしたちに何ができるかを再考」
話題提供者: ガミさん(尾上昌毅氏 FAJ会員 復興支援G )


■定例会趣旨

東日本大震災時に活動を開始し、今回の胆振東部地震の復興支援にも参加している話題提供者の実践を通して、
身近な現場でファシリテーションは如何に使われているのか。実績や実践事例を基に、リアルな現場で実践する
ファシリテーションのマインドやスキルを伝え考える内容。
アウトカムとして、災害に出会った時に私たちファシリテーターは何ができるかをあらためて考え自分なりの
イメージが持てていることを想定した。



■タイムテーブル(概要)
13:01  定例会開始
      お約束、諸説明
13:05  ガミさんによるワークショップ開始(4名4島 席自由メンバー固定)
      ・オリエンテーション「FAJ復興支援グループ」の活動紹介
13:10  グループ内で自己紹介
      ・ペアインタビュー「あの時私は・・・」
        2018.9.6 午前3時6分に何をしていたかその後何をしたか
      ・グループ内で他己紹介
13:48  「ファシリテーションわしたちにできること」報告書(災害復興支援室発行)の読み語り
      ・パート毎に分け読む
      ・ジグソー共有 → グループ共有 → 全体共有
14:25 休憩
14:40 復興支援グループの今までの活動紹介、北海道胆振東部地震支援報告
     北海道支部メンバーによる北海道胆振東部地震支援の体験発表
      ・話を聴いてグループ内で共有
15:30 準備小休止
15:40 ミニ板書練習
      1セッション(10分間) 震災支援情報会議の内容を基に「読み上げて書く」練習
      2セッション(10分間) 1セッションの板書を各自で清書する
16:00 板書を実際にやってみての感想を共有
16:10 グループ振返り「わたしたちにできること」
     全体振返り~共有
16:40 終了



■話題提供書のコメント
ガミさん(尾上昌毅氏 FAJ会員 復興支援G )
 震災後3カ月のタイミングでこうした定例会の実施を企画して、声を掛けていただき感謝しています。
プログラムとしては、9月の胆振東部地震の時を思い出してペアインタビューすることからスタートすることに
迷いもありましたが、結果としては入れたことで良い場になったのではないかと思います。また、短時間では
ありましたがミニ板書練習の機会を作って見ました。5分ほどの内容を聞いて書いてもらい、その後書いたものを
見直し、再度同じ内容を書くやり方を試行してみました。普段とは少し異なる体験になったのではないでしょうか?
これを機会に復興支援とファシリテーションに興味を持っていただけると嬉しく思います。


■コーディネーターのコメント
みかみん(三神英彦)
 個人的には、災害後の対策や対応について、どんな立場の方々がどんなタイミングで現場入りされているのか
興味があり、その実例の一部が判り良かったです。 平時は学びの場としてのFAJが、緊急時になると、違う顔と
変わらない顔とがあって、それが知見として蓄積されて「困った時はFAJ」みたいになれたらカッコいいと
思いました。ガミさんありがとうございました。

とこ(田中敏彦)
 震災の記憶が薄れる前に復興支援の活動や、地元の人間としてできることを再認識する良い機会にめぐまれ、
実際に活動をしているガミさんの話題提供していただいた事感謝しています。何か役立ちたいという思いを
新たにしました。ミニ板書練習は良い体験になりましたが、漁やスピードなどもう少し現場らしいくハードでも
良かった(笑)かなと感じました。


■アンケート抜粋
・日常的に震災体験を意識し、ファシリテーションが出来ること、自分ができることを考えておく、その時が
 来ても対応で来ることを学びました。
・被災時など場が混乱している時のファシリテーションの活用法が判った。話し合いの場での「書記」を
 沢山やることで、いざという時にスキルを発揮できるようにしたい。
・災害復興に関わる話し合いの場で、どんなスタンスで貢献できるか、すべきかについての考え方が参考になった。
 通常の会議の場でも活用するのに通じる部分もあると思うので参考にしたい。
・忘れかけていた災害を思い出した。
・心構えと、ただ書くということを学びました。板書は付いていく事が良いでなく、手のプルプル下限を体感した
 ことが大きかった。
・支援活動を直接聞けて良かった。復興支援グループの活動がよくわかった。
・9/6の震災から得た教訓を風化させること無く備え、いざという時さっと出来る自分でいたい。
・現場的な板書が体験できとても興味深く勉強になった。板書の必要な場は意外と多いと思った。
・定期的な復興支援について考えたい。
・災害時にできることを増やしておきたい。自分に何ができるか考えておきたい。 


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