2022年5月度 定例会報告『ビジョンワーク in EZO』北海道支部

日   時:2022年5月7日(土)130017:301230受付開始)
場   所:札幌市生涯学習総合センター ちえりあ 中研修室2   
参 加 者:16名(会員6名、運営10名) ※コーディネーター2名を含む

コーディネーター:後藤遵義(ごっと) 沖田泰範(たたま)
サポートチーム :ビジョンワーク in EZOチーム
テ ー マ:『ビジョンワーク in EZO
話題提供者:北水江泰資(ひろ)さん、竹本記子(ぴ〜ちゃん)さん

■定例会趣旨(話題提供者からのメッセージ)

  FAJが目指す関係性は「自律分散」です。
  自律分散の本質は響き合うこと、刺激し合うこと、ではないかと思います。
  決して「自分勝手」ではありません(笑)

 

  人には、自律分散の反対、依存・集合しやすい性質があります。
  それは閉鎖性・無思考につながりやすいですが、楽でもあります。
  自律分散は辛い道程でもあります。

 

  自律分散を維持するにはどうすればいいか。
  それには、常に「なぜ」を問い続ける必要があります。
  何をするのか、どうやるのか、ではなく、なぜするのか。

  なぜ、は怖い言葉でもあります。


  やっていること、考えていること、そして、自己の存在をも否定されるかもしれません。
  しかし、恐れずに自己開示を紡ぎ、「なぜ」でつながった仲間は真の仲間です。

  今回の定例会ワークショップでは、「なぜ」をみんなで深めます。
  ぼんやりした不安のある方、是非ご参加ください。

■ワーク概要

  1)開会、北海道支部の3つの約束の紹介
  2)オリエンテーション・チェックイン
  3)ビジョンについて・ゴールデンサークル
  4)ワーク1 具体的なストーリーを語ろう
  5)ワーク2 具体的な貢献はなんだろう
  6)テーマを集める
  7)ワーク3 何になるよう促したか?
  8)報告を把握する
  (9)WHYステートメントの書き方
  10)ワーク4 WHYステートメントの候補をつくる
  (11)WHYステートメントの候補を発表する
  12)セッションを締めくくる・WHYをどのように実践できる
  13)チェックアウト
   (14) 閉会

話題提供者からのコメント

水江泰資(ひろさん)

・このたびは、北海道支部定例会の話題提供者にお呼びいただきありがとうございました。
ちょうど、『ビジョン』というキーワードに関する出来事が自分の周囲でも重なっていました。FAJでもオンラインで5回ワークしたり、自身のクライアントの経営幹部が「WHYが大事!」と仰ったり。ですので、北海道へ向かうモチベーションはかなり高まっていました。

FAJの定例会で、前に立つ人は「教える人」ではなく、「話題提供者」であるのは重要なコンセプトです。事実、ここ半年取り組んでいるWHYステイトメントを紡ぎ出すワークで、私自身の思考にも変化があったのは大きいです。例えば、物事の判断に迷ったときに、自然と「WHY」の切り口で考えるようになり、気持ちがずいぶん楽になりました。

今、東京サミットの準備で、自分の担当業務について、従来の経験則に基づいて、やること(WHAT)を挙げ過ぎ、タスクオーバーになりそうなところを、なぜやるのか(WHY)で見ていくと、選択や決断が以前よりも早くなっています。

ゴールデンサークルの考え方に基づき、出来事(What)を丁寧にWhyで紐解いてくと、自分や相手の思考や行動パターンがつかみやすくなりますので、今後の職場や家族などのあらゆるコミュニケーションシーンで役立てていただければと思います。今回のワークがご参加者の皆様のお役に立てれば幸いです。またお会いしましょう!

竹本記子(ぴ〜ちゃん)

・今回今までオンラインで取り組んできたビジョンワークを初めて対面で行うことができ、このワークのエネルギーを感じることができました。ワーク自体はかなり絞り出さないと答えにくいところを皆さん言葉を噛み砕いて解釈しつつ取り組んでいただけたことで、グループの特徴を活かしながら、ひとつひとつ素敵なステートメントができていたのが印象的でした。

オンラインと対面との体感の違いも出席者の中から発言いただいたことも、今後のオンラインとリアルに対面すること、ハイブリッドなど未来のファシリテーションのヒントになるようなことにも取り組めたように思います。

今回オンラインのワークを対面にして、行ったので、グループごとのステートメントづくりにしたとはいえ、全体での共有の中での一体感は、模造紙や付箋を使いながらしっかり見える化できたことに加え、場のみなさんの伝えたいメッセージが一人ひとりの物語から生まれていることを体感できる共有になり、ここはオンラインではなかなか得られなかった部分だったと思います。本当にありがとうございました。

 

■コーディネーターのコメント

・後藤遵義(ごっと)

正直言いますとFAJのビジョンについてこれまで深く考えたことはありませんでした。一日にこんなに「WHY」を考えたことはなく、なかなか脳の疲れるワークでした。これを機会に職場や家庭で「WHY」を考える機会が増えればと思います。

内地から来ていただいた、ひろさん、ぴーちゃん、ありがとうございました。北海道は満喫しましたでしょうか。また違ったワークを引っ提げての話題提供、お待ちしています。

・沖田泰範(たたま)

ビジョンするネタを一般とは逆方向で作成することに、とても興味深く行うことができ、同時にとても頭が疲れました。また今までとはちょっと変わった体験を味わうことができました。自分のストーリーから色々な事を紡いでいく作業とても面白かったです。色々な所で試してみたい方法です。

本日は話題提供者のひろさん、ぴーちゃん、および参加者の方、ありがとうございました。

■アンケート抜粋
Q.定例会に参加して「実践」に結び付けられるような気付きがありましたか?感じたこと、学んだことなどをお書きください。

  • 言葉が伝わるにはストーリーが必要である
  • whyという考え方
  • FAJの一員といて何が出来るか考える機会になりました。
  • 考え続けることが大切だと気付かされました。
  • 抽象と具体の行ったり来たりは疲れるけど思考は深まる!
  • 実践からwhyを作るワークから、ビジョンは、メンバーの実践とむすびつけられるものとすべきだと思いました

Q.今日の学びをあなたの「実践」にどう活かしますか?ご自由にご意見をお書きください。

  • 社員さんのストーリーを聞き出し、理念の意味を知っていきます
  • whyを意識したチーム運営
  • 会社で何かを決める際、whyを問いたいと思います。
  • 何故?を忘れないようにします。
  • 言葉にならない意図を紐解く良い方法だと思いました。
  • キックオフなどで、具体的なストーリーを用いてビジョンと現場を近づける試みをしてみようと思います。

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