日 時:2022年8月6日(土)13:00~16:30(12:30受付開始)
場 所:札幌市生涯学習総合センター ちえりあ 中研修室2
参 加 者:16名(会員8名、運営6名,非会員2名) ※コーディネーター1名を含む
コーディネーター: 藤嶺 和隆(とら)元田繁喜(しげさん)
テ ー マ: 『モチベーションの源を探る旅に出よう!~エニアグラムと価値観ババ抜き体験~』
話題提供者:北川 亜紀(あき)さん
■定例会趣旨(話題提供者からのメッセージ)
ファシリテーションでは、「多様性を理解」し合意形成することが大切です。
でも、頭では分かっていても、実践することはなかなか難しいものです。
人はそれぞれ軸や価値観を持っています。それらを満たせるような判断・行動を無意識に選択しています。それらを満たせると、自分自身のモチベーション-やる気が高まるからです。
今回は、エニアグラムの9つのフレームと価値観ババ抜きのゲームを通して、「大切にしている軸・価値観」を探り、モチベーションの源を知る旅に出てみませんか?
自分のモチベーションの源を知るとともに、周囲の(自分とは異なる)モチベーションの源を知ることで、多様性の理解を深め、合意形成のヒントを探っていきましょう。
■ワーク概要
(1)開会、北海道支部の3つの約束の紹介
(2)オリエンテーション・チェックイン
(3)Journey1 エニアグラムで「大切にしている軸」を探る~エニアグラム解説
~センター・行動スタイル解説とワーク・シェア
~振り返り~
(4)Journey2 価値観ババ抜きで「大切にしている価値観」を探る~価値観解説
~価値観ババ抜きワーク・シェア~
~振り返り~
(5)Journey3 体験を通して次のステップを探る~個人ワーク&シェア~
(6)チェックアウト
(7)閉会
■話題提供者からのコメント
もともと社内の新人研修で実施していたブログラムをファシリテーター向けにブラッシュアップしたバージョンで実施させていただきました。
その過程で自分でも学が深まったことも本当にありがたかったです。
エニアグラムは「タイプ分け」ではなく「タイプ超え」が大事です。
ともすると「タイプ分け」「タイプ決め」になりがちですので、解説と皆さんからの体験共有を通して、なるべくレッテル貼りと捉えることがないように意識して進めていました。
参加者の方から積極的な体験共有や質問が上がっていたことが、「解説」だけではない、より一層体感していただくことができた場になり、素晴らしかったです。
価値観ババ抜きも「楽しむ」だけでなく、その前のエニアグラムを意識してされていた方もいらっしゃり、「楽しみながら考える・味わう」の場になっていたように思います。
この時間だけでなく、最後の「次につなげるために」のステップで考えたことが実際に行動でき、参加者の方の新しい気づきにつながっていけば嬉しいです。
ひょっとしたご縁で今回の時間をいただけたこと、本当にありがとうございました。
■コーディネーターのコメント
・藤嶺和隆(とら)
エニアグラムで自分のタイプを探り、価値観ババぬきを楽しみながら、いまの自分の価値観を知ることができました。
1回で2回の定例会に参加したようなコンテンツで、とても徳を得た定例会でした。
コロナ禍ではありましたが、リアル開催で話題提供していただいた、あきさんに感謝いたします。ありがとうございました。
これを機会にエニアグラムを深めて自分の発見と、ファシリテーションの対人関係スキルを融合することで、ファシリテーションが更に深化していくと思います。
■アンケート抜粋
Q.定例会に参加して「実践」に結び付けられるような気付きがありましたか?感じたこと、学んだことなどをお書きください。
・社業に活かすため
・相手に合わせた質問の仕方など実践したいと思った
・人間関係の難しさを改めて認識した。
・改めて自分のタイプを意識して、ファシリテーターとして活動する。また、タイプ毎の具体的な違いを理解して場をホールドする自分のタイプが(今日の集団の中では)少数派だということに驚き、同時に、タイプの違う人の思考が自分が思いもつかないようなことでした。【この人はこういうふうに思ってるんだな】と相手のイメージや自分の解釈だけで捉えるのではなく、フラットに相手の言葉を聞くことが相手を知る、理解するということに繋がるのかなという気づきを得ました。
・相手の価値観とどう向き合えばよいか、すでに他で学んでいて実践しているところですが、また別の切り口から見ることができて良かったです。
Q.今日の学びをあなたの「実践」にどう活かしますか?ご自由にご意見をお書きください。
・癖に気付き強みを活かし弱みを理解します
・分析してもレッテル貼りはしないようにと思った。
・問いかけを考える。部下の価値観を探ってみる
・おじいちゃんおばあちゃんたちとのコミュニケーション力のパワーアップ
・自分の本質的な価値観を表現してみる
・型にはめず、いろんな思考や価値観を尊重する。傾聴する。会議やディスカッションの場では、【こうあるべき】を捨てる。めから結論を決めつけない。
・今回は、さわりの部分だけなので実践まで持っていくのは、正直難しいと思いました。深めた内容でどのように実践に結びつくのか知りたいところです。