2022年9月度 定例会報告 『会議で褒めよう!~話し合いの質を上げるコツ~』北海道支部

日   時:2022年9月3日(土)130016:301230受付開始)
場   所:札幌市生涯学習総合センター ちえりあ 中研修室2 
参 加 者:11名(会員3名、運営8名) ※コーディネーター2名を含む

コーディネーター:本宮 大輔(もっくん) 木下 紀子(すえ)
テ ー マ: 『会議で褒めよう!~話し合いの質を上げるコツ~』
話題提供者:前田卓也(まえたく)さん

■定例会趣旨(話題提供者からのメッセージ)

会議中に相手を褒めることは会議の質を上げることにつながりますが、まずいほめ方をするとかえって逆効果のこともあります。このワークショップでは、どのようなほめ方があるのかについて学んだあと、実際に模擬会でほめてみる体験をします。会議においてのほめ方が上手になる内容です。

■ワーク概要

1.褒めるって素晴らしい

 なぜほめることは素晴らしいかについて、①脳科学的観点で、②アドラー心理学観点で説明

2.褒め語彙をふやそう

・ ①過去ほめ、②現在ほめ、③未来ほめ、④結果ほめ、⑤プロセスほめ、⑥論理ほめ、⑦非論理ほめ、⑧抽象ほめ、⑨具体ほめ、⑩Youほめ、⑪Iほめ、⑫Weほめ、⑬Theyほめ、⑭三角ほめ、⑮リフレーミングほめ、⑯仮定ほめ、⑰質問ほめ、⑱感謝ほめ、について説明

・定例会参加者がこれまでに実践してきた褒め方を出し合って共有

3.褒める練習をしよう

・模擬会議(今後の北海道支部の定例会の実施形態について)を褒めながら実施

・誰のどの褒め方がグッと来たかについて振り返り

話題提供者からのコメント

今回のテーマは、「会議で褒める」です。ただ、我々はこれまでにたくさん会議で褒めてきた経験がありますので、今さらそんな当たり前のことを休日の午後いっぱいを使って学ぶ意味があるのか?と普通は思うことでしょう。

 しかし、今回定例会に参加された皆さんは、誰一人手を抜くことなく褒めることについて真剣に考えていらっしゃいました。人を褒めるのは素晴らしいことですが、そのためにはその人を良く観察しなければならず大変疲れる行為です。そんな大変な「褒めること」を一生懸命なさっている姿勢に感動を覚えました。たまたま参加された方がそうなのか、北海道の土地柄がそうなのかわかりませんが、私にとってうれしい定例会となりました。「今回一番褒められたのは私かもしれない。」帰りの飛行機の中でふと気づきました。

■コーディネーターのコメント

・本宮大輔(もっくん)

ほめるということを実現するためには、起きていることをちゃんと見て、起きたことの影響を感じ取って、それを言葉にするという結構いろいろな感覚・感性・能力を使っていることを改めて実感することができました。また、話されている中身だけではなくて、場への関わり方への注意力が増して、プロセスを見る力を鍛られていることが実感できました。いろんな場面・場所で使っていきたいと思いました!!

・木下紀子(すえ)

今回の定例会で、改めて 褒める=承認することの潜在的なパワーを感じました。いつくかのミニワークで、これまで褒められたことを振り返り(自分が元気になったこと)、自分の振る舞い(相手が元気になったこと)を考え、段階的に追体験することが出来ました。ワークを通じて気がついた点はできるだけ具体的な事実や客観的な情報に基づき、タイミングよく褒めることで人はモチベーションが高まるのだと思いました。まずは相手をちゃんと観て、良いコミュニケーションを築いてきたいと思います。まえたくさん、素敵な時間をありがとうございました。どんどん褒めていきます!(ワークに夢中になりすぎて、写真撮るのが疎かになり、すみませんでした(笑)

■アンケート抜粋
Q.定例会に参加して「実践」に結び付けられるような気付きがありましたか?感じたこと、学んだことなどをお書きください。

    ・ちゃんと見よう。

    ・褒めるというコミュニケーションの有効性!チービルに大事なマインドですね!

    ・ほめることの大切さ

    ・とくにオンラインの会議では会議コンテンツにしか注意が向いてない。もっと相手の行動や気持ちに注意を払おうと思いました

    ・自分は褒めるのがヘタクソなのが実感出来た。

    ・自分の不注意さに気がついた

    ・ほめと笑いは場の空気を変えること。

    ・褒め筋を鍛えないと、褒める事は難しいと感じた。実践あるのみ!

    Q.今日の学びをあなたの「実践」にどう活かしますか?ご自由にご意見をお書きください。

    ・気づいたことを伝える努力。

    ・初めてのメンバーとPJ組みことが多いので、活用したい!

    ・自然にほめることごできるよう、日々褒め続けます。

    ・オンラインでも、話していることだけに没入しない(特に顧客)

    ・会議と言わずに家族との会話で早速使えると。

    ・注意力の使い方を変える

    ・ほめること重ねていきます。

    ・まずは褒める!

    Q.本日の定例会、また今後の定例会に向け、ご意見・ご要望等をご自由にお書きください。

    ・いいコンテンツなのに人数が少なくてもったいなかったなと。

    ・実践的で面白い定例会だった、こんな感じの定例会にでてみたい。

    ・まえたくありがとう❗勉強になりました❗明日から実践します。


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