2016年2月13日(土) 関西支部イベント 分科会01関西支部

このページは、2016年2月13日に開催した関西支部イベント 分科会のレポートです。

分科会 01 / ファシリテーションの魅力を、あなたの言葉で伝えるワークショップ

「共感」を「結果」につなげる文章術─エンパシーライティング®のワークショップ。エンパシーライティング®は、文章作成のフレームワークですが、それだけではありません。ファシリテーションはもちろん、マーケティング力、コミュニケーション力、企画力、文章力など、プロフェッショナルの仕事力を高める「共感力」に磨きをかけるフレームワークです。ビジネスパーソンをはじめ企業研修や地方自治体、教育機関などで幅広く活用され、"共感される文章の力"で多くの成果を上げている【一生もののスキル】を身につけるために、ぜひご参加ください。

中野 巧 (なかの・こう)

株式会社studio-K 代表取締役社長

「共感」を「結果」につなげる文章の専門家。
大学の建築学科を卒業後、大手ハウスメーカーで住宅の設計の仕事に従事。将来の独立起業のためには営業力が必須であると考え、26歳でゼロからフルコミッション営業の業務に転職。従来型の売り込み営業で結果を出せず、"半年間の給料が25万円" という挫折を味わい、失職する。その後、業界最大手の通信会社の営業職として再度チャレンジし、そこで、顧客と「共感」によってつながることで、営業で結果が出ることを経験する。

それまでの売り込みスタイルではなく、顧客に共感しながら、顧客が必要とする情報をわかりやすく伝えることに徹底し、数ヶ月で全国トップの営業実績を上げ、退職するまでトップの成績を維持。30歳目前にウェブマーケティングの仕事で独立。そして、自身が得た経験を体系化し、ビジネスパーソンをはじめ、に多くの人に「共感力」を磨く方法を提供したいと考え、10年書き続けてきた独自の文章メソッドを1枚のチャートに結晶化し、エンパシーライティング®・メソッドを開発。

「共感」を「結果」につなげる文章術─エンパシーライティング®は、ビジネスパーソンをはじめ企業研修や地方自治体、教育機関などで幅広く活用され、"共感される文章の力"で多くの成果を上げている。日本だけではなく、台湾や中国からの引き合いもあり、2015年7月にはシンガポールの大学での講義にも招かれている。

プログラム概要

【参加人数】 参加者32名+ファシリテーター1名+実行委員スタッフ1名(合計:34名)

基本は4人グループで進行。講師の中野さんの自己紹介と今日の趣旨説明。傾聴についてのレクチャーを受けて、グループで自己紹介。アイスブレイクとして8人で輪になってネームチェーン、まず1度やってみて、名前を映像として覚える方法のレクチャーを受けて再実践した。
グループで学習目標を確認した。言葉と文章の重要性の説明を受け、例として動画「The Power of Words」視聴。
書籍「6分間の文章術」の中で紹介されているエンパシーチャート活用事例をアニメーションで解説した動画を視聴。エンパシーライティングの導入事例として企業や教育機関の話を聞いた。本イベントで配布されたパンフレットの講座案内文を例にしてエンパシーチャートのデモンストレーションがあり、説明を受けた後、グループで意見交換。7分間の休憩。
休憩後はファシリテーションを勧めることをお題にA4サイズのエンパシーチャートに実際に描いた。個人ごとにエンパシーチャートを使って文章を作成し、グループで1人ずつ90秒プレゼンを行った。発表後、ポストイットを貼り替えながら、約2分間で文章の並び替えを体験し、2回目の90秒プレゼンを行った。
全体で質疑応答の時間が5分ほどあり、穴埋め文書作成テンプレートの紹介があり、全体で振り返りをして締めくくった。

ファシリテーター所感

「いままでにエンパシーチャートを描いたことがある人はいらっしゃいますか?」
冒頭の質問に、手を上げてくれたのは、0(ゼロ)名。
エンパシーライティングの講座やワークショップでは、少なくても各テーブルに1人はいらっしゃることがほとんどです。「全員にしっかりとエンパシーチャート描いてもらえるだろうか?」という新鮮な不安を覚えましたが、その不安は開始後すぐに消えてなくなりました。ご参加してくださっているお一人お一人が、とても真剣に、それでいて周りの人に共感を寄せながら取り組んでくださったからです。素晴らしいコミュニティの仲間に入れていただき、私もとても楽しい3時間を過ごさせていただきました。ありがとうございます。

記録者所感

ファシリテーターとして、傾聴や参加者の名前を覚えるためのコツを学べたことは、今後の活動に活かせそうです。またエンパシーチャートの手順に従えば、「タイトル」・「構成」・「表現」を練りやすく、受け手に共感してもらえる文章が作れることをワークを通して体験できました。感覚に頼りがちになる文章作成が、エンパシーチャートを使う事で、体系的に習得できたので、このワーク後も実践の中で活用し、習得していきたいと思いました。「ファシリテーターって何?」と未だに友人から聞かれることがあり、説明に窮することがあったので、このワークに参加し、頭の中を整理できた点も私個人としてとても参加してよかったと感じた点でした。

イベントレポート一覧に戻る