2020年10月定例会3レポート『成人発達理論の加藤洋平さんが11月にやってくる!「ファシリテーターとしての成長」~問い磨き編〜』東京支部

調査研究:東京支部 2020年10月度定例会

テーマ

『テーマ3:成人発達理論の加藤洋平さんが11月にやってくる!「ファシリテーターとしての成長」~問い磨き編〜
 ~加藤洋平著 「成人発達理論による能力の成長」アクティブ・ブック・ダイアローグ(R)~

開催日

2020年10月24日(土)

会 場

オンライン開催(Zoomミーティング)

講師・ファシリテーター

西井佐知子(ニシイ)(FAJ会員,関西支部運営委員)

企画運営担当

立花浩司(たっちい)(FAJ会員,東京支部運営委員)
永野直樹(なが)(FAJ会員,東京支部運営委員)
菊田磨美(おきくさん)(FAJ会員,東京支部運営委員)
石森昌子(もりりん)(FAJ会員,東京支部運営委員)
斉藤俊哉(とっしゃん)(FAJ会員,東京支部運営委員)

参加者数(会員)

16名 *企画運営担当と兼任の4名を含む

一般・見学者数

0名

テーマ詳細 プログラム内容 担当者振り返り 参加者コメントなど

【概要】

日頃、ファシリテーションがなかなか人の成長につながらないとお悩みのみなさま。お待たせしました!
アクティブ・ブック・ダイアローグ(R)で,加藤洋平さんの「能力の成長」を題材としたファシリテーターの成長を磨くガチ対話をやります。
ガチ対話の場での意見は,11月の定例会で直接,著者の加藤洋平さんに間違いなく届きます。
私たちファシリテーターは,実践を伴う「知的な」集団であるはずです。ファシリタティブな場を介した人の成長を,納得せざるを得ない理論とエビデンスで考えましょう。それができるかどうかで,これからのファシリテーターの成長は大きく変わるはずです。
【プログラム】
・加藤洋平著「成人発達理論による能力の成長」をもとに,1日かけて,ファシリテータの成長の視点から著者への問いを明確化することを目的に実施した.
・テーマを「VUCA(Volatility(変動性・不安定さ),Uncertainty(不確実性・不確定さ),Complexity(複雑性),Ambiguity(曖昧性・不明確さ))時代に求められるファシリテーションシップとは?」としたうえで,午前中の個別ワークをしたうえで,午後いっぱいの時間を使い,11月の調査定例会で深めたい問いを3回にわたるブレイクアウトセッションを通じダイアローグを徐々に深めていき,具体的なアウトプットに取りまとめることができた.

【参加者の声】
・オンラインの
オープン・スペース・テクノロジーは使えると思った,
・普通では読まない本について触れることができ,自分の課題や仕事につながる気づきが得られた
・きちんと読もうという気になった.
・サマリーだけ見た時は難しくて頭に入ってこなかったが,対話で深められて良かった.
・メンバーも変わって視点が広がった.
・本の内容の理解という点ではもやもやが残っているが,それも今回の収穫ということでよかったと思っている.
たぶん一人では読まなかったかもしれないし,読み始めても途中で挫折していたかもしれない.
・今日の対話が今後読み進める上での理解を深め,さらなる問いを生み出すことにつながると思う.
・ちょっとだけワチャワチャしていた.
・オープン・スペース・テクノロジー,
アクティブ・ブック・ダイアローグ(R)の作法に拘り過ぎかなと思った.目的に即した柔軟性が大事かと思う.

【企画側の気づき】
・アクティブ・ブック・ダイアローグ(R)の経験豊富なニシイさんに問い磨きのデザインをお願いしたことがよかった.ニシイさんなしに問いを深めることは難しかった.
・ニシイさんがメインファシリテーターとして今回の真の思いを受け止めてくれて良かった.
・定例会の目的と意図が明確であり,ゴールを共有することができたのが良かった.
・表面的な事象だけでなく,奥の深い想いから湧き上がるものが共有されていることが大事だと実感できた.
・案内文も誰かに投げてお願いするのではなく,一緒に作り上げることによって思いを言語化することができ,ジブンゴト化できた.
・ニシイさんは当初,東京支部の定例会に対する不安や警戒心を持たれていたが,昨年度とは東京支部のシステムが変わり,自由度が向上したことに共感してもらえ,今後の協働へとつなぐことができた.
・アクティブ・ブック・ダイアローグ(R)は,単に担当を分けて本に書いてあることを紹介し合うのでなく,書いてあることをもとにダイアログすることが最も重要(ニシイさんに関わっていただけた最大の収穫).
・課題を明確にすることで,今後のアクティブ・ブック・ダイアローグ(R)を用いた企画に活かしていきたい.

報告者

報告日

2020/10/25