2022年1月定例会2レポート『はじめのい~~っぽ 第58回』東京支部

調査研究:東京支部 2022年1月度定例会

テーマ

開催日

2022年 1月23日(日)

会 場

オンライン

講師・ファシリテーター

メインファシリテーター 大島正子(FAJ会員) 

企画運営担当

いっぽチーム:
大川喜教、永井則子、干田尾恵子、伊東瑞穂、杉山貴史、今井祐子(FAJ会員) 5名

参加者数(会員)

6名

一般・見学者数

2名

テーマ詳細 プログラム内容 担当者振り返り 参加者コメントなど

【※本テーマの主目的・検証したかったこと】
「ファシテーションを知識レベルではそれなりに押さえている人に対して、安全な実践の場を提供することで、「はじめの一歩」を踏み出すアシストを行う。加えて、一連のプロセスで企画・実施・観察・改善のサイクルをまわすことでスタッフのフィードバックその他、ファシテーション関連能力の成長を期待する。」
今回、特に話し合いのプロセスにも注意を向けてもらいたいと考えた。

【※主目的・検証したかったことについての実施結果】
安全な実践の場を提供することができ、参加者は多くの気づきを得たようだ。プロセスについても学びが多かったと思われる。

【※実施内容(非参加者にもわかるように)】
・グループに分かれてのワーク(模擬会議+振り返り)を4回実施して、全員がファシリテーターを体験。、スタッフが入って各回ごとにグループで振り返り。
・全体共有
・振り返り

【プログラム】  
基本的には、「はじめのい~~っぽ」定例プログラム

【参加者の声】
・アンケート(回答数7名)では、5段階評価で
Q1. 本テーマの満足度は、5が4名、4が3名。
Q2. ファシリテーション・進行については、5が6名、4が1名。
Q3. プログラムの構成、内容については、5が5名、4が2名。
と、いずれも高評価だった。
・会議で他人の意見を聞いていたつもりだったが、今まで全くできていなかった、ということが分かった。
・ファシリテーターは、いくつも軸を持っておくと良いということを実感した。
・物事を決めるときには、決め方を予め決めておくことも大切だが、出てきた意見を見ながら、改めて目的に照らして再検討することの大切さがわかった。
・ファシリテーターとしては間を恐れてはいけない、相手から引き出すことの大切さを感じた。
・ファシリテーターが要約してしまうのではなく、場に任せてみることの大切さを学んだ。
・進行の流れを考えてから議論することの大切さを学んだ。
・ファシリテーターが自分の意見で仕切るのではなく、場に任せる、ということが分かった。
・最後にグループごとの振り返りを発表するようにすると良いのではないか。
・K)リアルより、オンラインの方が良いくらいではないか。比較してもオンラインの方がやりやすかった。フィードバッカ―の顔が見えなかったので、4人で議論するという意識が高まったように思う。
・K)一人一人の実践の場があって、良かった。
・P)お題には、もう少し制約があった方が、相反する意見を戦わせる部分があって良かったのではないか。
・K)時間配分は良かった。(各ワークは、模擬会議18分、振り返り10-12分)
・P)最後の締めとして、何かセレモニーがあると良い。一案としては、グループごとの気づきをまとめたシートを発表すると良いのではないか。
・P)グループごとの書き込み用スライドに、グループごとの振り返りのシートがあった方が良い。
・グループごとの振り返りは、もっと長くても良い。場面ごとに、その時どう考えたのか、ということも含めて、詳しく振り返ることができると良い。
・以前参加した時には、グループごとにフィードバッカ―がついていなかったが、今回のようにフィードバッカ―がついての振り返りは、内容が深められて良かった。(以前は、議論を聞きながらメモをとって、詳しくフィードバックされていたケースもあり、それも良かった。)

【企画側の気づき】
・フィードバッカ―の役割は、非常に重要。フィードバッカ―の進行による振り返りにより、多くの気づきを得ていて、大きな価値が置かれていることが分かった。最後にグループ別の共有を15分とったが、もっと長くても良かった、という意見も聞かれた。フィードバッカ―の育成も大切だと思われる。
・プロセスを考えてから議論をすると良い、という気づきも多く聞かれ、意図した成果が得られた。
・ケースは、もっとコンフリクトが起きるような内容の方が良いという意見があった。
・「課題」と「お題」という言葉を同じに考えてはいけない。「課題」より、「お題」が良い。
・グループ別の振り返りは、記載するシートを作っておき、最後にそれを発表してもらって終わりにするのも良いかもしれない。
・ブレイクアウトルームとの往復で、少しずつ時間が押してくるので、最後に余裕を持っておいて良かった。
・最初のインストラクションを丁寧にして、参加者が書けるかどうかの確認もしたので、誰が難しそうか最初に把握でき、難しい場合のフォローもお願いできたのは良かった。また、プログラムでやるべきことを勘違いする人がいなかった。

報告者

いっぽチーム

報告日

2022/02/05