2021年7月定例会2レポート『大学生が考えた大学生のためのファシリテーションガイド』東京支部

調査研究:東京支部 2021年7月度定例会

テーマ 大学生が考えた大学生のためのファシリテーションガイド

開催日

2021年7月24日(土)

会 場

オンライン

企画運営担当
浦山絵里、尾上昌毅、吉田聖美、東憲治(以上FAJ会員)
長瀬合央、福田利紗、小川彩華(静岡県立大学国際関係学部学生)
津富宏(静岡県立大学国際関係学部 教員)
参加者数(会員)

12名

一般・見学者数

2名

テーマ詳細 プログラム内容 担当者振り返り 参加者コメントなど
【本テーマの主目的・検証したかったこと】
「大学生が考えた大学生のためのファシリテーションガイド」を8分間読書会のスキームで読み解き・対話することで
お互いの関心事の違いを知るって、結構面白い」と思えるのか?
【※主目的・検証したかったことについての実施結果】
ファシリガイド.png
【テーマ詳細】
静岡県立大学ファシリテーション同好会の大学生が制作した
「大学生が考えた大学生のためのファシリテーションガイド」を※8分間読書会のスキームで読み解き・対話することで、「対話をしながらお互いの関心事の違いを知るって、結構面白い」と思えている。
【プログラム】
1)オープニング
2)「大学生が考えた大学生のためのファシリテーションガイド」を※8分間読書会の体験
3)振り返り
4)ガイド作成者へインタビューと参加者からガイド作成者へのギフト
5)クロージング
 終了後、30分程度のゆるカフェタイム(参加は自由)
※8分間読書会(青木将幸氏)
【参加者の声アンケートより】
1,本テーマでよかった点や改善点、お気づきの点がありましたらお聞かせください。
・教材も良かったし、プログラム作成も無駄がなかったと思います。
・ラストの「学生にギフトを」のくだりでは少々圧を感じて、意見が出るまで時間がかかりました。
・語り合う8分。最初の出だしは、質問に対するそれぞれの回答になってしまっていた。
・広める問いが足りなく反省。
・普段話すことの出来ない世代の方と話すことが出来て良かったです。
・全体の構成、流れがわかりやすく、ストレスなく楽しく学べました。
・丁寧なインストラクションでわかりやすかったです。
・今回、自分たちで「問い」を立てて、違った視点から考えていくプロセスがとても新鮮で楽しかったです。
・自分で「問い」を書く時間は8分もいらなかったと思います。あとに休憩時間もあったので。
・自分たちで問いを立てるセッションの企画がよかった。もう少し時間が欲しかった。
・学生さんたちともっと話したかったです。
・最後の問いが考えにくかった
2,特に、学んだこと、今後に活かしたいと思われたことは何でしたか?
・ファシリテーションのコツ「最初から最後までの様子を目に浮かべ、その場にいる人々の刻々と変化する気持ちを感じる」(3ページ~4ページ)
・教材は自分でワークショップを作る時、参考にしたいと思います。
・限られてた時間でどこまで話を深掘りするのか、難しさを時間できました。また、お題によって場の雰囲気が変わることを体験できて良かったです。
・学生ファシリテーターをフォロウする意識、行動が全くできなかったことを反省しています。
・緊張していたであろう経験の少ないファシリテーターをフォローできなかった。
・どんな態度、振る舞いで対話に臨むのか"、常に自身を客観視していきます。
・アウトカムが"微妙"寄りでした。それは自身が違いを受け留める、かみしめることができていなかったせいかもしれない。今後、意識して違いを楽しみます。
・わかりやすいファシリテーションガイドが手に入り、よかったです。授業をしている大学の学生に紹介したいと思います。
・学生とファシリテーションの話をする上で注意しなくてはならないことがある。
【企画側の振り返り】
・一人で考える静かな時間と対話のある時間の両方があるのがよかった
・8分間読書法は、サマリーを作って見せるという手法は取らずに、各人が読んだ範囲で自分の問題意識で多様な「問い」を生成し、それについて(ランダムに)短く対話するという手法のユニークさが、ABDとは異なると実感した
・対話をする時間なのに、ついガイドの評価になりがちだった
・問いを出す順番を(表示名の五十音順で)最初に決めてしまったのがよかった(同じ問いであっても、出てくるところで視点が変わっていた)
・「問いをつくる」8分間で作られた問いが、もっと対話を促進する問いになるにはどうしたら良いか考えたい
・今回はグループファシリテーターを置いたが、次回は「問いを出した本人」がファシリテーターになって進行するやりかたにTryしてみたい
報告者

東 憲治(FAJ会員)

報告日

2021/08/7