2022年1月定例会4レポート 『言葉のチカラで五感を刺激 ~NLPでオンラインをいきいきと!~』東京支部

調査研究:東京支部 2022年1月度定例会

テーマ

開催日

2022年 1月22日(土)

会 場

オンライン

講師

楯岡かおる(FAJ会員、NLPトレーナー)1名

企画運営担当

柴田千晶、今井祐子、永野直樹、東 憲治(以上、FAJ会員) 4名

参加者数(会員)

21名

一般・見学者数

0名

テーマ詳細 プログラム内容 担当者振り返り 参加者コメントなど

【※本テーマの主目的・検証したかったこと】
内的表象ができている時、どんな感覚かを実感してもらう。

【※主目的・検証したかったことについての実施結果】
多くの参加者が体感できたと言っていた。
(ファシリテーションへの応用について考える人もいた)


【※実施内容(非参加者にもわかるように)】
言葉をかけられただけで映像が見えたり、音が聞こえたり、体の感覚が変わる体験をしてみませんか?
このワークショップでは、五感に訴えるNLPの言葉の使い方を学びます。

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一生懸命話しているのに、相手がポカンとしている時ってありませんか?
その時相手の心には、全くイメージが浮かんでないかもしれません。
全然違うイメージが浮かんでいるときもあります。

例えば個人で目標を作る時や、組織で将来について話し合う時、
あたかもその場にいるかのような臨場感を持てる場合と、
そうでない場合では、その後の実行度合いが違います。

NLPでは、言葉を使って、視覚聴覚体感覚を想起し、トラウマ解消、コミュニケーションの改善、思い込みの解消など、様々な介入を行います。

今回の定例会では、言葉と五感、気持ち、体の反応、の関係を学び、実際のNLPワークも体験します。
その上で、ファシリテーションにおいて、より臨場感のある言葉の使い方について考えます。

※Neuro Linguistic Programming(神経言語プログラミング)の略。

人間が見たり聞いたり体験したことを、各人がどのように認識し、どう考え行動するかを研究し、体系化したもの。
元々は欧米を中心にセラピー(心理療法)の分野で急速に広がり、現在では、ビジネスシーンでも幅広く活用されています

【プログラム】  
・NLPについて
・言葉(朗読1)を使ったWS
・共有
・言葉(朗読2)を使ったWS
・ハーベスト
・チェックアウト

【参加者の声】
・質問をそろえたことで、どのグループでも同じレベル感で話ができた
・NLPの基本をもう少し説明していただければ。。。
・少し分かりにくかった
・問いの表現の仕方で、収束しやすい形と発散しやすい形があるかもと気付きました。
・NLPの復習になりました。ファシリテーションへの新しい活用方法に関しては、まだ自分の中で合致しきっていません。
・五感の感じ方の違いの大切さが理解できました。それをどう扱うかは課題だと感じました
・LPのことがある程度理解できた
・自分の五感の強いとこ、弱いとこが分かりました。
・NLPのワークは実際体感が得られて良かったです。
・最後のファシリテーションにどう活かすかという部分が難しかったです。
・全体にチャレンジングで楽しかったが、進行については「何をやったらいいのか?」やや説明不足の点を感じた。
・NLP本は何冊か読みましたが、独り読書だけでは決してできない体験/意見交換/気づきの場をご提供頂いたことが一番うれしかったです。
・事前知識がほとんど無い状態で参加しましたが、NLPのエッセンスはなんとなく理解できましたし、分量もちょうどよく、グループワークも楽しく話せて、私は参加できてとてもよかったです。
・NLPについてもう少し学びたいと思いました。
・振り返りのために、今日の資料を是非に共有頂きたいのですが、お願いできますでしょうか。(別途アンケートには回答しています。)

・自分で話した表現だと相手にはふつうに別のイメージが浮かぶことがわかりました。大事な場面ではよく確認、イメージを合わせるのは必要と思いました。
・ごめんなさい。何のためにこれをしているのかが伝わりにくかったです。
・コミュニケーション能力のスキルアップを目指したいと思います
・五感や表現力をつかって、内的表象を作り出すことが大事だという事が分かった
・人によって感覚の優位性が異なることを知ることができた。これから問いかけするときは、五感を意識して投げかけするようにしたい。内的表像はこれまでの経験が元になるので、小さな頃からのあらゆる体験が内的表像の豊かさに繋がるのかなと思いました。
・バランス感覚を持ちたいと思いました
・NLPをまずは自己コーチングに活かしたいと思っています。
・視覚以外の感覚も使ったすり合わせをしてみようと思います
・内的表象の個々の違いは、確認を丁寧にしていくことで誤差を縮めていく。また、話し合いのゴールのイメージをすり合わせるのに、内的表象を聞くという使い方はありかなと思いました。
・お相手のVAK優位を感じ取りながら、相手にどう伝えていくかを、お相手によって瞬時に切り替えられるようにしていきたいなと思いました。
・言葉の使い方、相手によるイメージの拡げ方、研修の組み立て方
・同じ話を聞いていても、一人ひとりのクライアント様の受け取り方や理解が違うことがよおく分かり怖くなりました。視覚・聴覚・感覚のすべての切り口から質問やリードができるようになりたいです。クライアント様のふるまいを変えられるようになれれば、どんなに素晴らしいかと思います。
・同じ言葉を聞いても、人によってイメージが違うことを体験しました。そもそもイメージが浮かびにくい人もいるということなので、五感ベースの表現を使うことで相手にイメージを持ってもらうことにトライしたいと思います。


【企画側の気づき】
1,感想と良かった点
・何かを体感してもらい、それを各自の現場でどう活かすかは各々考え実践する...、というタイプのワークショップは、満足する人と、あくまで「どうしたらいいのかというノウハウがないと何のためにやってるのかわからない」という人がいるので、今回はチャレンジだった。
・参加者の体験談を聞くと、かなり深い体験をした人が多かった。
・日常の体感との違いがわからない人もいたので、比較の体験を造れば、もっと違いがわかったと思う。 
・全員の捉え方は違うが、「内的表象が描かれている」事を実感してもらう、という点においては狙い通り。
・通常はワークの内容から考え、口上文、タイトル、と決めていくが、タイトル→口上げ文→募集ページ→内容という全体型のやり方で初めてやった。
・青空朗読を使うアイディアは新鮮だった(NLPのセミナーでもやっていない)。
・朗読を聞いただけで、五感が刺激され鮮やかな内的表象ができる参加者が多くいた。
・ウォーミングアップのワークがうまく機能していた。
・予定通りの時間だった。

2,今後のチャレンジ
・人間の認知の基本機能に関する事なので、当然ファシリテーションにも深く関係がある内容だが、参加者によっては、もっとファシリテーションのブリッジが必要だった。
(ファシリテーションにどう生かすかの前に、そういうワークを入れても良かった)

報告者

東憲治(FAJ会員)

報告日

2022/02/05