2022年7月定例会レポート2『ファシリテーター養成ギプス「Ecrit(エクリ)」を体験しよう!』東京支部

調査研究:東京支部 2022年7月度定例会

テーマ

開催日

2022年 7月 23日(土)

会 場

オンライン

講師・ファシリテーター

前田卓也 増平貴之 大西麻由子 吉末直樹(以上FAJ会員)5名

企画運営担当

前田卓也 増平貴之 大西麻由子 吉末直樹(以上FAJ会員)5名

参加者数(会員)

20名

一般・見学者数

0名

テーマ詳細 プログラム内容 担当者振り返り 参加者コメントなど

【※本テーマの主目的・検証したかったこと】
「Ecrit(エクリ)」というツールは、議事録作成ツールなのですが、会議でファシリテーターを助けてくれる便利な機能がたくさん詰まった見える化ツールです。
このワークショップでは、「Ecrit(エクリ)」というツールについて一通り説明をした後、皆さんにツールをたくさん触っていただけます。アジェンダを作成したり、TODOリストを作成したりします。音声入力機能もあるので皆さんが話した内容が文字になって議事録に記録される体験もすることができます。
一通り「Ecrit(エクリ)」について詳しくなったら、どういう分野に「Ecrit(エクリ)」が応用できるのかについて話し合いをします。

【※主目的・検証したかったことについての実施結果】
・ファシリテーション教育、ファシリテーションの普及に役立つことがわかった

【※実施内容(非参加者にもわかるように)】
・Ecritについての説明
・Ecritを実際に触り、操作方法や機能について学ぶ
(アジェンダ作成、タイマー、結論、音声入力、ツッコミ機能など)
・このツールがどういう場面でどのように役立つかを対話する

【参加者の声】
・ファシリテーターのやることが可視化されたツールに出会えて使い方を考える機会となりました。まずはフリーアカウントで社内で試したいです
・システムが止まると、この手のワーク止まりますね。
・音声認識はよくできていました、文字の意味解析と議事進行で付加価値が付いたらより便利になりそうです。
・いつもとは違った視点からファシリテーターの役割を考えるきっかけとなった点がよかったです。
・事前準備で必要な項目の洗い出しの参考にしたいと思います。生身のファシリテーターとして何ができるのかという点を考えながら実践していきたいです。
・登録の仕方をもう少し詳しく教えて頂けると良かったと思いました。
・会議ツールの現状をよく知ることができた。
・新しいソフトを楽しんで親しめる工夫された進行だったと思います
・ファシリテーションのテンプレートがあると良いと再認識した。
・Ecritがうまく機能しきれなかったことも含めてチャレンジングが定例会。参加者、HOSEIにも貴重な機会と思う。完成版を提供するのでは単なる宣伝になるので、製品を開発改良していくプロセスであればFAJの調査研究としてを大いに活用していいと思う。それがFAJの理念であるファシリテーションに普及、浸透につながるはず。
・極めて基本的なことであるが、アジェンダ、決定事項、ToDo、検討事項・課題を進行中も参加者に常に意識できるようにすること、会議のプロセスを振り返る習慣化。
・理由はともあれ、システムダウンの分Q3を一つ落としてます。しかしながら、そういったトラブルでの対応も含め、楽しかったです。自分のファシリテータとして不足している部分の補強および今後の強化(養成ギプス)として、使用してみたい。
・Ecrit に関するさまざまな意見を聞くことができた。
・Ecrit のようなツールの発展にかかわりたいと思った。
・サーバの負荷で中断してしまいましたが、リカバリーも含めて、そういう定例会もありだなと思いました。
・音声認識機能の有用性の認識が高まった。
・すべて5にしたかったのですが、エクリちゃんがご機嫌斜めだったこともあって4にさせていただきました。FAJ用のエクリちゃんが使えなくなっても、急遽商用の環境で試用させていただけたことについては、とってもありがたかったです。そして、この点がよかった点になるかと思います。
・エクリちゃんを使ってみて、改めて「アジェンダ(所要時間も含めて)」を事前に可視化して共有しておくことが大事なんだなと思いました。そして、「決定事項」「TODO」「検討事項」を参加者全員で話し合って決定して、その場で共通認識できる点が良いなと思いました。
・企画も当日の柔軟な対応もとても良かったです。冒頭で、初めてのアプリを紹介される際、口頭説明のペースが速すぎて、カーソルの指した場所の位置を確認したときには、次の機能の説明に行っている。年寄りには、ついていくのがキツかった(Q3の▲1点)。年を重ね、視力も聴力も理解力も衰退してくると実感するキツさを感じ、自分らの鍛錬を促すキッカケにできたことは感謝m(_ _)m。
・音声入力は魅力ですが、私なら、ファシリテーションツールとしては使いたくない。
・記録文字数が多すぎて、その場での共有ツールとして遣いこなせない。
・発言者の名前が残ってしまい、「誰が発言したかより、何が発言されたか」の板書の基本に添わない違和感。
ECRI①は音声無しで、ホワイトボードのような共有ツール。
ECRI②は、後刻確認用の音声入力装置(画面表示は必須ではない。)
の2つが並行して使えると、リアルで活かせそうに感じました。

【企画側の気づき】
・定例会やその他の行事において不測の問題や障害が起きた際の対応について、あらかじめそのシナリオと心の準備をしておく事が肝要だと感じました。
・FAJの会員は、不測の事態が発生しても皆穏やかであり学ぼうという気持ちが感じられます。
・定例会において採用するトピックへの対応ができるように自分の得意分野の勉強を続けようと考えました。
・ファシリテーターの話し方についても落ち着いて話せるようにトレーニングを重ねることが大事と感じました。
・ワーク中にシステム障害が発生し、Ecritが使えなくなってしまった。定例会としては非常にまずい状況だったが、参加者の方の対応が暖かく、とても感動した。システム対応をしている担当に優しく声をかけたり、シーンとなってしまった場に楽しいネタを投入してくださったり。FAJが凄腕のファシリテーター集団であることがわかる瞬間だった。本来このワークはEcritについて考えるテーマだったが、ファシリテーターのとっさの対応力、安心感がかいかに重要であるかを気付かされた。ただ、参加者の皆さんに甘えることなく、今後システムを使うワークの場合は、性能予測やバックアッププランなどしっかり準備することを反省点として残しておきたい。
・東京支部での企画は初めてだったが、共同企画メンバーの温かいサポートで楽しく準備から開催まで進めることができた 
・当日、予期せぬシステム障害でトラブルが発生してしまったが、参加者の皆様の温かさとMFの機転と対応力のおかげで無事に最後まで会を続けることができ、本当に感謝だった。失敗から学ぶというFAJのポリシーの元、皆さんが励ましてくれたことに感謝している。 
・デジタルツールをファシリテーションにどう活用していけるか、参加者の意見を共有したことで、皆に発見があったと思う。テーブルファシリテーター不足に使える、という視点は興味深かった

報告者

前田卓也 増平貴之 大西麻由子 吉末直樹(以上FAJ会員)

報告日

2022/8/27