2023年 3月 25日(土)
葛飾シンフォニーヒルズ4階 コンチェルト
今井 祐子、大石 寿宏、吉末 直樹、大内 修平 、山崎 努、向山 聡(以上 FAJ会員)5名
今井 祐子、大石 寿宏、吉末 直樹、大内 修平 、山崎 努、向山 聡(以上、FAJ会員) 5名
5名
2名
【※本テーマの主目的・検証したかったこと】
ファシリテーションは、準備作業における工夫が8割だといわれ、準備の工夫次第で場の流れが大きく変わる。現場での仕切りはセンスを要求されるが、会議準備は、知識や経験で確実に向上させることができる。準備に必要なスキルを向上させるために、会議の準備について掘り下げる。
今回は、準備の中でも基本となるOARR、特に「メンバーの役割」を見直すことで会議やプロジェクトが一変するということを、ケースワークを通じて感じ取ってもらおうとした。
【※主目的・検証したかったことについての実施結果】
参加者の反応を見る限り参加者の「役割:ROLL」について考えた経験が無かったようで、新しい視点を持ち帰ってもらうことができたと考えられる。
【※実施内容(非参加者にもわかるように)】
[プログラム]
*事前レクチャ、内容説明
*ラウンド1(会社で良くありそうな対立型ケース)
*ミニレクチャ
*ラウンド2(地域で起こる事例をケースに)
*今日の学びを語る
*今後に活かす/今日の内容への意見交換
【企画側の気づき】
●企画面では「会員が普段、気になること/うまくできないと感じること」を出し合って、その中の一部を構成要素とした。主催をした経験が無いメンバーが多かったが、ケースワークつくりや全体構成作りなどを身に付けるために、実践的な場になったと思われる。
●運営面では「定例会の内容を分業して進めるが、統一感を崩さない」という捉え方で進めたが、予定通り「すみわけ」ができ、自主的な経験を積むことができた。
●内容面では「対立や、責任逃れが起きやすい会議・話し合い」のケースを作り、それを材料として「会議準備」に焦点を当てる内容を話し合い、解決・改善方法を考えてもらう形になった。
「準備」ではなく「会議自体の中身」に考えが飛んでしまう方などもおり、「多くの方が陥りやすい傾向」を把握できたように思える。
●会場を締めなければならない時間を確認することを失念していました。確認すべき事項について把握しておくことが大切ですね。
●参集者のターゲット像が明確だったのが良かったと思います。初心者が多く集まり話し合いもスムースでした。
●時間がなかったのでKPT(振り返り)を割愛しましたが、今回の内容からすると、2事例の話合いの進め方についてOARRの観点から振り返りが重要であったような気がします。
●定例会を複数のメンバーによるチームで運営しました。当初のスケジュール通りに進めばよいのですが、時間が押した場合と余った場合に対応できるようにタイムマネージメントを行う事の重要性を身をもって体験しました。
●メンバーで運営について振り返りを行い、こうすればよかったという多くの気づきを得られました。この点は次の定例会に生かしていきたいと考えます。
【参加者の感想】
参加理由は、「テーマやプログラムの内容に興味があった」「自分の仕事や活動に役立ちそうだ」というものが多く、事後の評価も概ね高い。
また定例会内で「参加歴の短い会員が経験を積みながら作成した」ということを説明したところ「定例会の企画チームに参加してみたい」という方々が半数を占め(スタッフ外で)、企画実施への動機付けもできたと思われる。
今井祐子(FAJ会員)
2023/4/23